50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

独り旅の方がどれほどかつらい目に会っていたでしょう。

2015-11-08 20:01:31 | 小説
独り旅の方がどれほどかつらい目に会っていたでしょう。
「シャワーして着がえてきます」
と敏彦が嬉しい声を残して離れていった。
岬ホテルで、二人は予定通り、まるで優秀なシナリオのテレビドラマに出演中だ。それが今ふっと崩れかかる。

(つづく)


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