バンバリーから車で20分、牧場とカナルに囲まれクロプディ・ヴィレッジはある。懐かしの我が家です。何も変わっていない。セミ・デタッチドと言ってT字型に2軒が連なっている。生垣が二倍の高さになっていた。左の二階の窓から、道路を行く狐狩りの一群、馬、犬十数頭の大軍団を私は見たのです。さわさわと言う音が聞こえたので何だろうと思って駆け上がったら…それは、それは素晴らしい狐狩りの行進でした。絵画で見ていたそのままが眼の前を過ぎて行きました。狐狩りが批判されつつある時期でした。
ホワイト・ライオン・ホテルの近くハイ・ストリートの入り口にバンバリークロスがある。1859年ヴィクトリア女王の長女の結婚を記念して建てられた。ゴシック様式で石で造ってある。イギリスの伝承童歌、マザーグースにも出てきます。
Ride a cock horse to Banbury Cross to see a fine lady upon a white horse
…そうです、そのバンバリークロスです。
Ride a cock horse to Banbury Cross to see a fine lady upon a white horse
…そうです、そのバンバリークロスです。
中のレストランだった部屋でランチを食べた。朝な夕なに食事をした所です。カリー ウイズ サヴァラリー ライスとか言うのをよく食べた。スパイスがきついので子供は嫌がって困った事を思い出します。近年イギリスのパブの食事は美味しいとの評判。安くてクラブサンドなどとても美味しかった。広かったあの部屋がとても小さく感じる。悲しみがいっぱい…。
バンバリーはオックスフォード・シャアーにある。1977年…遠い昔の事、夫の転勤に伴い家族で其処の小さな村、クロプディに2年余り暮らした。前任者の家が空くまで街のホワイト・ライオンというホテルに一ヶ月滞在した。1979年にイギリスを離れてからクロプディを訪ねたのは今回で三度目でしたが、ホワイト・ライオンは30年ぶり。建物は30年前と全く変わっていなかったが、中はパブになっていた。
ハイストリートを眺める3階の部屋です。教会の鐘の音や長女が朝ベッドで眼を覚まし何で私はここにいるの?と涙した事など走馬灯のように頭を駆け巡った。
ハイストリートを眺める3階の部屋です。教会の鐘の音や長女が朝ベッドで眼を覚まし何で私はここにいるの?と涙した事など走馬灯のように頭を駆け巡った。