消耗品である替刃はできれば安く抑えたい。
だが海外通販を見れば100種類以上の替刃が手に入り、そのそれぞれで切れ味、感触が大きく違う。
ある時ebayでそこそこ名が通ったブランドの替刃を安く手に入れた。
Wilkinson Sword Saloonpack、送料込み100枚で1200円。なかなかのお買い得だった。
だがこれが不幸の始まり、未だにその替刃は消耗しきれていない。
誤解されては困るのだが決してWilkinson Sword Saloonpackを批判しているのではない。
自分の髭に対してこの替刃がマイルド過ぎたというのが理由である。試しもせずにいきなり買った自分のミスである。
海外の両刃ホルダー愛好家のフォーラムでは、「この替刃はシャープ系」「この替刃はマイルド系」など
替刃の感想のレビューを見ることができる。
ところがこれが厄介で各々ユーザーの感想は、”自分の髭に対して”シャープなのか、マイルドなのかレビューされている。また、今までそのユーザーが使用した替刃が参考になっているのかもしれない。
要するにおおまかな参考にしかならない。
日本国内のユーザーの間でとても人気の高い替刃でshark super stainlessという製品がある。
五時の影で5枚86円。かなりの低価格。価格とバランスがとてもいいのであろう。
だが私にはこれもマイルドすぎて、残念ながら普段使いの替刃としてレギュラー入りできなかった。
私の髭は恐らく客観的に見て太い、加えてそこそこ密度もある。
肌の色が白くないのでそれほど目立たないが、これが色白の肌だったら”青髭のおじさん”だったと思う。
そのせいかマイルド系替刃を使用すると、剃れなくはないが何回もカミソリを往復させることになり、肌を痛めてしまう。
髭が細い場合、マイルド系替刃を使用すると皮膚を痛める程度が低く、滑らかに剃り上げることができる。
一方私の場合はそのバランスが難しい。切れ味もそこそこあるだけでなく、滑らかさもある程度欲しい。日本には世界に誇る最高の切れ味と名高いフェザー・ステンレスがあるが、ここまでいくと逆に切れすぎて痛くなる。
今のところASTRA Superior PlitinumとGillette 7 O'clickを常用しているが、「これが最高」なのかどうかは不明である。色々試してみて自分で答えを出すほかない。
そこで初期に買ったWilkinson Sword Saloonpackが気になる。一向に消費しきれないそれはいつまでも棚に残っている。3日に1度交換しても100枚入りなので1年分近くある。後ろめたいので時々使ってみるのだがやっぱり剃れ味が足りない。またしばらく棚に放置、悪循環のループにハマってしまっている。もういっそのことヤフオクにでも出してしまおうかとも思っている。
以降、レギュラー入り替刃は10枚、お試し品は5枚ずつ買うことにしている。色々交互に使っているのでこの枚数でも一月は余裕で足りる。
もし、まだ常用替刃が見つかっていない方はサンプルパックで試した方が良い。
評判とブランド名だけで買うと自分に合わないケースは珍しくないからだ。
気に入った替刃に巡りあえれば最高だが、その道程は遠い。せめて楽しみながら使っていきたい。