HAVE A NICE SHAVE

クラシックシェービングと男性スキンケアのノート

Parker Valiant

2017-12-08 20:39:18 | 両刃カミソリホルダー
インド製 サテンクロムメッキのオールブラスハンドル 亜鉛合金ヘッド
剃刀の重さ:111g ハンドルの長さ:90mm Maggard Razorsで$57.00



見た目はオシャレだが精度が今一歩だという評価が定着していたパーカー製ホルダー。
最近まで選択肢に入れたことがなかったブランドだった。
だが最近発売されたこのモデルだけはやたらと評判が良い。
Valiantの製品名が示すとおり、この製品はクローズドバーとヘッドの間隔をハンドル底部のノブを回すことにより変化させ、剃れ味を調整できる構造になっているホルダーである。
調整式ホルダーはGillette slim ajustableおよびfatboyを筆頭に、現在でもメルクールなどで発売されている。デザイン的にも好みであり、海外サイトの評判も上々なので初のParker製ホルダーがどんなものか、購入してみることとした。

調整式ホルダーではGillette slim ajustableを既に所持しているので、有名なホルダーと言うこともあり、Valiantと比較してみた。
本体重量はGillette slim ajustableの71gであるのに対して111gかなり重量のある本体だ。持っていてずっしり来る。ヘッドの厚みはGillette slim ajustableが10~11mmに対して12~13mmとかなり厚めのヘッドだ。
ハンドルのグリップはひし形のローレットが刻み込まれ指が滑ってしまう心配はまず無い。
肝心の剃り心地だが間違いなく強アグレッシブへ振られている。ダイヤル1の時点で既にメルクール34cよりアグレッシブな状態だ。最高値は5なのだがそこまで行くと殆ど刃がむき出しになっているような感覚。
Gillette slim ajustableはマイルド~弱アグレッシブの味付けがされているようで、明らかに性格が違う。
おまけにヘビーウェイトなのでヘッドを皮膚に載せただけでブルドーザーのように剃れていく。
ここまで書くととんでもない暴れ馬のような印象を受けるかもしれないが、正直なところ私はこのホルダーが気に入っている。その理由としてホルダーの有効傾斜角が異様に広いのでとても扱いやすからだ。そして私の気に入っているアストラスーペリア替刃ととても相性が良い。このホルダーでフェザーステンレスを使う勇気は私には無いが、マイルド替刃なら上々な効率でシェービングが可能だ。
あまり乱暴に扱うと肌を切ってしまう恐れがあるが、慣れてくるとかなり短時間に髭を剃り上げることができる。太い髭だろうと伸びすぎの髭だろうとこのホルダーはその重量でどんどん刈り取りヘッドの通った後はまっさらな平地に変えていくだろう。いやはや、豪快なホルダーだ。

カートリッジかみそりとクセ

2017-12-08 15:41:15 | ヒゲソリ雑記
私はカートリッジカミソリのコスト高に閉口して両刃カミソリを始めた。
それまでは電気シェーバーとカートリッジ式を併用していた。ウェットシェービングは理髪店で髭を剃った時のような疑似体験ができるので両刃以前よりウェットのほうが好きだった。

やがて両刃カミソリの存在を知って購入することになり、最初はお約束どおりフェザーポピュラーを購入してその後すぐにメルクール33cを購入した。調子に乗ってソープ3種類、ブラシ2種類、替刃のサンプルを多数購入した。
コストを抑えるつもりで始めたクラッシックシェービングだが既にこの時点で小遣いから数万円を投下しておりもう後には引けない。クラッシックシェービングを身につけることは、は私にとって必須目標となったのであった。

ところが当初、全くもって上手く剃れなかった。剃れる部分があったり剃り残している部分があったり、仕上がりが安定しないのだ。出血こそ大したことはなかったが、部分的にヒリヒリしたり、剃り残しがあったり、仕上がりが安定しない。カートリッジ式の頃と比べて仕上がりが安定しないのだ。
正直自信を失いかけ、やはり科学技術の進歩と共に進化した現代のカートリッジを財布のやせ細るのを我慢しつつも購入するするしか無いのだろうか?
ところが後悔後に立たず、既に大金(自分にとって)を投じたクラッシックシェービンググッズが大量に棚に陳列されている。苦し紛れでネットを巡回、いろいろなユーザーのコメントを拝見して自分のシェービングを見直すことにした。

結果を言うとこれがよかった。
剃りが安定しない理由はカートリッジ式カミソリの時に知らずに身についていた手首を使う癖だった。
頭ではわかっていたつもりだったが軽く考えていたのかもしれない。顔の表面は角度が複雑だが、皮膚の湾曲に合わせてホルダーの角度を適切に保つ意識を重要視していなかったようだ。カートリッジ式ならヘッドが上下に動くのが普通なので傾斜角を意識しなくてもある程度傾ければ自分で最適な角度に固定される。
また両刃の場合、ホルダーによっても最適なホルダーの傾斜角は違う。これを神経質なくらい気をつけて剃るようにしたところ仕上がりが安定して平均化し、マイルド系替刃であってもカートリッジ式以上の出来上がりを手に入れる事ができた。その後、角度調整だけでなく、ヘッドを僅かに回転させながら剃る方法にも気が付き、曲面的な肌に対してもスムーズに剃れるようになった。そのことに気がついてしばらくは角度を確認しながら剃っていたが、やがて自然に剃ってても手首を固定して剃るクセが身につき、今では意識しなくても剃れる用になった。

このことで道具を使いこなす喜びを見つける事ができた。やはり両刃ホルダーを使うのは楽しい。
そのうちまた何か気がつくことがあるのかもしれないが達成感を味わえるとは良い道具を持ったと思う。

余談だがKAIゴールドステンレスという昭和の時代から発売されているレトロな姿の使い捨てカミソリを気まぐれで買った。社会人なりたての頃、安いので買ってみたが全然上手く剃れなかった。
ふとそのことを思い出し再挑戦してみたくなった。
今度は両刃カミソリのお陰でこちらにも多少知識がある。
予め髭に水分を十分含めた後、3パスで剃り上げる。もちろん手首は使わずにヘッドの角度を意識しつつシェービング。持ってみるとわかるのだがこのカミソリは非常に軽いので髭を切るときヘッドが暴れる特徴があるようだ。ならばと人差し指をヘッドに軽く添え、ほんの少しだけ圧力を加えつつ剃っていく。

3パス+タッチアップを終え、水洗顔を終えた自分を鏡で見て一人ニヤニヤした。
どうやら自分のシェービングはレベルアップしたようである。





オールインワンジェル2種

2017-12-08 11:54:13 | スキンケア
化粧品のカテゴリーに分類されているが、化粧水、乳液、クリームなどは厳密に言うと化粧ではなくて皮膚を保護するアイテムだ。そのせいもあってかこれらの製品について関心を示さない男性は少なくないと思うがひげ剃りを行った後は皮膚のダメージを再生するために必要なアイテムだ。髭を刃で切断するという行為で多少なりとも肌は痛む。むしろ女性よりも皮膚の保護は気を使う必要があるのではないか。

皮膚の保護を行う処置が必要なのは理屈ではわかるが実際問題、出勤前に洗顔、化粧水、乳液などを使用する時間があるならゆっくりしたい。痛いほどわかる本音だ。
そんな事情は販売する側でも把握しているようで、最近はオールインワンジェルというそれを塗るだけで化粧水とクリーム、美容液がワンセットになった製品が発売されている。これならばシェービング後、化粧水代わりに塗るだけなので手間は変わらない。実に便利なので私も最近は専らこれを利用している。

男性化粧品の購入時に気をつけなければならないのは化粧品の価格の大部分が宣伝広告費で中身の成分がとても薄い化粧品が多いということだ。また、メンソール系の香りとさっぱり系の仕上がりと表記されている製品が大多数を占める。”判で押したように”とはこのことである。
残念ながらこれらの製品は製造原価が低く水を顔に塗っているのとそれほど差はない。TVCMで見かける製品はほぼ100%これらの部類に入る。
無難なのは女性用の人気のある商品を買ったほうが肌のためには良い。どうしても男性用を求めるのであればネット検索でスキンケアサイトを見てゆくと男性用であっても通販のみで手に入るサイトがある。但しドラッグストアで求めるよりも高めではあるが。


オルビス(ORBIS) ミスター スキンジェルローション 150mL
オールインワンジェル Amazonで1,728円

ORBISというのはPOLAの系列会社で通販チャンネル用だ。差別化のためかPOLAの名前は出していないが株式のサイトで調べれば記載がある。
POLAというメーカーは技術力が売りで独自商品を開発し、中身で勝負する姿勢が感じられるメーカーである。そのPOLAが通販を主力としたブランドを立ち上げ、独自商品を揃えたのがORBISである。同じく同価格帯では機能性が高い商品がラインナップされている。女性にも人気が高い。



この商品はORBISらしく通販かORBIS直販店でのみ手に入る商品。
男性特有の顔のテカリや化粧品に慣れていないユーザーに向けでとても使いやすい。
価格もちゃんとしたオールインワンジェルにしては安い部類。ドラッグストアで販売している男性向け化粧品にくらべて遥かに高機能、高成分。海外製アフターシェーブローションを買う予算があるならぜひこちらを試してほしい。



ウテナ SIMPLE BALANCE(シンプルバランス) うるおいジェル 100g Amazonで716円



女性用化粧品を活用してほしいという良い例。
この製品はドラッグストアでも800円前後で購入できる。ヒアルロン酸の含有量は値段なりだが保湿という点では合格点。メンズ用アフターシェーブローションよりも効果が高い。実際に私も利用してみたが、価格を考えば問題ない。最低限これだけはという意味では使える。無香料なので男性が使っても困ることは無いだろう。




Cella Shaving Soap Pot

2017-12-08 11:44:01 | シェービングソープ
Cella Shaving Soap Pot

イタリア製 150g入り ebayで1500円前後



海外のソープは実に多様な香りが楽しめる。国内シェービング用品は一様にメンソールの香りしかしないのはいかがなものか。このあたりは本場である海外に一日の長があるとしみじみ感じる。

さて、Cella Shaving Soap Potは固形石鹸がプラスチックの容器に入ったタイプのシェービングソープだ。他のサイトで見当たらないので私は専らebayを利用して入手している。イタリア国内ではメジャーなメーカーなので私が利用しているebayの店舗では常時在庫がるのでその点は安心している。

メーカー側はアーモンド系の香りと説明しているが、私はカプチーノコーヒーに近い香りだと思う。とても良い香りがする。使用感だが結構硬い固形石鹸なので毛先の柔らかいブラシを使用するとローディングに時間がかかる。私は予め表面にお湯をかけて時間を置き、豚毛で硬めのブラシでローディングしている。泡立ち自体は良い方だと思う。硬い石鹸状の製品のためか使い切るまでの寿命も結構長い。

良くも悪くも香りが強いので気にいるか気に入らないかで継続使用が決まると思う製品である。

Gillette 7o'click SharpEdge(yellow)

2017-12-08 10:57:31 | 両刃カミソリ替刃
ロシア製 5枚入り 五時の影で162円



アストラと比較するとシャープな切れ味の替刃、特徴はシャープ系にしてはやや寿命が長い。私自身の使用感ではアストラが2,3日の寿命に対してこの製品は4,5日使用できる。一般的な太さの髭の方なら一週間くらいは大丈夫かもしれない。
ebayなどで購入すれば安く入手できるので価格面でお買い得感がある。
こちらも人気のブランドなので、海外の通販サイトでも扱っている店舗が多く、入手性が良い。

私はこの7o'click SharpEdge(yellow)とASTRA Superior Platinumを常時用意してホルダーによって使い分けている。マイルド系のホルダーで好んで使用している。エドウィンジャガーDE89で使用するとシャキシャキと高音寄りの切断音が楽しめるので剃っていて気持ちがいい。
パッケージの中身は一枚ごとにトレーシングペーパーのようなもので梱包されているが、紙を接着するための糊が替刃自体に付着している場合がある。これを気にするユザーもいるようだ。私自身は海外の加工品だしひげ剃り自体に影響は無いので気にしてないが、気になる人は気になるのかもしれない。

この製品は他に緑色のパッケージや黒色のパッケージもありそれぞれ感触が異なるのでいずれ購入して使用感を掲載したいと思っている。