菊池寛実記念 智美術館「現代陶芸のすすめ」を観たのでございます。
https://www.musee-tomo.or.jp/exhibition/index.html
(一部の作品と螺旋階段を除き写真撮影可)
スミソニアン国立自然史博物館で1983年に開催された菊池智コレクションによる展覧会「Japanese Ceramics Today(現代日本陶芸展)」出品作をはじめ、1970年代から80年代の作品を中心とした日本の現代陶芸61点の展示。
展示空間ごとに、気になった作品などリスト順に載せまする。
展示室入口で、こちら作品がお出迎え。
★岡田謙三《塩釉折面壺》1981
本展のメインビジュアル。
・広い展示室
【器の形態に表される個人の制作】
本展の前半は、皿、鉢、茶碗、花器など器の形の作品を中心に紹介。
★河本五郎《色絵渦紋飾瓶》1982
★藤本能道《色絵木蓮と鵯八角筥》1976
★藤平伸《飾筥 薔薇》1988
★近藤豊《粉華大鉢》1981
★加守田章二《彩色壷》1972
★三代徳田八十吉(徳田正彦)《耀彩鉢〈黎明〉》1986
★森野泰明《雲藍耳付花器》1981
写真撮影不可。トルコ石のようなブルーに金、綺麗じゃ。
【陶のオブジェ的造形作品】
後半は、用途のないオブジェ的な造形作品の紹介。
★八木一夫《黒い花》1964
★荒木高子《岩の聖書》1981
写真撮影不可。黒い岩のような陶の一部が、みっしり薄いページになっておる。
★藤平伸《春の日》1989
★鈴木治《青青磁 鳥》1981
写真撮影不可。折り鶴が飛んでる形。
★母袋幸子《印仏》1981
写真撮影不可じゃが、後半で一番ツボじゃった。
紙か布のように丸まったり撓んだりした巻物の形状を、w89.4×d40×h7.2㎝の大きさで作ってあるのも凄い。
紙、いえ陶の表面には、素朴可愛い仏の印がみっしり並べて押してございます。
★川上力三《座 1981》1981
座布団ももちろん陶じゃよ。
★鯉江良二《証言》1982
★三輪龍氣生(龍作/十二代三輪休雪)《ハイヒール》1979
★栗木達介《黄鱗文巻弁陶》1992
★北村真一《作品》1992
・小さな展示室
壺が7点展示されておりまする。
★小野珀子《釉裏金彩花壺》1980
写真撮影は不可じゃが、キラキラグリーンが宝石めいて美しく、この7点の中では1番お気に入り。
★原清《鉄釉大壺》1981
★伊藤赤儘《無名異壺》1981
・ホール
こちらのケースにも3点ございます。
★川崎毅《雪》1981
このボケボケ写真ではよう分からぬが、木の陰に何かが・・・
お気に入り作品の殆どが撮影不可なのは残念じゃったが、大好きな作家の作品もあったし、61点の作品観応えあり、展示空間も素敵で良うござりました。
会期は5月6日まで。
さて、ジョナサンでひと休みじゃ。
季節のジョナパフェ(いちごと練乳)をお願いいたしまする~。
ソフトクリームや苺ソルベや苺ゼリー。練乳がかかっておるのが嬉しいのぅ。
練乳増量でおかわりを持ってまいれ~!
★本の話
ニコラ・グリフィス『折れざる槍』
アーサー王伝説の円卓の騎士パーシヴァルを女性の設定にしたファンタジー。
羽住都のカバーイラストがたいそう美しく、表紙に惹かれて読んだのでございます。