「匠魂」 なんつー大層な名前の付いたシリーズの響鬼を買ってみた。
ワタクシの場合、
「フィギュアはリアルであればあるほどイイ!」
という人なので、
「匠魂」 は新商品のチェックすらしてなかったのだが・・・
だって、スーアクさんの個性とか微塵も再現されてないし、とか、
こんなに縦長にデフォルメするなら、
わざわざ立体化しなくても絵に描いときゃいーじゃん、とか・・・
しかしこのディティールの再現度の高さはスルーできなかった・・・
ライダーはカブトの途中からから見始めた人なので、
ぶっちゃけ響鬼はほぼ完全に未視聴。
しかもチラ見した時がたまたま布施 明氏の登場シーンだったので、
よもや特撮とは思いもせず・・・(つ∀`)
後日、某画像掲示板に深い森に佇む響鬼の画像が貼られていたのだが、
その姿のなんと異質で、なんと美しかったことか・・・
コメントによると、その画像は伊藤氏本人ではなく、
精巧なフィギュアを森の中で撮影したものだという。
当時も今も、高額なフィギュアを買い集める趣味はないが、
「匠魂」 の緻密な造型とお手ごろな価格は実に魅力的だったわけで・・・
ここは伊藤氏を愛でるのではなく、響鬼のガワデザインを愛でるため、
と割り切って購入してみたところ・・・
存外本人に近くね?
(念のため、伊藤氏は左ね)
頭小っこすぎるし、逆三角強調しすぎだし、
太腿が細長すぎるし、肝心の尻が足りてないんだけど、
こうして画像を並べてみると、思ったほどハズしてないっていうか・・・
原型師(この場合は造型師?)の勝手な解釈かと思いきや、
思ったより伊藤氏の素体を基調にしているように見えるというか・・・
そこでアルソリ響鬼紅ですよ!
通販サイトで画像を見た瞬間、コレダ!と思いましたね。
ひーさまアルソリマックスのように、
本尊を直接スキャンしたデータを元にして原型作ったかどうかは知らないが、
肩と腹筋の「盛り」を除けば、ほぼ本人そのもの!
しかもディケイド本編で、パラレルとはいへ、
(響鬼は伊藤氏ではなかったが、話自体がかなり面白かった)
初めて響鬼世界を垣間見た直後ということもあって、
この紅い響鬼の購入をためらう理由は微塵もなかった。
しかも後姿に至っては↑の本尊画像のまんま!
っちゅうか、デフォルメフィギュアの数百倍エロいという事実!
しかし、デフォルメする際にもその存在感を無視できなかったのか、
あるいは理想化しているつもりで、結果的に伊藤氏化してしまったのか・・・
あらためて生身だけが持ち得る 「真実の美しさ」 と、
精進と鍛錬に裏打ちされた 「ゆるぎなき実在感」 に恐れ入った次第である。
~以下追記~
ナナメ下からちょいアオった全身像も貼っておこう。
ひーさまもそうなんだけど、この逞しくもしなやかな太腿も線が実にタマランねえ~
立ちポーズだとそう差はないんだけど、
アクション中に腰を落とした低い構えのポーズを取った時がイイんだわ~
しかしウルトラのフィギュアは立ちポーズがほどんどだし、
ライダーでもその辺まできっちり再現したモノはごく僅かしかないという・・・
その後、勢いづいて匠魂・響鬼紅までポチっちゃったのでうぷ。
これがまた・・・本体もさることながら、付属物のクオリティが半端ないっつうか・・・
三つの金色の火の玉の真ん中から響紅が飛び出してて、
背後で土蜘蛛なる怪物が粉砕されているシーンらしいのだが、
とにかくやたらパーツが多いので、半時間ほど悪戦苦闘して何とか組み上げたものの、
本編を見てないから、どういうシチュエーションなのかイマイチ掴みきれない。
しかもパーツの向きがこれで正しいのか否か、という不安もあって、
あれこれ画像検索して確認したところ、どうやらこれで正解だったようだ。
しかし、前述のノーマル響鬼の背景が枯れ木一本だったのに対して、
なんちゅう凝った仕様なんだ・・・カッコいいからいいけど♪
そこで例の如くナナメ下からアオってみたところ・・・
ふ お お お お お お お
なにこの躍動感・・・造型師いい仕事してるんじゃね?
足元の火玉パーツを外して、ややフカンから眺めて見たところ、
背面にも全く手抜かりはなかった。
ってか、全く持って素晴らしい尻の盛り具合であった。
そんなわけで、デフォルメフィギュアに関しては食わず嫌いだった気がしないでもない。
ガワデザインに惚れていて、さらに素体の存在感が遺憾なく再現されていれば、
これはこれで実に見ごたえがあるっつーか・・・
デフォルメを造型師による二次創作と解釈して、
そのベクトルがこちらの趣味嗜好と合致しているなら、
これは大いにアリかもしれないぞ。