3日前の話になりまするが、伊勢丹新宿店アートギャラリーで、2つの展覧会を観たのでございます。
まずは、「アートのチカラ選抜展」
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/shops/art/artgallery/shopnews_list/shopnews021.html
(写真撮影は許可を得ておりまする。作家ごとの展示風景ならOK)
今年1月の「アートのチカラ」展に参加の50名の中から、お客様アンケートで選ばれたトップ10の作家の作品の展示。
(「アートのチカラ」も観に行ったのじゃが、ブログは書きそびれてしもうた。)
好きな作家が多く、数点ずつ展示されておるのが嬉しいのぅ。
10名の作品の展示風景写真を、作家名50音順で。お気に入りも書いておくぞよ。
・菊池鮎子
隣の壁にも作品があったのじゃが、カメラに入りきらんかったのが残念。
写真中央の《赤石の小窓》(M8号 和紙に岩絵具)
・黒木美都子
黒木作品は、人物のお顔や青の使い方が美しくて好きなのでございます。
左の《流転》(F10号 日本画)と、中央の《冠》(S0号 日本画)
・小林範之
小林作品は、特にフクロウがお気に入りなのじゃ。
中央の《月夜の瞳》(F6号 和紙に岩絵の具、金泥、銀泥)と、右の《明鏡》(SM 和紙に岩絵の具、金泥、銀泥)
・塩沢かれん
この作家も好きな作家で、3点ともお気に入り。
右の《真実の幻》と、左の《ガラスの海を越えて》(P6号 油彩、アクリル、板)
・高橋祐次
可愛いお家がたくさん。質感が面白いと思うたら、砂を使っておるのじゃな。
《3階建の家》《プールがある家》(アクリル、砂)
・丁子紅子
今回の人気投票第1位の作家。
先日ブログに書いた「現代童画会'19選抜展」に展示の作品も素敵じゃったが、こちらも素敵な作品揃い。
中央の《在り続けるもの。》(M8号 雲肌麻紙、岩絵の具)と、左から2番目の《灯火のさきに》(F4 日本画)
・花菱慧
美人画いつも美しゅうござりますが、鳥も好きじゃ。
花鳥画、もっとたくさん観たいぞよ~。
左の《白鷺と睡蓮》(P6 アクリル、岩絵具)と、左から2番目の《尾長と夾竹桃》(P6 アクリル、岩絵具、水干)
・フジイカクホ
木製の台座の上の僅か5㎜ほどのミニチュアは、置かれている虫メガネを使わねばとても見えませぬ。
《アデリーペンギンの隠れ家》(樹脂粘土)など。
・松本真実
彫金作品。動物も植物も良いですのぅ。
右から2番目に置かれた《眠》(打ち出し、絞り)
・三塚新司
作品は柱の向こう側にもございます。
《DELIRIUM20190806》(P5号 サーフボード制作技法)
そのお隣では、「山田勇魚作品展」が同時開催。
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/shops/art/artgallery/shopnews_list/shopnews019.html
(写真撮影は許可を得ておりまする。テーブルごとの展示風景ならOK)
山田勇魚の、青く透き通った樹脂のクジラに船が沈む《帰港》シリーズは、以前から好きだったのじゃ。
今回はクジラだけでなく、シャチもおるぞよ。
そして、大好きなペンギンやカモメが登場しておるではありませぬか~。
写真がちっこくて分かりづらすぎじゃが、《漂流》シリーズは、流木にとまったカモメの中に、作家が浜辺で拾った物(ゴミ)が閉じ込められておるぞよ。
1番お気に入りは、右端から2番目の《漂流10》
青い鳥の中に、お刺身のパックに入っているプラスチックの黄色い菊が入っておるのじゃ。
こちらの右から2番目もお気に入り。流木の形もかっちょいい。
《望郷》シリーズはペンギンじゃ。
グループ展と個展、どちらも観応えござりました。
会期は8月27日まで。