前回の日記の続きでございます。
奥野ビルに行く前に、加島美術「バック・トゥ・ザ・江戸絵画 Episode Ⅰ~若冲・蕭白・蘆雪・白隠~」を観ましたのじゃ。
https://www.kashima-arts.co.jp/events/edo-kaiga/
お題の伊藤若冲、曾我蕭白、長沢蘆雪、白隠慧鶴の他、円山應挙、鈴木其一、岩佐又兵衛、林十江の作品もあり、展示室と外のショーウインドゥ、合わせて32点ほどの展示。
「バック・トゥ・ザ・江戸絵画」なるタイトルとポスターにニヤリとしてしもうたが、実際にドク役のクリストファー・ロイド氏が来訪なさったそうで、その時のお写真も壁に貼られておったぞよ。
展示室内はいつも通り、素晴らしい作品をガラスケースなしでごく近くから観られるのがありがたいのじゃ。
価格が表記されておるゆえ、作品と見比べられるのも楽しゅうござります。
わたくしのお気に入りを観た順に。
まずは1階。展示空間もなにやらオシャレでかっちょいいぞよ。
・伊藤若冲《柳に叭々鳥図》紙本、水墨
昨年も観てお気に入りだった作品。
真っ逆さまに飛ぶ叭々鳥のポーズと、目を見開き口をクワッと開けた顔がツボなのじゃ。
・伊藤若冲《雙鶏図》紙本、水墨
若冲の水墨画と聞いて真っ先に思い浮かぶのが鶏でございます。
このつがいも、羽根やポーズの描き方の素晴らしさと、ユーモラスなお顔がお気に入り。
・曾我蕭白・画/二日坊宗雨・賛《紙雛之図》紙本、水墨
はっちゃけぶりに思わず笑いが。
女雛ってば、着物はどうしたのじゃ~?
・円山應挙《雪柳狗子図》絹本、着色
雪の中、まるっとした3匹のワンコが転げ回ったりじゃれ合ったりする様が激ラブリー。
お次はお2階じゃ。
・長沢蘆雪《躑躅群雀図》絹本、着色
赤い花咲く躑躅の木のまわりの7羽の雀、水浴びしたり、枝ででんぐり返ったり囀ったり。
床の間にかけられておるゆえ遠目で観たのじゃが、とにかく雀が可愛くて悶えたぞよ。
もう1点、扇に淡彩で描かれた《群雀図》も、4羽の雀がラブリーじゃった。
・林十江《虎独風直図》紙本、淡彩
昨年観て衝撃を受けた作品で、再会できて嬉しゅうござります。
激しい風と、風に向かって吠える虎が、迫力ありあり。
・白隠慧鶴《鍾馗図》紙本、水墨
横向きで佇む鍾馗の眼力が凄い。
衣の線が文字になっておりまする。
どの作品も独り占めでじっくり観ることができ、楽しゅうござりました。
会期は3月31日まで。ご興味ある方はぜひ。
★おまけ画像
加島美術の近くのブールミッシュでGINZAソフトを食べたらば、銀座店限定ロールケーキの試食を出してくださりました♪
ありがとうござりまする~。
できますれば、丸々1台・・・(こらこら)