ガワ萌ヱ日報

わずかな情報と膨大な妄想で構成された、ガワ萌ヱな人のためのWEB壁新聞です。

『ぜろすたいる。By 4ARTS』第4話

2012年11月26日 23時20分10秒 | 岩田栄慶
まずは自分のための覚書として。

TVの画面を一瞥した瞬間に始まったとあるキャラクターへの恋。
一途に思い続けた・・・とは言いがたいが、それでも大方7年続いた恋。
彼は映像の中のヒーロー。
またある時は舞台上で「役」をまとった演技者。
ワタシがその「素」に触れることは永遠にないだろうと思っていた存在。

しかしその距離がついにゼロになった瞬間があった。



見ての通り、ワタシは女としては異常なほど手も指も大きい。
そんな自分の手が子供のように思えてしまうほど、彼の手はさらに大きかった。

その時頭をよぎったのは、「アマデウス=神に愛されし者」という言葉。

世界で最も有名なアマデウスは、
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトで間違い無いだろうが、
この手の持ち主もまた、神に愛され、多くを授けられた存在である。
いやまずその手を含む骨格に始まり、それを存分に生かした卓越した身体による表現力。
そして何よりも、その天賦の才を遺憾なく発揮できる世界との出会い。
当然才能だけで今の彼があるわけではないが、
その見えざる努力、葛藤、苦悩は、彼の親族と伴侶が知っていれば良いのであって、
我々はその結果に驚嘆し、賞賛するべき側の者である。

今、キーボードに向かっているワタシの心境を例えるならば、
それは全部で何巻あるかわからない「岩田栄慶」という本のいづれか1巻の、
そのまた何章あるかわからないうちの一章を読み終えたという感覚だろうか。
しかも自分のペースでページをめくるのではなく、
作者である彼本人の音読によってである。
今回の一章が1000ページであるとすれば、既読部分は最初の数行に過ぎず、
残りほぼ999ページを一気に読み終えてしまった時の読後感を想像して欲しい。
明瞭な発音で繰り出される膨大な語句を聞き取り、
自分の記憶との類似性や時系列を比較参照しつつ、
一時記憶と長期記憶に振り分けつつ、咀嚼=解釈していく。

その過程で発見した共通認識は以下の四点。

・大山倍達の山ごもり+眉剃り逸話
・雪道でのチャリテク向上経験
・我思う故に我有り
・おいしいみかんの見分け方




ここからが報告。

序盤は近況報告的な、落語で言うところの「まくら」的な話だったのですが、
これがまあ、ぶっちゃけ文字にしてはいけない完全オフレコ部分です。
実況禁止通達もやんぬるかな。
元、現を問わず関係者にはご遠慮いただきたいというのもやんぬるかな。
今でこそ「すべらない話」としてオフレコならば語ることも可能なのだが、
現場では、というか当事者間では多々洒落にならん事態があったものと推察するw



以降、10分程度の休憩時間を除き、語るも語ったりの3時間。

今回のメインテーマが「影響を受けた本」ということで、
現物を持参してのサマリー解説ありーの、実践例の紹介ありーの、
そこから発展(脱線ともいう)しての自問自答ありーの・・・

つまり、肉体による稀有な表現者である彼が、
言語という新たな表現方法を得て、文字にするのももどかしく、
一気に語ってしまえ~!的なイベントであると理解した次第である。


~以下エピローグ~

さて、今回のイベントで岩田栄慶なる人物の立ち位置がわかった事により、
彼の視点から見た現在の世界観もまた明らかになったわけである。
そこにいるワタシは、中二病的な表現をするならば、
不可視境界線の向こう側から現れて、一時的に可視化した後、
再び境界線の彼方へ消え去った存在ということになる。
仮に再び、あるいは三度会う機会があったとしても、
所詮は見えたり見えなかったりする、言わば「魑魅魍魎」の類に過ぎないであろう。
逆にワタシの視点からすれば、彼はひとたび具現化した後、
再び映像と虚構空間=メタフィールドの中へと戻って行ったのである。

そしてワタシは現在、先に述べた充実した読後感に満たされている。
可能な人は、是非とも「岩田栄慶・全巻」を読了していただきたい。
ワタシは地方に於いて、その挿絵の断片を窺い見ることしかできないのだが、
それでも映像の中の戦士に恋をしたことを微塵も悔いてはいない。
その戦士はすでに彼にとっては過去の一通過点にすぎないのだが、
これまでの過程に於いて、
彼によって自らの在り方を変えられた人が数えきれないほといるのだから。

彼が未だに見たことのない不可視境界線の彼方にも・・・




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れさまでした。 (yoko)
2012-11-29 22:47:48
深い・・・さすがです!
私なんか上っ面しか見ていないような気がします。
まぁでもそれなりに、あの後色々考えさせられましたけどね~。
思い出して笑ったり怒ったり(?)なんか自分の中で大変でした(笑)
「魑魅魍魎」かぁ~・・確かに・・でも、話って相手がいないと出来ないし。
また相手してさしあげましょうよ。魑魅魍魎な私たちが(笑)
「岩田本」は今もリアルタイムで更新されているでしょうから、また続きが読みたくなったら御伴しますよ♪
いつでも。
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こちらこそありがとうございました! (ぢゆんこ)
2012-11-29 23:04:16
上っ面もなにも、こっちは向こうが見せてくれてる面をガン見するっきゃないわけで~
そこから先の考察は、毎度お得意の妄想が大活躍する結果にw
それにしても「魍魎トーク」の楽しかったことといったら!
岩田本の続編も気になるところですが、
機会があればぜひぜひ魑魅魍魎ミーティングしたあ~~~~~い(´Д`*)
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