ワタシは経営学を学んだ経験はないし、ましてや経営に携わったこともないのだが、
全く異なるジャンルとはいえ、商業施設で働く者として思うところは多い。
まず、最も頻繁に詣でているウルトラマンスタジアムだが、
元はジャングル、ランドと同じく、円谷の直営店だった。
直営店ということは、アクターさんは円谷の子会社であるキャスタッフ所属で、
商品は本社からの直納(中間マージン無し)で、
スーツや撮影小道具のレンタル料も基本的には発生しないはずである。
人件費以外の支出は、基本的には大家である手取フィッシュランドに支払うテナント料だけ。
ウルトラマンランドの場合は、アクターさんが某チームからの派遣であること以外、
基本的にかつてのスタジアムと同じ経営形態であると推察される。
しかし現在のスタジアムは直営店ではなく、いわゆるフランチャイズだ。
つまり円谷に対してキャラクター使用料を払い、
商品の仕入れも円谷系列の問屋を介していると思われる。
アクターさんもかつてはキャスタッフ金沢の社員だったが、
現在はフィッシュランドを経営している手取観光に再就職したか、
もしくはランド同様に、地元チームと派遣契約を結んでいるかのどちらかであろう。
しかし、元々はテナント料を受け取っていた側が、
今度はフランチャイズ料金を支払う側になったわけであるから、
経営環境はよりシビアになったといえる。
この2つの経営形態、「直営とフランチャイズ」を比較した場合、
圧倒的に直営の方が安定していると思われるのだが、
実際のところは話はそう単純にはいかない模様だ。
なぜなら、スタジアムに続いて、ジャングルも閉鎖されたからである。
(アクターさんはランド同様に某チームからの派遣だった模様)
ジャングルがスタジアムのようにフランチャイズで復活する可能性があるあるとすれば、
それは手取フィッシュランドの代わりに、
例えば枚方パークのような観光遊戯施設が経営権を取得した場合であろう。
ランドとジャングル。
この2つの直営店の明暗を分けたのは何か。
それは施設形態の違いである。
ランドと復活したスタジアムは、地方のアミューズメントパークに付属し、
閉鎖したジャングルと、閉鎖の決まった川崎店は都市部の商業施設に間借りしている。
現在、唯一の直営店として最も経営基盤が安定していると思われるランドはともかく、
我が愛しのスタジアムは、とにかくありとあらゆる経営努力の上に成り立っている。
経営努力とはすなわち、如何にして支出を減らし、かつ収入を増やすかに尽きる。
減らすといっても、ウルトラマンがいなくなったのではハナシにならないので、
高価な怪獣を減らして、最悪マスクさえあれば形になる星人を増やす。
そして週末のパワーステージとグッズの売上の他にも、
平日にもある程度の集客と集金が見込めるウルトラスクールを開催する。
そのスクールにしても、次の瞬間何をしでかすかわからない幼児相手だからして、
アクターさんには半端ない練度が求められるわけで、
まさにひねり出した知恵と努力の賜物以外の何物でもないのである。
しかし都市部テナント型店舗では、無料の握手&撮影会を行うことは出来ても、
仕切られた区画内での有料イベントが行い難い、というかほぼ不可能である。
グッズの売上で賄えるのはテナント料と売り子さんの人件費までであって、
どう考えても最大の売りであるところの、
ウルトラマンを演ずるアクターさんのギャラまで確保することは出来ないであろ。
つまり、グッズの売上以外の収入を如何にして上げるかが施設存続の鍵になるのである。
スタジアムの場合、平日イベント&週末のパワーステージの他にも、
土地が手取観光所有であるがゆえに、
各種遊戯施設、敷地内の飲食店、ゲーセン等からのテナント料(直営ならば売上)が入る。
つまりフランチャイズ関連の支出を差し引きして、トータルで黒字にすれば良いのである。
一方、ジャングル型の店舗は有料イベントゾーンを確保出来ないが故に、
単体で黒字を出すことはどう考えても不可能である。
スタジアムに於いては、プレジャーステージという、
フレキシブルに運用できるイベントゾーンがあるのが大きい。
それは、固定されたハードではなく、
常に刷新され続けるソフトによって運営されるスペースであるともいえる。
これからのウルトラ関連施設は、宣伝広告費による赤字補填を期待することは出来ず、
個々の店舗の独立採算性が問われることになるのではないか。
直営だから、と安寧に構えていることは最早許されないであろう。
ウルトラマンに出会える場所は、
同時にウルトラマンたちが生きられる場所でなくてはならないのだ。
全く異なるジャンルとはいえ、商業施設で働く者として思うところは多い。
まず、最も頻繁に詣でているウルトラマンスタジアムだが、
元はジャングル、ランドと同じく、円谷の直営店だった。
直営店ということは、アクターさんは円谷の子会社であるキャスタッフ所属で、
商品は本社からの直納(中間マージン無し)で、
スーツや撮影小道具のレンタル料も基本的には発生しないはずである。
人件費以外の支出は、基本的には大家である手取フィッシュランドに支払うテナント料だけ。
ウルトラマンランドの場合は、アクターさんが某チームからの派遣であること以外、
基本的にかつてのスタジアムと同じ経営形態であると推察される。
しかし現在のスタジアムは直営店ではなく、いわゆるフランチャイズだ。
つまり円谷に対してキャラクター使用料を払い、
商品の仕入れも円谷系列の問屋を介していると思われる。
アクターさんもかつてはキャスタッフ金沢の社員だったが、
現在はフィッシュランドを経営している手取観光に再就職したか、
もしくはランド同様に、地元チームと派遣契約を結んでいるかのどちらかであろう。
しかし、元々はテナント料を受け取っていた側が、
今度はフランチャイズ料金を支払う側になったわけであるから、
経営環境はよりシビアになったといえる。
この2つの経営形態、「直営とフランチャイズ」を比較した場合、
圧倒的に直営の方が安定していると思われるのだが、
実際のところは話はそう単純にはいかない模様だ。
なぜなら、スタジアムに続いて、ジャングルも閉鎖されたからである。
(アクターさんはランド同様に某チームからの派遣だった模様)
ジャングルがスタジアムのようにフランチャイズで復活する可能性があるあるとすれば、
それは手取フィッシュランドの代わりに、
例えば枚方パークのような観光遊戯施設が経営権を取得した場合であろう。
ランドとジャングル。
この2つの直営店の明暗を分けたのは何か。
それは施設形態の違いである。
ランドと復活したスタジアムは、地方のアミューズメントパークに付属し、
閉鎖したジャングルと、閉鎖の決まった川崎店は都市部の商業施設に間借りしている。
現在、唯一の直営店として最も経営基盤が安定していると思われるランドはともかく、
我が愛しのスタジアムは、とにかくありとあらゆる経営努力の上に成り立っている。
経営努力とはすなわち、如何にして支出を減らし、かつ収入を増やすかに尽きる。
減らすといっても、ウルトラマンがいなくなったのではハナシにならないので、
高価な怪獣を減らして、最悪マスクさえあれば形になる星人を増やす。
そして週末のパワーステージとグッズの売上の他にも、
平日にもある程度の集客と集金が見込めるウルトラスクールを開催する。
そのスクールにしても、次の瞬間何をしでかすかわからない幼児相手だからして、
アクターさんには半端ない練度が求められるわけで、
まさにひねり出した知恵と努力の賜物以外の何物でもないのである。
しかし都市部テナント型店舗では、無料の握手&撮影会を行うことは出来ても、
仕切られた区画内での有料イベントが行い難い、というかほぼ不可能である。
グッズの売上で賄えるのはテナント料と売り子さんの人件費までであって、
どう考えても最大の売りであるところの、
ウルトラマンを演ずるアクターさんのギャラまで確保することは出来ないであろ。
つまり、グッズの売上以外の収入を如何にして上げるかが施設存続の鍵になるのである。
スタジアムの場合、平日イベント&週末のパワーステージの他にも、
土地が手取観光所有であるがゆえに、
各種遊戯施設、敷地内の飲食店、ゲーセン等からのテナント料(直営ならば売上)が入る。
つまりフランチャイズ関連の支出を差し引きして、トータルで黒字にすれば良いのである。
一方、ジャングル型の店舗は有料イベントゾーンを確保出来ないが故に、
単体で黒字を出すことはどう考えても不可能である。
スタジアムに於いては、プレジャーステージという、
フレキシブルに運用できるイベントゾーンがあるのが大きい。
それは、固定されたハードではなく、
常に刷新され続けるソフトによって運営されるスペースであるともいえる。
これからのウルトラ関連施設は、宣伝広告費による赤字補填を期待することは出来ず、
個々の店舗の独立採算性が問われることになるのではないか。
直営だから、と安寧に構えていることは最早許されないであろう。
ウルトラマンに出会える場所は、
同時にウルトラマンたちが生きられる場所でなくてはならないのだ。
我々も全く以って同感です。
都市部は人件費も高く固定費を変動費化がし難いのが事実です。又、本体が広告活動に特化し又、地方自治体とのタイアップの企画をせぬ限りは、新規顧客の開拓は困難で待ってるだけではだめですよね。
先日ランドに行き、MCさんスタッフさんがショー終了後、サイン色紙、グッズ販売に注力している姿を見て無条件に応援したくなります。
ジャングル無き今、スタジアムとランドのみがウルトラマンが生きれる場所と・・・・・我々は微力ながら、その場所が存続出来るよう地道に応援して行きたいと思います。
追伸・・・・
11月4日のブログ写真にヒカリと一緒に変なおっさんが写って御免なさい。
今後の円谷の方針がどうであれ、有能なアクターさんこそが最強の宣伝マンであることは間違いありません。
彼らに触れることが出来たという記憶こそが、
未来の顧客を創造するのですから。
ワタシはスタジアムに行った時には必ず有料のポラロイド写真を撮ってもらうことにしています。
プリンターを持っていないからというのもありますが、
データではない思い出のカタチが好きなのです。(^_^)
11月のジャングルは平日なのに大人のお友達が多くて驚いたのですが、
お客さんもアクターさんも、みんなが残り少ない時間を噛み締めていたように思えました。
そこにokayama papaさまもいらっしゃったとは!(・∀・)