聖書 マルコによる福音書4章30~32節
説教 「神の国はからし種」
「からし種はどんな種よりも小さいが、蒔くと成長してどんな野菜よりも大きくなる」ということを、マタイによる福音書6:20ではイエス様が「からし種一粒ほどの信仰があれば、この山に向って『ここからあそこに移れ』と命じてもそのとおりになる」と言われています。信仰はからし種ほど小さくても良いということです。
イエス様がこれを話されたのは、病気の息子を持つ父親がイエス様のところに来た後です。この父親は息子をイエス様の弟子たちのところに連れて行きましたが、病気を治してもらうことは出来ませんでした。イエス様は「なんと信仰のないよこしまな時代なのか」と言われました。弟子たちは信仰によってではなく、何かほかの思いがあって病気の息子を治そうとしていたのだと思います。
それに対してイエス様は、「からし種一粒ほどの信仰があれば」と言われたのです。信仰というのは、長さや大きさではなく、向いている方向が神様の方向であることが大切なのです。
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