カルガモ親子の引越しの様子は、TVでもよく報道されます。
親鳥のうしろを雛鳥がついて歩く姿は何とも可愛らしい。
カルガモは春になると繁殖期に入り、産卵・子育てに取り掛かります。
産卵をする際は、卵を隠すために水辺の草むらや竹やぶなどに巣を作ります。
しかし孵化して雛が歩けるようになると、今度は雛が餌を確保できるように適した場所へ引っ越しをするのです。
そもそも親鳥は、雛鳥に餌を与えないため、雛鳥は親の姿を見て自力で餌をとり成長するのだそうです。
また、カルガモには「刷り込み」という、孵化した後に最初に見た動く物体を親とみなす習性があります。
雛たちは刷り込みによって親と認識した相手の後をついてまわり、その行動を学習しながら成長していくのです。
そのため引越しをする際も親鳥を先頭にしてその後ろをついて歩き、その姿が整列をしているように見えています。
自然界は厳しいのです。
S.ARIYOSHI
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