ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

「ジャン=ポール グード 展覧会 “In Goude we trust!”」(シャネルネクサスホール)

2018年12月18日 06時15分37秒 | 展覧会・美術関連

先々週に観てツボだったにもかかわらず、書きそびれていた展覧会でございます。

シャネル・ネクサス・ホール「“In Goude we trust!” ジャン=ポール グード 展覧会」
https://chanelnexushall.jp/program/2018/jeanpaulgoude/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

シャネルの広告と聞いてまず思い浮かぶのが、ジャン=ポール グードなのでございます。
グード自ら手がけた本展は、長年にわたり協働関係を築いてきたシャネルとのコラボレーション作品と、インスタレーション、写真、ドローイングプリントなどアート作品が観られるのじゃ。

会場入口から続くドローイングシリーズと《ポンピドゥーでの大舞踏会》


 

《ソウルの女王陛下》がお出迎え。


 

次に現れた巨大パノラマパネルで、次々と変化する映像を観ておると、


 

白いドレスが、人間とは思えぬスピードで滑るように通り過ぎて行くのが目に入ったのでございます。


 

なめらかすぎる動き、まさか機械仕掛けの人形!?
待って待って~!


 

お姉さんは人形にあらず、美しい人間じゃった。
なれど、くるくる回ったりポーズをとったりしながら移動するお姿が、人間離れしておる。


 

セグウェイめいたものに乗っておるのかの?
スカートの裾をちらりと上げたりするのじゃが、はっきり見えずわからんかった。


 

お姉さんは鏡の前に座り、両手と頭から炎を上げながら、グノーの『宝石の歌』を歌うのでございます。
衣装も素敵じゃのぅ。


 

この幻想的で美しいパフォーマンスは、シャネルのファイン・ジュエリーのためのインスタレーション《Fire》で、これを観られただけで既に満足じゃ。

が、もちろん全部観るぞよ。 

奥の真っ暗な小部屋に展示の新作《Stormy Weather CHANEL》もお気に入り。
空っぽの鳥籠の中にココ・シャネルの魂が現れ、『メリー・ウィドウ・ワルツ』に合わせて囀りながら籠の中を飛び回るのじゃ。


 

シャネルの香水の広告も色々ございます。

ヴァネッサ・パラディを起用した「Coco」


 

「シャネル N°5」


 

「エゴイスト」


 

「エゴイスト プラチナム」


 

「チャンス」は記憶に新しいですのぅ。


 

「チャンス」のストーリーボード。


 

《クリス リーとココ シャネルの魂》は2015年の作品。


 

グレイス・ジョーンズを起用した、1980年頃の作品。


 

この左手の階段奥のミニシアターでは、グードの活動をまとめた約75分の映画が上映されておりまする。(映画のみ写真撮影不可)
あまり時間なく、一部しか観られんかったのが残念じゃがの。


 

会期は12月25日まで。ご興味ある方はぜひ。


 

この他にも書きそびれておる展覧会が色々あるのじゃ。
会期が終わるまでに書けるとよいのじゃが・・・