十数年ほど前ウォレス・コレクションを知ってから何時か是非訪ねたいと思っていた。今回叶った。ハートフォード侯爵家の五代にわたるコレクション。貴族の家そのものが美術館になっています。初代侯爵は18世紀外交官として渡った海外で金銀財宝を収集したらしい。二代、三代と受け継がれ、ロイヤル・ファミリーとの親交などもありそのキャリアは確固としたものになった。1897年五代目のレディ・ウォレスが亡くなりコレクションは国に寄贈されたのです。1900年6月にウォレス・コレクションはナショナル・ミュジアムとしてオープンした。この様に一収集家、一家だけのコレクションで成り立っているミュジアムは珍しい。レンブランドやルーベンスもあったが、フランスのものが多かった。落ち着いてゆっくり見る事が出来るマイナーなミュジアム…良かった。
アフタヌーン・ティーもしましたよ。トラディショナル・アフタヌーンティー21£。少々高い。紅茶は選べます。ジョージアン・ブレンドを飲んで見た。何となくオールド・ファッションの味…と感じた。可笑しいでしょ?娘がダージリン・ハロッズ・バリをオーダーしました。酷のある深い味の紅茶ですが、苦味は全くありません。フード・ホールで量り売りを買った。ダージリン・ハロッズ・バリは高くて…驚き。量り売りは缶入りよりフレッシュでどの紅茶も香りがとてもよい。お勧めですよ。
ライシアム・シアターのグランド・サークル(二階の最前列)でライオン・キングを観た。1999年9月から上演されていて、今年9月で終演すると言う。動物社会の掟や葛藤、話は単純なので英語に自信がなくても、胸に来るシーンもありました。動物の衣装がとても面白くデザインされていて感心。そして出演者が大部分黒人であることも素晴らしいと思った。ダンスは勿論、歌唱力も凄い。力強さと軟らかさ、18世紀の劇場でアフリカのサバンナを堪能した感じです。音楽はあのエルトン・ジョン。哀愁を帯びた曲はさすが…うっとり~。
ウエストミンスター・シティにあるライシアム・シアターでミュージカル、ライオン・キングを観た。この劇場は最初1765年に建てられ、ミュージカルやエンタ-テインメントが上演されていた。しかし1830年火災に見舞われ現在の劇場はその隣に建てられ1834年にオープンしたそうです。天井は勿論、バルコニーが突き出ているデザインはユニークで漆喰の花や飾りが時代を感じさせ良い雰囲気。2000席ある。