先々週に観てツボだったにもかかわらず、書きそびれていた展覧会でございます。
シャネル・ネクサス・ホール「“In Goude we trust!” ジャン=ポール グード 展覧会」
https://chanelnexushall.jp/program/2018/jeanpaulgoude/
(写真撮影は許可を得ておりまする)
シャネルの広告と聞いてまず思い浮かぶのが、ジャン=ポール グードなのでございます。
グード自ら手がけた本展は、長年にわたり協働関係を築いてきたシャネルとのコラボレーション作品と、インスタレーション、写真、ドローイングプリントなどアート作品が観られるのじゃ。
会場入口から続くドローイングシリーズと《ポンピドゥーでの大舞踏会》
《ソウルの女王陛下》がお出迎え。
次に現れた巨大パノラマパネルで、次々と変化する映像を観ておると、
白いドレスが、人間とは思えぬスピードで滑るように通り過ぎて行くのが目に入ったのでございます。
なめらかすぎる動き、まさか機械仕掛けの人形!?
待って待って~!
お姉さんは人形にあらず、美しい人間じゃった。
なれど、くるくる回ったりポーズをとったりしながら移動するお姿が、人間離れしておる。
セグウェイめいたものに乗っておるのかの?
スカートの裾をちらりと上げたりするのじゃが、はっきり見えずわからんかった。
お姉さんは鏡の前に座り、両手と頭から炎を上げながら、グノーの『宝石の歌』を歌うのでございます。
衣装も素敵じゃのぅ。
この幻想的で美しいパフォーマンスは、シャネルのファイン・ジュエリーのためのインスタレーション《Fire》で、これを観られただけで既に満足じゃ。
が、もちろん全部観るぞよ。
奥の真っ暗な小部屋に展示の新作《Stormy Weather CHANEL》もお気に入り。
空っぽの鳥籠の中にココ・シャネルの魂が現れ、『メリー・ウィドウ・ワルツ』に合わせて囀りながら籠の中を飛び回るのじゃ。
シャネルの香水の広告も色々ございます。
ヴァネッサ・パラディを起用した「Coco」
「シャネル N°5」
「エゴイスト」
「エゴイスト プラチナム」
「チャンス」は記憶に新しいですのぅ。
「チャンス」のストーリーボード。
《クリス リーとココ シャネルの魂》は2015年の作品。
グレイス・ジョーンズを起用した、1980年頃の作品。
この左手の階段奥のミニシアターでは、グードの活動をまとめた約75分の映画が上映されておりまする。(映画のみ写真撮影不可)
あまり時間なく、一部しか観られんかったのが残念じゃがの。
会期は12月25日まで。ご興味ある方はぜひ。
この他にも書きそびれておる展覧会が色々あるのじゃ。
会期が終わるまでに書けるとよいのじゃが・・・