HAVE A NICE SHAVE

クラシックシェービングと男性スキンケアのノート

入門用にメルクール33cはいかが?

2017-12-05 17:14:18 | 両刃カミソリホルダー
多くの両刃カミソリユーザーが勧める両刃カミソリはメルクール34cかミューレR89だ。
これには全く異存はない。異存はないが同じことをこのブログで書いても今更だと思う。
なのでその応用例としてメルクール33cを紹介したい。

↓メルクール33c


メルクール33cは3ピース構造。34cは2ピース構造になっているがヘッドのそれ味は同じである。
ではなぜ34cの方が人気があるのかと言うと34cは本体重量が118g、33cは51gと結構な開きがある。
両刃カミソリはホルダーの重みで髭を切る感覚で剃るため、ヘッドに掛ける圧力を意識せずともこの34cなら勝手に髭が剃れていく。そして評判のメルクール3シリーズヘッドの効果もあり実に扱い安い製品となっている。33cは重量が半分であるためユーザー自らがヘッドの圧力を調整する必要がある。
重量が軽いため34cと比較して逆反りやタッチアップなど、細かくストロークする動作の場合は33cの方が扱いやすいが初心者オススメは結局のところ34cに軍配が上がる感覚である。

では、仮に33cが34cとほぼ同じ重量だった場合はどうだろう?
実はMaggard Razorsよりこんなものが発売されている。


これは3ピース構造の両刃カミソリホルダー向けに販売されているグリップである。
3ピース構造のグリップ部のネジのサイズは替刃の穴の位置が決められいる理由からか、殆ど共通のネジサイズになっている。私は50年前のビンテージホルダー所有しているが、そのグリップでさえ同じネジサイズである。
話が逸れたが、Maggard Razorsからはロングサイズやヘビーウエイトなど、数種類のグリップが発売されている。その中でMR11というグリップを装着すると34cと同じ重量のホルダが出来上がる。
ヘッド部は33cも34cも同一形状であるため、3ピースな34cが出来上がると言う寸法だ。

両刃カミソリホルダーの形状について、2ピースにするか、3ピースにするか好みの問題もあるだろうが、3ピースの場合グリップのみ、またはヘッドのみ交換ができるという点が魅力だ。
ミューレのR89やR41等は海外の通販サイトでヘッドのみ販売されていたりする。
そして33cに最初から付いていたグリップは軽量であるため、ひげ剃り仕上げ時の部分的なタッチアップにとても便利なのでこれはこれで重宝している。なので入門時に33cを買って却って良かったと思っている。

冬のシェービング

2017-12-05 11:08:12 | ヒゲソリ雑記
12月に入り気温も10度前後と寒くなってきた。
我が家の洗面所はタイル張りのため、シェービング時とても寒い。
お湯は出るので髭の蒸らしは心配ないが顔以外が寒い。ヒーターを設置してもなお寒い。風邪を引きそうだ。
そこで思い出したのが小さい頃、祖父が縁側で洗面器にお湯を張り、のんびり髭を剃る姿。

なるほど、別に髭を剃る場所が洗面所でなくても良い訳か。
ならば極寒の洗面所を脱出しよう。

用意したのは洗面器と鏡、電気ケトルとランチョンマット。場所は自室の机。
エアコンをかければ常温でひげ剃りできる。
設置してから気がついたが、TV見放題、音楽かけ放題である。窓際なので外を眺めつつ髭を剃るのもなかなか。
海外産シェービングソープの香りに触発され、最近自室ではアロマ芳香剤を使っている。リラックスした時間を過ごせる。
ラテン系音楽をかけて窓の外を眺めつつシェービングしてみると、リゾートでシェービングしてる気がしてくる。
思った以上にこれは快適だ。

落ち着いてシェービングができる環境はクラッシックシェービング派にとってはもってこいの環境。すべて終わったあとに道具一式の洗浄と最後の洗顔は洗面所で行うがなかなか快適だった。

自室シェービング、ハマってしまうかもしれない。


RazoRock Plissoft Synthetic Shaving Brush 人口繊維ブラシ

2017-12-05 10:36:48 | シェービングブラシ
【RazoRock Plissoft Synthetic Shaving Brush】※五時の影で1,728円、ブックマーク参照


両刃カミソリを始めた当初、シルバーチップのアナグマ毛ブラシや豚毛ブラシは早速購入したが人口繊維のブラシは最近になるまで使ったことがなかった。なんとなく品質が劣る気がしていたためである。
それは大きな誤解だったことをこのブラシは証明してくれた。目から鱗が落ちた気分だった。それどころかこのブラシ1本だけでも良いと思えるくらいに気に入って使っている。(実際は色々使っているのだが)
利点は色々あるが何と言っても肌触りが良い。シルバーチップが最高峰の肌触りという認識があったがこの1800円程度で購入できる人口繊維はほぼ互角と言って良い。シルバーチップにアドバンテージがあるとするなら、高価格であるためハンドルの質感が良いということと自己満足感だろうか。
人口繊維が良い点はまだある。天然素材と比較して乾燥が早く毎日使える。泡立ちも良い。毛先が乱れないので毛がボサボサして見てくれが悪くなるようなこともない。とても実用的である。

シェービングブラシカテゴリのトップが人口繊維というのはこの手のブログでは奇異かもしれないが、初心者の1本めのブラシを選ぶとすれば、価格や実用性、また、まだブラシを複数本用意できていないタイミングを考慮すると人口繊維ブラシを手に入れることをオススメしたい。品質が良いのは認めるが価格の高いミューレ辺りを購入するより実用的な分、余った予算でソープや替刃を購入したほうがシェービングライフを満喫できること請け合いである。


ディスポカミソリとカートリッジ替刃

2017-12-05 09:38:42 | ヒゲソリ雑記


【KAI ゴールドステンレス5本入り】
昭和の時代から既に発売されていたKAIゴールドステンレス。ダイソーなどで5本入り108円(税込み)で手に入る。
一般的に剃りにくいカテゴリーと思われているこの商品だが、両刃カミソリを使い始めてしばらくした頃気まぐれで購入してみた。
結果から言えばこのカミソリは値段以上の切れ味を発揮する。ざっくり言うと両刃カミソリの替刃が片方だけセットされている感覚だった。
但し本体重量が殆ど感じられないため事前に髭を十分に湿らせ、持ち手も人差し指でヘッドを軽く抑えるなど、特殊な剃り方を要する。
このコツさえ掴んでしまえば、両刃カミソリと同様の剃り味が期待できる。寿命も髭が濃くて太い私でも3、4回は大丈夫だった。
普通の人なら1週間はいけるかもしれない。
ひげ剃りを持参していない急な外泊時、このゴールドステンレスは心強い味方だ。
究極に簡素化されたこのカミソリ。未だに消えないこの商品、確かに魅力を感じる。



【フェザーFⅡneoカートリッジ替刃10個入り】
両刃カミソリを始めたのはカートリッジ式カミソリのコスト高に疑問を持ったのがきっかけだったが、その時に
安くて実用的なカートリッジも調べた。そこで最終的に残ったのがこの製品だった。
Amazonではカートリッジが10個入って800円程度で売られている。一般的なカートリッジは10個で2000円前後。
流石に高いと思ってしまうが、FⅡのカートリッジならば疑問を持たずに買える価格。

そしてソリ味だが2枚刃が故、ドラッグストアで一般的に並んでいる4枚刃や5枚刃の製品と比較すると肌への負担が大きい。
刃が沢山並ぶほど面当たりの力が分散される為肌への負担が少なくなる。2枚刃だと当然5枚刃よりも力が集中し肌への負担が増える。
だが深剃りは利く。カートリッジ式カミソリの中では屈指の深剃りを誇る。

解決策は簡単である。「正しい剃り方」を身につければ解決する。

この記事を見ていただいてる方は両刃カミソリを実際に使っている方が多いと思う。
当然自分のひげ剃りのテクニックについて関心があると思うし、修練・研鑽されておられるだろう。
ならばこのFⅡカートリッジはさほど手強い相手ではない。適度な力のかけ具合を維持するだけで済む。
カミソリを当てる角度やパスの方向はどはある程度ホルダーがサポートしてくれる。
きっとわざわざ記述しなくとも、髭を十分に湿らせ、きちんと3パスで剃るくらいのことはなさっているだろうから。
手早く、肌への負担が少なめに剃れるこのカートリッジは肌の調子が悪いときは頼れる相棒となるだろう。