電車は宇礼市に滑り込んでいってた。・・・ 2015-06-11 20:23:02 | 小説 電車は宇礼市に滑り込んでいってた。理恵は、プラットホームででむかえているだろう男への目印、深紅のバラが咲く紙袋に手をのばした。目線で、先に降りると敏彦に言い、 「はい」 と言う彼の明るい声に、理恵は目を細める。投げキッスを残してやりたいけれども。 「岬ホテルで」 と囁く風に言って窓際の席から立った。 (つづく) #小説 « じろりと乗客をふり向きざま... | トップ | 通路に立つ時、・・・ »
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