うみくら通信

四日市を流れる海蔵川をメインフィールドに活動する海蔵川探検隊・うみくらの活動ブログです。

四日市市環境シンポジウムin四日市市文化会館

2014-10-22 17:49:11 | 日記

みなさま、こんにちは。 朝晩はもう寒くなってきました。 先日仙台にすむ友人とお話ししていましたら、あちらはもう朝晩はコタツの電気を入れているそうです。 さすがに東北はもうすぐそこまで冬が来ているようです。

 

さて、今回は10月19日に四日市市文化会館展示棟にて行われた「四日市市環境シンポジウム」の模様をお伝えします。

 

 1回目より参加させていただいておりますこのシンポジウムですが、早いもので今年で6回目なんですね。2011年より水槽で生き物展示を始めました。

今回も水槽展示ですが、3つ設置しました。 1つ大きな60cm水槽にカワムツやドジョウなどを入れ、もう一つの水槽にはヨシノボリ類だけをいれ、最後の一つにはドンコだけをいれて展示しました。 

 水槽を分けた理由は特にありませんが、ヨシノボリのかわいい姿をみなさんに見て頂きたく、またドンコはそのユーモラスな姿と裏腹な獰猛なところを知って頂きたくって分けてみました。  会場は展示棟の1階、入口を入ってすぐの所に我々のブースが、お隣の四日市西校の展示も矢合川の生き物水槽展示だったので水槽が連続してずらっと並んで、展示タイトル通りミニ水族館の様でした。

 

 

10時開始と同時に沢山の人が来場して下さいました。 2階ではおなじみ朴先生がお話していました。

 

 

 西高のお隣はこの前の奈佐の浜清掃でお世話になりました「四日市うみがめ保存会」のブースです。 森さんが慣れた手つきでテキパキ準備してました。 終了時間近くに隊員1号(長女ですね)がカメすくいにチャレンジしていました。5個ほどすくってました。ヤルねー。

 

 

 我々の真向かいさんは今回はじめてご一緒しました「四日市中央工業高校 理科部」のみなさんです。 彼らはイ草でしめ縄づくりの工作ブースをやってました。 すごい人気でおそらく今回のダントツNO.1だったのではないでしょうか。 すごい人でした。中央工業さんは今回もう一ブースあり、そこでは科学工学科のみなさんが「環境にやさしい消しゴムづくり」を行ってました。こちらも結構な人で盛り上がってました。

 

 

 

 14時ごろから参加した各団体の紹介をやってました。 それが終わったあと全参加団体のなかから申し込みがあった団体の活動報告がありました。 が、申し込んだのは森さんのところだけでだったみたいです。 でも吉崎海岸のウミガメの近況を教えて頂き、その日の16時から孵化調査を行う予定だそうです。あいかわらず忙しい人ですね。(いい意味ですよ!)

 

 その後、隊員1号が各ブースの見学に出かけました。

上の写真はいつもお世話になっております「東産業」さんのブースで、榊枝さんが塗りえ缶バッジ作りを1人でやってました。なんかうみくらよりカッコいいですよね・・・。

 

これは東ソー㈱ 四日市事業所さまのブースです。入浴剤を作ってました。 早速隊員1号もチャレンジしていました。

 

そのお隣では朝明川探検でお世話になりました(一社)四日市大学エネルギー環境教育研究会のブースです。 ここでは「かぐや姫電池を体験しよう!」とパネルに書いてありました。 かぐや姫電池? なんじゃそりゃ? って思い覗いてみると、竹炭を利用した電池を紹介していました。 竹炭+アルミホイル+食塩水を含ませたキッチンペーパーで作り、おおよそ0.8Ⅴから1Vくらいの電気が発生するのだそうです。 これで小さいモータ^ファンや豆電球を作動させていました。 う~ん、スゴイ! ちなみに電球ではなくLEDだったらもっと明るく発光させる事が出来るのでは?とお聞きしたら「LEDは消費電流は少ないけど、駆動電圧が高いのでちょっとむずかしい」と言ってました。

 

 他にも沢山のブースがありました。 全部紹介できずにすいません。

 

 15時に終了し、その後16時まで参加団体の交流会がありました。   それが終わって1階に戻ったらナント! 残っているのは我々のブースのみ!・・・。  パーテーションやら机がきれいに片づけられている最中でした。 急いで隊員1号と2人で片づけに入りましたが、見るに見かねて沢山の人が手伝ってくれました。 ありがとう! 本当に助かりました!

 

  今年も沢山の人が来場されました。昨年より多いと思います。 

参加されましたみなさま、スタッフのみなさま、大変お疲れさまでした。  来年も是非よろしくお願いします!


来週10月19日は四日市環境シンポジウムです!

2014-10-16 17:24:12 | 日記

みなさま、こんにちは。  最近時が経つのが早く感じてしまいます。もう十月も後半突入です。

さて、今回はうみくらホームページにも載せてありますが、来週10月19日に四日市市文化会館展示棟にて行われる四日市市環境シンポジウムのご案内です。

毎年我々うみくらも出展させていただいておりますこのイベントですが、今回も海蔵川の生き物を中心に展示を行う予定です。

うみくら以外にも沢山の出展が予定されておりますので是非ご来場下さい!

詳しくは四日市市環境学習センター http://ecoppa.sblo.jp/article/103557960.html  をご覧ください。

 

沢山のご来場、お待ちしております!

 


2014奈佐の浜海岸清掃

2014-10-13 14:21:03 | 日記

みなさま、こんにちは。     2週連続で台風が接近してきています。 無事に通り過ぎることを祈るばかりです。

 

 さて、今回は10月12日(日)に鳥羽市沖の答志島にある奈佐の浜の海岸清掃の模様をお伝えします。

この清掃はわれわれ「うみくら」も加盟しております「22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会」の主催で平成24年から行われております。

22世紀奈佐の浜プロシェクト委員会の詳しい説明は昨年度(下記アドレス)の模様をご参照下さい。 

http://blog.goo.ne.jp/umikura17/e/763884ed24f90aac62468a430941e715

またはプロジェクトのHP https://www.facebook.com/nasanohama  です。 是非ご覧ください!

 

  さて今年は大型の台風19号の接近で心配しましたが、万が一の雨具の準備も空振りに終わって気持ちいい天気の元行われました。

 

昨年は都合上自家用車で鳥羽まで走りましたが、今年は四日市よりマイクロバスに乗って楽しくいきました。 バスは先日もお世話になりましたイオンチアーズ尾平店のみんなと、これまた先日お世話になりました大瀬古町子供と地域の輪を育む会のみなさんと、うみくらからは僕と隊員1号(長女ですね)の2人で参加しました。 バスの運転は大瀬古町子供と地域を育む会の代表の井上さんが運転手をやってくれました。  2時間程の道中でしたが、クイズなどもあり楽しく現着いたしました。

鳥羽からは連絡船に乗って15分程で答志島桃取漁港に到着です。

 

 今年も「桃取天神太鼓」のお出迎えを受けました。 みなさん。ありがとうございました!

 

 太鼓演奏の後はいよいよ奈佐の浜に向かいます。 今年も歩いて向かいましたが、途中で軽トラに拾ってもらい半分くらいしか歩かずにすみました。

到着したらもうすでに先着した人たちはゴミを拾っていました。 我々も早速人のあまり入っていない奥の浜へ入って清掃を開始しました。

今年は昨年度よりもゴミが少なかった様に感じました。

それでも合計で1,250kgほどのゴミが集まったそうです。

今年も300人ほどが愛知、岐阜、三重の三県から集まってきましたのでおよそ1時間ほどでプラスチックやペットボトルなどはきれいに片づけられました。

 清掃後は集合写真を撮ったあと、ちょっと足早に隊員1号と二人で歩いて桃取漁港に向かいました。 それは途中の道から見える奈佐の浜の写真を撮りたかったからです。

昨年も同じ場所で撮りましたが、こんなカメラの画角に収まる位の小さな浜に伊勢湾のゴミのほとんどが流れ着く現実を再認識するために今年もこの場所から浜を眺めたかったんです。

 

 桃取り戻ったら早速お昼です。 今年も地元で採れた食材のお弁で大変おいしくいただきました。(大きなエビフライが入って入たのですが、アレルギーのため食べる事が出来ず泣く泣く隊員1号にあげました)

お弁当を食べた後は「第3回奈佐の浜シンポジウム」の開催です。  毎年海を守る活動をしている人の紹介を行っているのですが、今年は「鳥羽の新名所 白滝大明神ができるまで」と題して 白滝大明神の道を独りで開拓したり、古民家を改装して「どんぐり小屋」を運営する 松本茂樹氏 のお話から始まりました。

白滝大明神の詳しい場所などはHP http://shiratakisan.jp/dongurikorokoro.html をぜひご覧ください!

 

 続いて「伊勢湾の漂着ゴミシュミレーション」と題してコンピュターを駆使した先進的な調査を行っている、時々お世話にもなっております四日市大学教授の千葉 賢先生、

 

 そして最後に「空中画像からみえる奈佐の浜」と題してラジコンの飛行物体を使ったク空中撮影を行ってそれらの画像をコンピュータを使って3D写真を作って地形を解析し防災などに役立てる研究をしている、中部大学の 杉田 暁先生のお話。

 

 以上3人の発表がありました。  杉田先生が実際に撮影に使用している実機をもってきてくれました。上の写真のへり型のラジコン機で撮影するのですが、意外に軽く、大きさも50cm四方ほどですが、結構鮮明な画像が撮れていました。 この機種で上空120mほどから撮影できるそうです。 ちなみにお値段は10万円ほどらしいです。 思っていたより安いです。 激安感があります。 これで海蔵川を上空から上流から下流まで撮影してみたいです!

 

 その後、「海の博物館」館長の石原 良剛さんの「100年後にむけて今後の課題」と題してお話をして下さいました。

 

 最後に「22世紀奈佐の浜プロジェクト委員会委員長の小浦 嘉門氏のお礼の挨拶で終わりました。

 

 

 また写真はないのですが、別の場所でこれからの時代を担う愛知、岐阜、三重の3県から参加している学生が集まって「第1回学生交流会」が行われました。 これからの彼らに期待大です!

 

 帰りの船は高速船でした! カッコいい! 早い! 揺れが少ない! すばらしい船で感動でした!

 

 

 鳥羽の佐田浜に着いてから三重県の未来の活動を担う若者たちだけで集合写真を撮りました。隊員1号も一緒です。

 

 

 その後三重県の参会者全員で集合写真を撮りました。 

奈佐の浜の漂着ゴミを5年後に3分の一、10年後の半減、100年後にゼロにという目的の中、今年も多くの人が参加しました。

しかし10月13日から14日にかけて通過する台風19号でまた多くのゴミが漂着するでしょう。 でもマスコミが我々の活動を取り上げてくているおかげで少しずつ、ほんとに少しずつですが人々の関心の目がこの場所に向けられているようなので、希望を持ってまたゴミ拾いに参加したいと思います。

 

 参加されましたみなさま、スタッフのみなさま、答志島桃取地区のみなさま、大変お世話になりました。お疲れさまでした。

次回もぜひ参加したいともういます。 ありがとうございました!


白いハシブトガラス

2014-10-09 11:14:11 | 日記

みなさん、こんにちは。 朝晩がだいぶ冷え込んできましたね。 風邪などひかないようにご注意くださいね。

 

 さて、今回は昨日目撃し撮影に成功した白いハシブトガラスの模様をお伝えします。

みなさん、カラスって近くで見られる種は2種類いるって知っていますか? 一番身近でゴミを漁ったりするのはハシブトガラスっていう種類なんです。 また田んぼや畑で見かけるのはハジボソガラスっていう種類なんです。 体やクチバシの大きさや鳴き声で見分けがつきます。 ハシブトガラスの鳴き声は 「カァー カァー」 ハシボソガラスはちょっと濁って「ガァー ガァー」です。 カラスを見かけたらちょっと観察してどちらか見分けてみて下さいね。

さて、ハシブトガラスってゴミを漁っている姿はなんかイメージ悪いですよね? でもそれはある意味人間にも非があると思うのですよね。 ちゃんとゴミを片付けてなかったり、ゴミ出し時間を守らなかったり。 ちょっとカラスがかわいそうになってきますね。

今回マジマジとカラスを観察して以外にかわいい顔をしている事に気が付きました。 

  

今回撮影した個体は、目や口ばしの一部が黒いのでアルビノ(色素欠落)ではなく、白化個体みたいです。

7月頃から自宅周辺で隊員1号(長女ですね)が朝登校途中に何度か目撃していたのですが、僕自身実際になかなか見る事が出来ずにいました。8月初め頃、ようやく見る事ができましたが、仕事に行く途中で写真を撮ることが出来ませんでした。

 昨日のお昼頃、昼食を食べるために自宅に戻る途中に発見! 急いで家に戻りカメラを持って再び現地に行ったのですが、相手は空を飛ぶ鳥です。一緒の場所にいつまでもいることはありません。

 車を止めて待つこと10分、現れました! しかも目の前の電柱の上に! 急いでカメラを構え夢中でシャッターを押しました。

最初現地で見たときは全身白色でアルビノかと思ったのですが、飛んでいる時の羽根の先が黒いのが目に入ってきたので全身白化の個体だとわかりました。

 自宅近くでは数年前にも白化個体が目撃されていて(下の写真) 同じ個体かと思いましたが、写真を比べると微妙に違うところはありますが大変よく似ている様な・・・。 カラスの寿命はおおよそ10年から20年ほどといわれていますので、今回の個体と同じカラスの可能性もありますね。

 

自然界では白色などの目立つ色の生き物は天敵などに襲われる確率が高いので長生きできないと言われています。実際前回数年前に目撃した時は、仲間にいじめられて尾羽が無くなっていました。 今回のは立派な尾羽があったので同じ個体なら地位を確立したのかな?前回よりも堂々と飛んでました。 

 これからも元気に姿を見せてもらいたいですね。

 

 尚、日本野鳥の会のホームページでカラスの面白いページを見つけましたので是非読んで下さい。アドレスは

https://www.wbsj.org/nature/kyozon/karasu/yacho99/621.html  です。

 


コロンブス号で行く「三重県の川と流域を訪ねる」~三泗地区編~

2014-10-06 11:20:55 | 日記

みなさま、こんにちは。 台風、大丈夫だったでしょうか? 

 

 さて、今回は10月4日に行われた四日市市環境学習センターと川づくり会議みえとの共催で行われた「三重県の川と流域を訪ねる」三泗地区編の模様をお伝えします。

 

 当初は午後1時半ごろ海蔵川の御舘橋付近で北勢バイパス工事と環境保全活動の模様を30分ほどお話するだけだったのですが、バスの席に余裕があるので急遽朝からバスに乗って参加しました。

 

 定刻通り9:00に出発して1番目に行くのは菰野町の御在所岳中腹にある北谷という場所です。 鈴鹿スカイラインを通り御在所ロープウェイの下を潜った最初の橋のかかる谷が北谷です。 登山をされている方なら御在所岳裏道登山口といった方がわかりやすいでしょう。

 平地から見ると丸で囲んだ部分に見える青い橋が上の写真の橋です。

 

この場所は平成20年9月2日から3日にかけての鈴鹿山系集中豪雨で特に被害が大きかった場所です。 下の砂防堤防はそれまではほとんど空の状態だったそうですが、今は写真の様に一晩で一杯になってしまったそうです。 この堰のおかげで下流域の湯の山温泉は被害を軽減できたそうです。

その上流に新しい砂防堤が出来上がりました。 今までのとは違って川が流れる部分が鉄のパイプでできています。こうすることで普段の雨の時は細かい砂などは下流に流れて、ゲリラ豪雨時は大きい破壊力のある岩や石を格子状の部分で受け止めるそうです。 山の砂は海に流れて砂浜を形成すすのにかかせません。 見た目はすごいですが、あたらしい技術に期待大ですね。

 

 

その次に見学したのは三滝川を下流に下って菰野町神森にある蟹池にいきました。 三滝川は途中から伏流水になっており、この場所から湧出するところです。 さすがに透明度が非常に高く、澄んだ水がこうこうと湧き出ていました。

お昼ご飯を蟹池近くの四日市酪農の駐車場でいただき、アイスクリームを食べてリフレッシュしていよいよ海蔵川に向かいました。

 海蔵川では御舘橋付近で北勢バイパスの工事に伴う絶滅危惧種の保全活動の模様を皆さんにお話ししました。残念ながら説明していたので写真がありません。申し訳ございません。

 

 

 海蔵川の解説もそこそこにお次は三滝川中流域、野田橋付近に向かいました。 

三滝川ではおなじみ東産業の榊枝さんが先に生き物を採集して水槽に展示してくれていました。 オイカワやマハゼに交じって20cmほどのアユもいました。三滝川は堰がないのでもう少し上流までアユが遡上してきます。また満潮時には潮が結構上流まで上って来るので汽水域の生き物も観察する事ができます。 海蔵川との大きな違いですね!

 榊枝さん一人で朝から採っていたそうです。お疲れさまでした!

 

 

さて最終目的地は朝明川の河口部に広がる高松干潟です。 この場所の案内はもちろんこの人、高松干潟を守る会の会長、水谷さんです。

 干潟の重要性や生き物について説明していただきました。 残念ながら満潮と見学時間が重なってしまい、干潟まで行くことが出来ませんでしたが、堤防から降りたところで色々なカニを見ることが出来ました。 水谷さん、ありがとうございました。

 

 朝から足早に山の上流部から最後の河口部までいろいろ見て廻ることが出来ました。 

大変貴重な体験をさせていただく事ができました。 スタッフのみなさま、ありがとうございました。次回もぜひよろしくお願いします。

また参加されましたみなさま、バスでの長旅?大変お疲れさまでした。 また時間がありましたらゆっくりと海蔵川をご案内いたしますね!