一昨日は、ギャラリー和田「山田さやか展」を観たのでございます。
http://www.gallery-wada.jp/home.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)
山田さやかの作品を初めて観たのは、2017年のアモーレ銀座ギャラリー「線の美学展」で、SAYAの名前で展示されていた鉛筆画2点に、たいそう心惹かれましたのじゃ。
今回は初個展で、「月刊美術新人賞デビュー2018」準グランプリ受賞記念の個展でもあり、初日に行きたかったのじゃが都合つかず、2日目になってしもうた。
素晴らしい鉛筆画21点に大興奮。
平面に鉛筆で描かれておるとは思えぬリアルな描写と幻想とのバランス、そして美しさがたいそうツボ。
撮った写真は額が反射してしもうたし、実際に観ねば素晴らしさがわからぬのじゃが、雰囲気だけでも。
薔薇の作品は、花びらの質感や細かい水滴の描写も凄いのじゃが、それぞれの薔薇の性格まで感じられるのも凄いのぅ。
《resolution》
《S&》
《時の中》
《瞬きの間》
カップの側面に現れる森、持ち手に薔薇の鋭い棘、溶け出る薔薇。
瞬きをしている一瞬に、こんな光景が広がっておるやも・・・
《薔薇Ⅱ》
遠近感も美しい薔薇園。繊細な白抜きのサインまで美しい。
《wr》
ハガキサイズの素敵な作品。サインも絵の一部になっておりまする。
2点の女性像にも薔薇が描かれておりました。(写真は大失敗)
《g》
アモーレ銀座ギャラリーで観た作品。再会できて嬉しいぞよ。
《y》
上の《g》と対になったような作品で、バクの肌の質感や、建物の緻密な表現も凄い。
鳥を描いた作品もツボでございます。
《アカアシモリ》
可愛いお姿にひと目惚れ。ご友人が飼ってらっしゃるアカアシモリがモデルだそうな。
《face forward》
凜とした水鳥、素敵じゃ。
撮影失敗した作品《A》は、現在の作風に変わるきっかけとなった初期の作品だそうで、遠目で真っ黒に見える背景も凹凸で変化をつけてあったり、肌や金属や猫の毛並みの質感にも目が釘付け。
お気に入り作品ばかりで、何度もぐるぐる観たのでございます。
特にお迎えしたかった作品が、3点とも既に赤シールなのは無念でありましたが、在廊なさっていた作家ご本人が作品について丁寧に説明してくださり、嬉しゅうござりました。
会期は2月23日まで。ご興味ある方はぜひ。
わたくしも再訪したいのぅ。
★おまけ画像
ギャラリー近くのなか卯でランチ。
なか卯に入るのは数百年ぶりくらいじゃったが、クリスピーオニオンのローストビーフ丼に付いてくるロンギヌスの槍型スプーンがお目当てだったのじゃ。
おかわりを持ってまいれ~(ばき)
★追記:2月23日
最終日の本日、お供のEのお仕事前に何とか再訪できたぞよ。るらら~♪
前回とは作品の並びが少々変化しておりました。
特にお気に入りだった《アカアシモリ》と《薔薇Ⅱ》も見納めできたし、作家ご本人にもまたお会いできて嬉しゅうござりました。
次回の個展も楽しみよのぅ(←気が早すぎw)