楽善な日々

新社会人となった楽と、大学生善、おとん、そしておかんの日々を綴ります。新しい街に引っ越して、新しいスタートを切りました。

気は優しくて力持ち

2019年07月10日 | 2019年日記
最近の私は、更年期障害のオンパレード。
ひと月の中で、体調が上がっては下がってを繰り返している。
そして、今は下がっている時期。
お腹がぷっくり膨れる感じがあったり、ときどき吐き気がしたり、めまいも。
善が全然勉強しないからストレスで動悸が・・・・というわけではなさそう。

昨日は善に英語を教えていて、夕方に力尽きた。
買い出しをしないといけなかったのに、できなかったなあ。
からっぽの冷蔵庫を見ながら、ため息。

楽からラインが来た。
変なスタンプのライン。一日のちょっとした挨拶。
「おかん、ちょっと体調悪いから、みんなより早く寝る~。
買い出しできず、すまん。明日は何とか工夫するなり」
と返信を送って、送ったきり忘れていた。
なんのことはない、日々のやり取りだから。

善の勉強も終わったころ、楽が帰宅。
手には大きなビニール袋。
背中のリュックもぱんぱん。

「買い出ししてきたよ」
はい。と手渡されたビニール袋の重いこと!!!
リュックからも次々食材が出てきた。
冷蔵庫まで運ぶのさえ、重くて苦労したくらい。
こんなビニール袋手で持ってこれたの?

すごい。さすが、山女!!
20キロ以上のリュックを担いで山を登る力持ち!!!
ありがたい!!
楽は優しい子だなあ。
気は優しくて力持ち。金太郎みたいな子だなあ。

「ありがとね!!!楽、助かった!!ほんとにほんとに」
「うっせ」

・・・・・・・・・・・本当は優しいんですよ。
                      おかん


山女の帰還、水際男の苦戦

2019年07月09日 | 2019年日記
山女楽が3泊4日の山行から帰還。
今回の山は、甲斐駒仙丈ケ岳。
写真の楽は化粧っけがなく、自然な笑顔で映っている。
自然な笑顔緑色の木々青い空、その中で唯一違和感を醸し出しているもの。
それは、山の風にさらさら揺れる、楽の紫色の髪の毛。
紫色の髪の山女は、鎖を掴んで岩場をよじ登っていた。
楽たちの歩く山道からずっとずっと雲海が広がっていた。

いやあ、おかんは心配していました。
雨ですし、土砂崩れとか、滑落とか、いろいろ。
元気にほっぺを真っ赤に日焼けして帰ってきた楽を見て、
心から安心しましたよ。
一方楽は、いつも通りのむっつり顔。
山から下りると途端にクールになってしまう。
「いやあ!おかえり~!おかん心配してたよう!本当におかえり~!!」
「うっせ」

・・・・だから男子の先輩に怖くて話しかけれないって言われるんだよう。

山ではなく、水際に立たされている善は苦戦中。
期末テスト二日目が過ぎ、どうやら、連戦連敗勝ち知らず。
今朝、三日目へと出陣していった。
あんまり連敗続きなのでかわいそうで、今朝は一緒に古典を勉強してあげた。

在原業平。伊勢物語。芥川。
何度も求婚して連れてきたお嫁さんが、道中のあばら家で鬼に食べられちゃうお話。なんてこった。怖い話だ。
箱入り娘さんは、道端の葉につく露を見て、
「あれは何?真珠なの?」
と男に聞く。
そんな風に何にも知らないから鬼に食べられちゃうんですよ!
しかし、普通に鬼がいる昔の世界は、危険だなあ。
などなど、ぶつぶつ言いながら、善を手伝ってみた。

活用表を見ながら、動詞をまとめる。
楽にも質問したりして。
「私だってわからないよ。何せ、1年のとき古典は赤点しか取ったことない」
この姉にして、この弟。

さてさて、国語に関しては、今朝の30分の準備だけが善の武器。
善のよくやっているスマホ戦闘ゲームを連想してしまう。
スマホ画面に荒廃した戦場が広がっている。
オンラインで参加しているゲーマーたちのキャラクターが走っていく。
善のキャラクターも走っている。
善の装備の少なさは、軍を抜いているはず。
「あいつは経験値が少ないな。ゲームはじめたばっかりだな」
ゲーマーたちは即座に判断するだろう。

そうなのです。
期末テスト前の勉強経験値、ほぼゼロです。
ゲームの戦闘では、苦戦して勝ったほうが楽勝で勝つよりも、
高い経験値を得られるそうだよ。
がんばれ、水際族。
          おかん



いつでも背水の陣

2019年07月07日 | 2019年日記
善の定期テストはいつでも背水の陣。
水際に追いつめられるまで、敵と向き合おうとしないのだから。
スマホ片手に、イヤホンして、後ろの敵に気づくことなくのんびり歩く善。
そして、ふと我に返ると、
目の前は海、背後には敵。
毎度毎度、水際の男。

只今お隣の部屋で、水際の善がいやいやながら、敵と向き合っている。
このままでいくと世界史まで手が回らないと思うのだが、どうしたものか。
明日はテスト二日目。

まだ記憶に新しい受験の頃が思い出される。
受験でものんびりしているうちに水際に来てしまった善。
最初の志望校に受かる自信がなくなり、
志願変更しようかどうしようか、と悩み始めた。
当日、ぎりぎりまで悩んで、やはり志願変更しようと学校に向かったら、
なんと受験票を忘れた善。
おかんの所に、善と志願変更に向かったおとんから電話がかかってきて、
「受験票を探して!志願変更に間に合わない!見つかったら走って!」
えー!!!なんてこった!
どうにか見つけて、駅まで走る。
向こうからおとんも走ってきた。
リレー日本代表のように、おとんにバトン、ではなく受験票を渡す。
おとんが走る。
そして・・・・・・・

間に合わず。

仕方なく最初の志望校を受けることとなった善。
どういうわけか受かった。
背水の陣となり、覚悟を決めた善が面接で、
「なぜフクロウの首は270度回るのか」
を熱く語ったことがよかったのか。

隣の部屋で戦う善の背中は広く、
いったいいつこんなに大きくなったんだろう。
頼りなさは赤ちゃんのころと何も変わらないけど、
身体はがっしり大きくなっちゃって。

隣の部屋をのぞいてみると、
水際の男は、戦ってさえいなかった。
頭を小突いてきた。
          おかん



実は2度目の単身赴任~昔々の思い出

2019年07月06日 | 思い出
おとんの単身赴任、よくよく考えてみると、2回目だった。
田舎生活のテレビを見ていたら、ふと思い出した。

子供たちが保育園のころ、我が家は転勤族だった。
関西方面を転々と3年ごとに移住する日々。
そんなとき、おとんの関東異動がきまった。
そして、おとんは半年の間、関東で単身赴任することに。
おとんが先に引っ越をしたのだ。
家族で同時に引っ越しするのも考えたけど、
楽しいこと満載の保育園ライフを、楽善二人とも大いに気に入っていたので、
一区切りするまで関西に残ろうと、3人生活を決心したのだったっけ。

楽は保育園年長さん、善は年少さん。
冬でも裸足で駆け回り、
鼻水たらしながら元気に保育園ライフをすごしていた。
初めての3人生活に若かったおかんは心細くなったけど、
小さな楽善は日々ドタバタとたくさん騒動を起こし、
心細さをしみじみ味わう暇さえなかった。

楽善ふたりが大好きだったのが、押し入れの秘密基地。
おとんの荷物がなくなったから、押し入れががらーんとした。
そこに絵本やら、お菓子やら、座布団やら、ぬいぐるみを持ち込んで、
折り紙を細く切ってはチェーンを作り、飾りつけもしていた。
押し入れの入り口には、段ボールに「おうち」と書いた表札があった。
保育園から帰ると、2人でなにやら楽し気に押し入れで過ごしていたっけ。
私も押し入れまでおやつをお届けにあがったりしていた。
トイレとか麦茶とか、用事があるたびに、押し入れから飛び降りるので、
気が気でないおかんは、押し入れの下にお布団などを敷いたりした。

お風呂が大変だった。
おとんがいたころは、洗い係と、上がった子供を居間で拭く係に分かれたものだったけど、
一人となると毎日結構ドタバタでたいへん。
自分のことなんて、洗ったかどうかさえ実感できないお風呂タイム。
一度、保育園ママ友が、ご主人が釣ってきたタコを届けに来てくれたことがあった。
私たち3人はちょうどお風呂に入っていたのだけど、それこそナイスタイミング!
窓を開けるとすぐ玄関なので、窓から顔を出して、
「今、楽に玄関の鍵開けさせるけ~、居間で待っとって~」と声をかける。
「これから、楽と善が上がるけ~、受け取って~」と頼んで手伝ってもらったっけ。
すると、ママ友が「ゆっくり入り~。いつもゆっくりできんじゃろ」って。
久しぶりにのんびり洗えた!
ナイスタイミング!タコとのんびりお風呂タイムをありがとう!感謝!

夜は、おとんがいなくなったら、とたんに広すぎるくらいに思えた和室に、
押し入れから飛び降りるときのクッションとなっていたお布団を川の字に並べて、
3人で横になる。毎晩、おかんが真ん中に寝て、絵本を読んだっけ。
いやあ、今日も無事に過ごせました、という気持ちとともに。

懐かしい最初のおとん単身赴任の日々。
あの頃住んでいたのは、古い一軒家で、広い庭にはバラが咲いていた。
あまりに古いので、私たちが最後の住人と決まっていたらしい。
私たちが出ていくと取り壊しされる予定なので、格安で借りていた。
バラの家での日々、騒動はたくさんあって、書ききれない。
またいつか、少しずつ書いていこう。

今は、ガタイの大きくなった楽と善と、二回目の3人生活。
もう、3人で川の字に寝たり、絵本読んだりすることはないけど、
ドタバタであることは、変わらない。
生活とは、ドタバタである。
              おかん





ちょうど良いまくら~おかんのお疲れな日々

2019年07月04日 | 2019年日記
最近、通勤用のリュックを変えた。
長いこと使ったふにゃふにゃのものから、
おとんが買ってきたけど、誰も使っていない、ずいぶんしゃんとしたものへ。

最近のリュックは、背中に当たる部分が固い素材になっていて、
書類を入れてもピンとして、折れ曲がらない。
パソコンなどの機械を入れても、安心。
がっちり頑丈な、すごいやつなのだ。

ちょっと大きめだから、生徒たちに
「おかんちゃん、リュックに担がれてる」
「サイズ間違ってる」
などと言われる。
大は小を兼ねるのだよ、生徒諸君。

さて、このリュックのすごい機能は、それだけではなかった。

最近、更年期障害のオンパレード。
気にせず、がはははと笑って、過ごしているけど、
身体はしんどがっているのだな、と時々しみじみ感じたりもする。

1秒で気絶するように寝てしまう夜も。
おとんが誕生日プレゼントに買ってくれたマットレスで寝て、
身体が吸い込まれていく夢を見てしまう昼下がりも。
「よっこらせ」とせっかく掛け声をかけたのに、体が起動せず、
なんの掛け声だったのか分からなくなるTVタイムのあとも。
そして、電車の中でものすごく熟睡してしまう、仕事帰りの夕暮れも。

そう、そんなお疲れな夕暮れ。
電車の中での熟睡をがっちりしっかりサポートしてくれる相棒がいる。
それが、最近通勤を共にしている、あの大き目リュックなのだ。

座席に座れた日は、ひざの上にリュックをのせて本を取り出し読書。
しかし、瞬く間に眠くなる。
すぐさま本をしまって、目を閉じる私。
すると、あごの辺りのちょうどよい高さにリュックの上部がくるのだ。
大きすぎるリュックの良い点だ。
ぽんとリュックにあごを乗せてみる。
がっちりリュックはへたることなく、あごをしっかりとサポート。
眠れる森のおばちゃんは、背中が曲がることも、隣の人に寄りかかることない。
電車内に快眠を届ける、それはそれはすぐれものの枕となる。

今日も今日とて、相棒リュックに電車内での睡眠をサポートしてもらって、
すっきりと駅に降り立った。
ちょこっと睡眠のおかげで、
夜までどうにか動けそうな気がしている。
相棒のそんな小さな支えに、ずいぶん助けられている日々だ。
ありがとう。これからもサポートよろしくね。
                  おかん