ウクレレとSwing(スヰング)音盤

Holiday For Strings (2001) / Ohta-san"Herb Ohta" Ukulele Solo


ハワイM&Hからのリリース。録音は今回もハワイのオーディオリソース。満面の笑顔のジャケット写真は前作「Ukulele Duo」のパッケージ裏面でライル・リッツと並んで撮影した際の写真からの転用だろうか。

オータサンの全曲ウクレレ・ソロ(独奏)によるアルバムとしては、この前年(2000)に全曲バッハにウクレレ独奏で挑戦したというアルバム「Ukulele Bach/Herb Ohta」(Music Scape)があるが、恐らくM&Hレーベルではこれが最初。ジャズ、ラテンからクラシックの難曲まで、極めて充実した聴きごたえのある骨太な印象の作品に仕上がっている(本作はいつも以上にクラシック多め)。

あの小さな楽器ひとつであらゆるジャンルを飲み込む音楽的な懐の深さ。実際は相当練習して録音に臨むのだろうが、本番では如何にもサラリと弾いてのけるプロ根性、まさに『ウクレレの神様』である。

1.Holiday for strings
2. La virgen dela marcarena
3. Vesti la giubba "from Pagliacci"
4. Rhapsody on a theme of Paganini 18th variation
5. Swan Lake overture to act 2
6. Warsaw concerto
7. Ave Maria
8. Pavane for a dead princess
9. Serenade
10. Reverie
11. Concerto de Aranjuez
12. Un bel-di "from Madame Butterfly"
13. Bolero
14. Rhapsody in blue

1.はEddie Bushの60年代同名アルバムのバージョンでもお馴染みだが、ウクレレ・ヴァージョンでのモトネタは50年代のDon Buduriaにも遡ることができる。原曲は40年代のアメリカで20年以上放送された、人気TVショウのテーマソング。オータサンは3.と12で通常のレギュラー・チューニング(Hi-G)、その他の全曲でLow-Gチューニングのウクレレを使用。


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