うどん市 朝暘店

鶴岡市にある,讃岐うどん専門店です。
ご家族皆様でお気軽に楽しめます。
どうぞ皆様お越しください。

遊佐めぐり その3(終)

2012年10月31日 | スタッフのおしゃべり

最後におじゃましたのが「語りべの館」古民家を解体して、復原した立派なお屋敷。

そこで「とんぴんがたりの会」さんから遊佐に伝わる昔話を聞きました。

語りべを直接聞くのは初めてでしたが、なんとも面白いものですね。

「むがーし、爺さまと婆さまが・・・」 と始まるお話は庄内弁で遊佐なまり。

山に「手なが足なが」というお化けがいた3本足のカラスの話。♪

聞きながら想像している子どもが「ちょっと怖い」とささやきました。情景が目に浮かんだのでしょうね。

「へー(屁)いらねがー」という屁売りの話。

おならの話とかって子どもは好きですね。

3つ目の“へあみ”な家族の話。

“へあみ”ってわかりますか?“へあみこき”っても遊佐では言うそうです。

鶴岡だと“せあみ”とか“せあみこき”って感じですね。

面倒くさがり、とかものぐさ、みたいな意味合いでしょうか。

ある夜、家で飼ってる牛が逃げて、やっと刈ったばかりの麦を食べているのを発見した

お父さんが起きるのが嫌で、お母さんを歌って起こそうとする。

起こされたお母さんも起きたくなくて、長男をご詠歌で起こす。

起こされた長男も起きたくなくて、次男を庄内おばこ(だった?)で起こす・・・

「知らない歌いっぱいだった。」と言いながら、

子どもたちはこれが一番面白かったらしいです。

ご詠歌、花笠音頭、庄内おばこ・・・特徴ある歌い方をそれぞれ聞きながら

知らないわりに情景が浮かんだんでしょうね。

私自身もとても楽しく聞きました。

こういうのは地域の財産ですね。

多くの方に聞いて頂きたいと思いました。

あちこちイイとこ取りの一日でした。

遊佐の皆さん、どうもありがとうございました!!