ある牧師から

ハンドルネームは「司祭」です。

ヨハネによる福音書15章1~5節(2020年6月21日)

2020年06月21日 | 説教要旨

「豊かに実を結ぶ」

わたしたちの教会の今年度の年度主題は、「成長させてくださる神様」で昨年度と同じなのですが、主題聖句はかわっています。今日の聖書の中の、「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ」です。実は種を蒔くと茎になり枝になって結ばれます。

では種とはなんでしょう。種はイエス様の福音です。神のひとり子がこの世に来られて、わたしたちの罪のために十字架にかかって、神の力によって復活させられ、私たちをも復活にあずからせてくださって、イエス様の命の中に生きる者として下さっているということです。この福音の種がわたしたちの中に蒔かれているのです。イエス様につながっているならこの種が成長し、わたしたちの中でも実がなるのです。それが聖書の言う「成長」です。

パウロさんはその実は「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」であると言います。これらの実を実らせるためには、「神様が私たちを愛してひとり子をこの世に送り、ひとり子のイエス様は十字架にかかって死んでわたしたちの罪を赦して下さった」という福音の出来事が先立っていることを知っておくことが大切です。

イエス様につながっているということは、この福音の出来事につながっているということ、つまり「神様がわたしたちを愛していて下さる、イエス様がわたしたちの罪を赦してくださっている」ということをしっかり知っていれば実がなるのです。


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