昨日は、加島美術「SEITEIリターンズ!! ~渡邊省亭展~」を観たのでございます。
http://www.watanabeseitei.org/
(写真撮影は許可を得ておりまする)
加島美術は、作品をケースなしでごく近くから観せてくださるのがありがたく、お供のEはいつもマスクをして観ますのじゃ。
わたくしは女神ゆえ、息はしておらぬから不要じゃがの。
渡邊省亭は大好きで、昨年も省亭の企画展を観ましたが、今回ほとんどが新たに集められた作品だそうな。
省亭の、特に鳥を描いた作品がツボなのでございます。
お供のEは生まれた時から鳥を飼っておるが、省亭の鳥は表情もよくわかると申しておるぞよ。
ゆえに鳥の中から何点か載せまする。
まずは1階じゃ。
片面の壁には、1月から12月まで、各月をテーマに描いた十二幅対がずらり。
十二幅全体を撮った写真は、手ブレで失敗してしもうた。シクシク
《一月》と《二月》
《九月》
《十一月》の部分。
1階の奥に鎮座まします《群雁図》は、本展のメインビジュアル。
《雪中松鴉》の部分。カラス可愛い。
《竹に真鶴》この鶴の表情も良いのぅ。
お次はお2階じゃ。
床の間には《雪中梅花鴛鴦図》
そして手前には、省亭下絵、濤川惣助の無線七宝の花瓶が。
このおふたり、迎賓館赤坂離宮でも観た《七宝花鳥図三十額》を手がけたゴールデンコンビなのじゃ。
奥のお部屋にまいるぞよ。
《春野鳩之図》
《牡丹之図》花も美しく雀も可愛いのぅ。
こちらの小部屋のテーブルには、
エミール・ベルジュラ編『1878年(パリ)バンコク博覧会美術傑作集』
省亭による挿絵なのじゃ。
このページの絵に描かれた《孔雀大香炉》は鈴木長吉の作で、現在ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の所蔵。
鳥の作品ばかり撮ってしもうたが、お仲間のうさぎや、ネズミや鯉などもおったぞよ。
会期は9月29日まで。23日から一部展示替えがございます。
後期も行かねば。
この後いくつかギャラリーを回ったのですが、長くなりますゆえまた後日。
さて、加島美術へ行く前に、カフェ・しずく shizuku 429を再訪しましたのじゃ。
黒うさぎさんもおるぞよ。
前回も食べた小倉パンケーキセット、トッピングのあんこが追加できると知ったからには2倍でお願いせねば。
コーヒーは深煎りでの。
昭和チックなしっかしりしたパンケーキに、倍量あんこが嬉しいのぅ。
今度行ったら、あんこ3倍でお願いしようかの。エヘ
昨日はオーナーご夫妻お揃いで、興味深いお話もお伺いでき、また楽しゅうござりました。