ある牧師から

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陰謀論はカルトにつきものである

2021年01月09日 | 宗教問題・カルト問題

江川昭子氏のコラム選挙不正を言い募るトランプ支持の「カルト性」に警戒をによるならば、「陰謀論はカルトにつきもの」だそうだ。

陰謀論とは、「ある出来事や状況に対する説明のことであり、他にもっともらしい説明があるにも関わらず、邪悪で強力な集団や人物による陰謀や謀略が関与しているとするもの」だそうだ。

昨年末までネット上に流布していた「異端カルト捏造」も陰謀論であった。裁判で「異常な団体では無い」と判決が出されているのにもかかわらず、一部の人によって「正統的キリスト教とは異なる異端性や、自分たちが否定してきた関係諸団体が張在亨によって設立された国際的な連携をもつ組織であると事実認定されている」などという、あたかも異端性や支配性が事実認定されたかのごとくの吹聴がなされることによって「異端カルト論」が出来上がったのである。

ここで江川氏の「陰謀論はカルトにつきもの」という発言に戻ろう。江川氏は「カルトメンバーは、そのリーダーを絶対視し、それと共にある自分たちは絶対的な正義であり真実の側にいると信じる。都合が悪い事態が起きても、事実を直視し、『自分たちに原因があって問題が起きたのでは』と自省することはない。『それは事実ではない』と否認するか、『不正があった』『裏には○○がいる』との陰謀論に走る」とも書いている。

「裁判に負ける」という都合が悪いことが起こっても、「それは事実ではない」「裏には○○○がいて○○○の命令でやっている口封じ訴訟なのだから、名誉毀損など司法上のことだ」などというリーダーの言葉に盲目的につき従っていったのだ。

「異端カルト論」を吹聴していた人たちは、自分たちが知らず知らずのうちにカルト化していたことを認識するべきである。


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