ある牧師から

ハンドルネームは「司祭」です。

韓国旅行(20)富川

2006年11月30日 | 韓国&中国旅行
日本植民地時代にソウル(当時は京城)明洞(ミョンドン=ソウルの繁華街)の猛者として鳴らし、解放後国会議員になった金斗漢(キム・ドゥハン=ドラマ上ではトップの写真の中央の人物)という人がいるのですが、この人の一代記をドラマにした野人時代というのがあります。韓国では大ヒットしたらしいですが、日本でもCSテレビで放映していた事があり、私も何度か見たことがあります。この人物の生き様もなかなかおもしろいのですが、私には背景の街並みが、今は韓国のどこにもない路面電車がはしっていたりと、興味をそそるものでした。

実は京畿道の富川(プチョン)市にこの撮影所があります。まあ正しくはあったと言った方がいいでしょうか。今どうかわかりませんが、2003年の2月に富川に行った時にはありました。

ところで富川市とは、ソウル市と前回書いた仁川市の間にあります。仁川はソウルの外港で日本でいえば横浜だと書きましたが、だとすれば富川市は日本でいえば川崎市でしょうか?下の地図の赤丸つけたところです。



まあ今回はその野人時代の撮影所をご案内しますね。ですから場所は富川市でも、内容は昔(たぶん解放直後くらい)のソウル市明洞です。



和信百貨店です。三越京城店(現新世界百貨店)と並び、当時のソウルを代表するデパートだったようです。



明洞の文字がありますね。居酒屋のようです。今の韓国では漢字による表記はあまりありません。



実際にこんな街並みだったのでしょうか。



チョンノ警察署です。



映画館ですね。




そしてテレビでも見た路面電車ですね。ある意味当時のソウルを象徴するものであったようです。1968年まではしっていたようですよ。

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ところで、韓国旅行と中国旅行のお話を交互に書いてきたのですが、中国旅行の方はどう書いてもあと4回ぐらいで終ってしまいます。ですので、中国旅行のお話は少しペース落としますね。韓国旅行3回に対して1回くらいの割合で書きたいと思います。

P.S. あっ、11月は皆勤賞でしたね。ところで明日はゲテちゃんのUPになると思いますので、苦手な人は見ないで下さいね(笑)。
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韓国旅行⑲仁川

2006年11月20日 | 韓国&中国旅行
   
もう今はソウルよりも近い韓国。そう、仁川(インチョン)国際空港のある街。まあ私のように船でばかり行っている人間にはあまり関係ないけど。それはそうとして、飛行機でいった場合、仁川の街自体は素通りされちゃう事が多いですね。けど仁川は、日本でいうならば横浜にあたる感じの、ソウルの外港の大きな街。広域市(日本の政令都市みたいなもの)です。



地図の真中の白いところがソウル市。その左の白いところと島嶼部が仁川市。

で、まあソウル市からは地下鉄1号線が(たぶん国鉄に)乗り入れています。



この地下鉄路線図は、首都圏地下鉄路線図の一部です。(クリックすれば全体図になります)。右上方の丸付けておいたところがソウル駅で、濃い青い線を左下に下がっていくと仁川方面です。途中で2つに分かれていますが、向かって右下の方に行っているのは、前回書いた水原方面の線です。つまり地下鉄の1号線は、水原方面行きと仁川行きがある訳です。まあ東京で有楽町線乗ったら、東武線方面行きと西武線方面行きがあるみたいなものです。

ただ日本の場合は営団から他の路線に乗り入れると料金が両方の分丸々かかっちゃいますが、韓国の場合はそういうのは無し。だからソウルから仁川まで、たしか1,000ウォン(100円以下)ぐらいで行けちゃいます。

そして仁川市営地下鉄もあります。上の地図では、濃い青い線が左下の方で水色の線と交わっていますね。その水色の線がそうです。ソウルの地下鉄から仁川市営地下鉄内行きのキップを買っても、やはり同じ乗り継ぎ計算で行けます。仁川市営地下鉄は将来は3号線まで計画されているようですね。



この地図では緑の線がソウルからの乗り入れ線。紫の方が市営1号線ですね。

さて、仁川市の私のお薦めスポットは、総合魚市場です。ずっと前に書いた仁川フェリーターミナルの近くにあります。残念ながらここには鉄道で行く事は出来ません。どこかの駅からバスで行くことになります。方角でいうと、海沿いの南側になります。

韓国の有名な魚市場というと、釜山のチャガルチ市場があります。チャガルチ市場は青空市場も含めた広範囲な部分の事をいうのですが、仁川総合魚市場は大きな建物の中ですべて完結しています。



今日のWebのトップの写真がまあ中の様子ですね。下の写真は個別のお店です。



↓写真の向かって左下の水槽の生き物、なんていうのかわからないんですよ。聞けばよかったな。ちょっとグロいですかね。でもどうやって食べるんだろ。



真ん中の水槽はナマコで、右はホヤだと思います。この建物の中には、買ったものを即刺身にしてくれるお店もあるんですよ。

飛行機で韓国行った場合、ソウルに直行しないで、仁川の街を歩いてからソウルっていうのもいいんじゃないでしょうか。

首都圏広域鉄道路線図
人文社
人文社
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中国旅行⑮北朝鮮との国境の街

2006年11月08日 | 韓国&中国旅行
10月13日の投稿の続きです。

延吉に滞在していた期間、1日使って国境の街“図門”に行ってみました。延吉駅前からバスに乗って行くのです。鉄道も一応図門まで行ってはいるのですが、やはり本数が少ないですからね。バスだったらマイクロバスが、1時間に1本ぐらい出ていたように記憶しています。



10元って150円ぐらいです。

地図を載せますが、下のほうのすみれ色のところは北朝鮮ですね。


 
右上の距離数を示す記号の0の下方黄色丸が延吉、30㌔の下方が図門(文字が少し違いますね)です。つまり大体30㌔の間隔があるという事です。バスで一時間ぐらいだったでしょうか、図門駅につきました。



延吉の街を出るとかなりの田舎になります。その事からすれば、図門に着くとそこそこの街に来たという感じがします。しかし延吉に比べるとずっと小さな街です。お店の看板は、延吉の街と同様どこも、向かって左に漢字、右にハングルというものでした。

この街の目的は、あくまでも北朝鮮との国境に行く事でした。いわゆる北朝鮮本で、国境の図門江を越えて脱北したという事を結構読んでいたので、まあそこに行ってみようと思ったわけです。

駅からさほど歩かないところに、北朝鮮との間にかかる橋がありました。



向こう側は北朝鮮です。手前の二重赤線が国境ですが、確かもう少し先までは行く事が出来たように思います。あら、そうすると私、実際に一度行ったのと、板門店で休戦ライン跨いだのと、ここで越境したのとで、合計3回北朝鮮行ってるんだ。

観光客向けなのでしょうか?橋の近くに売店があって、北朝鮮グッズをいろいろ売っています。金日成バッジ買っちゃいました。本物でしょうか?(トップの拡大写真)

この橋から少し離れたところの川辺に行くと、北朝鮮に手が届きそうな場所もあります。



ここなら誰も見ていなければ、確かに脱北出来ます。

一応この街が、この時の中国旅行の一番奥でした。後は瀋陽と丹東に行く事になります。 つづく
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韓国旅行⑱水原

2006年10月30日 | 韓国&中国旅行
韓国旅行の話、京畿道(キョンギド)に行きます。ソウルの周辺の、日本でいうなら「関東地方」っていう感じですかね。下の地図の中央部に白い地域が2つありますが、より中央の方がソウル、向かって左の海に面したところと島部は仁川(インチョン)市です。ソウル市は特別市、仁川市は広域市という扱いになっています。まあ広域市っていう呼称は、日本語に翻訳する場合だったら、政令指定都市ってしてもいいんじゃないかと思いますけどね。



地域の分け方でいえば、ソウルは京畿道とは別にされる事が多いようです。このブログではどうしましょうかね。まあそんな事で悩む必要はないかもしれません。で、今回は水原(スウォン、まあ普通はスーウォンと伸ばして発音する)について書きます。

下の地図、アルファベットでも地名が表記されていますね。右上の部分がソウル市です。



右下が水原市ですね。京畿道の道庁所在地です。日本でいえば「さいたま市」っていう感じかな?2002W杯の行われた街でもあります。ソウルとの間に鉄道の表記がありますね。ソウルと釜山を結ぶ京釜線です。 ソウルの郊外とこの水原の間には、ソウル市の地下鉄が乗り入れています。京釜線は非電化ですが、この区間は電化されています。複々線であったかもしれません。ソウル⇔水原は1時間ぐらいです。

まあ、ソウルから近いですからね、何度か行った記憶がありますが、やはりこの街で一番有名なのは、華城(ファソン)でしょうね。城といってもいわゆる長城です。私も詳しくはわからないのですが、李氏朝鮮時代の1796年に出来たものだそうです。その時代の重要な街並みを、取り囲んで守るものだったようです。

門は八達門、華西門、長安門・華虹門、蒼龍門と四箇所あり、下の写真はその中でも正門ともいえる八達門(パルタルムン)です。



↓こんな感じで、長城の上は歩く事が出来ます。1周すると5,5キロあるそうです。私は半周だけした事があります。結構気持ちがいいですよ。ちょっとしたウォーキングコースです。



下の写真は、手前が長安門で向こう側が華虹門だと思います。八達門とは反対の位置にあるものです。



私が華城に行ったのは、もう随分前の事なので、最近の事はよくわかりません。なにか新しいものが出来ているかもしれません。まあソウルから近いし、観光スポットとしてはお薦めできるところですね。水原カルビといわれる焼肉も有名です。




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中国旅行⑭延吉の街・続き

2006年10月13日 | 韓国&中国旅行
9月17日の続きです。中国語は出来ないけれど、韓国語だったらまあ大丈夫な者が、朝鮮族の人を頼りに中国東北部を旅した時の事を書いています。



前回書いたように、延吉の街の中心街はとても洗練されていました。しかし「地球の歩き方」を見ると、駅裏はスラムと書かれています。そこに行ってみようとと思ったのですがかなり遠いです。下の地図の右上の、道が碁盤目状になっている所が延吉の中心街で、私が宿をとっていた所です。駅裏に行くにはぐるっと遠回りしていかねばなりません。



バスに乗ったらとんでもない方向に行ってしまう事もあります。それで思いきってタクシーに乗ってみることにしました。街の半分は朝鮮族なのですから、運転手さんもそうである確率同じです。


(延吉のタクシーはみんなこんなデザインです)

拾ったタクシーに乗り込んで、朝鮮語で話しかけてみるとちゃんと言葉が返ってきました。 ラッキー、朝鮮族の運転手さんです。それで目的地に行く事が出来た訳です。うーん。中心街とは全然違う街並みがそこにはありました。レンガ造りのそまつな家ばかりでしたし、人々の着ているものもきれいとは言えません。中国の現実を見た思いでしたね。

帰りはバスで中心街に戻りました。中心街から郊外に行くバスはどこに行くかわかりませんが、郊外からのバスはまあまず中心街に行きますからね。案の定大丈夫でした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

延吉の中心街で漢族の食堂に入ってみました。朝鮮族の店もたくさんあったのですが、韓国と同じだったらつまらないからです。メニューを見ると、5元(75円くらい)からあって、一番高いのでも30元(450円ぐらい)です。せっかく安いんだからこの中では高いものにしておいしいものを食べようと思って、メニューの30元のものの中の一つを、あてずっぽうに指差しで注文しました。さて何が出てくるでしょう。

ラッキー。30センチほどはあると思われる、お魚丸々一匹のから揚げあんかけです。これはおいしかった。 横浜の中華街で一度だけ何人かでこういうの食べた事あるけど、ウン千円だったよなあ・・・なんて思い出したり。

それで2匹目のどじょうを狙って、延吉滞在中にもう一度その店に入ったのです。同じように30元のものの中からあてずっぽうに、(たぶんこうだと思うのですが=ブログには文字化けして入らない文字です)というのを注文しました。なんだと思います?
       
イカのてんぷら(日本のとは衣がちょっと違う)が、大きなお皿に山のように盛られてきました。近いものとしては上越高田のスル天でしょうかね。スル天の方がずっと高級感があります。値段が高いのは、「いいもの」ではなく「量が多い事」だったのです。まあ大人数で食べるものなんでしょうね。中国料理ってそもそもみんなで食べるものです。

でもおいしくて結構食べましたけど、さすがに胸一杯で全部食べきる事は出来ませんでした。 つづく
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