苺のソースにぶどう、キゥーイを浮かべあまり甘くないチョコレートムースがキラキラ光る飴細工のガラス片を抱き、真ん中に鎮座している。手の込んだお洒落なデザート、さすが四つ星ホテルのレストランです。イギリス料理に責められる旅のエポック…ああ美味しかった。
御存知パエリヤです。豪華ではないけれど、えび、イカ、貝、オリーブの実、ドライトマトなどたくさん入っていてお替りする人が大勢、サフランの香りも良かった。しかしグリンピースの乱入が少々パエリヤの質を落としていますね。牡蠣の生もオーダーすれば食べられたが、店頭に並んでいたのを見ると実は薄く、”自己責任”などと聞くと自信がなかった。リアス式のヴィーゴ湾では牡蠣の養殖も盛んだそうです。
ランチは”ビハイヤ”という四つ星ホテルのレストラン。普通、船旅は食事は全部付いているので船に帰るのですが旅行社の大盤振る舞い、嬉しい海産物のランチ、ガリシアらしい食事でワイン(こちらの人が水代わりに飲むような…と思う、”Bibeiro"という白ワイン)もフリー、瓶ごとテーブルに置かれ楽しんだ。
旧市街を散策した。海産物が豊富と聞いては何か買って帰りたい。スーパーマーケットをガイドのホセさんに教えてもらった。写真上から、いかの墨煮、たこのうま煮オリーブオイル漬け、ムール貝。どれもランクが3,4ありわけが解らない。ホセさんにマーケットの女性(英語はまったく通じない)に聞いてもらったら、やはり価格も350円ぐらいの中程度が良いらしい。下は100円ぐらいからある。重い缶詰20個を(妹の分も)ホセさんはランチをとるホテルまで持ってくださった。勿論チップ10ユーロ差し上げましたよ。カナリアワインを開ける時…と楽しみにしています。
椿はカメリア・ハポンと言い17世紀イエスズ会の宣教師やポルトガルの商人が日本から持ち帰り、18世紀にはここガリシア地方では好んで栽培されたそうです。現在約6000本が植えられているとガイドのホセさんの説明。まだ硬いが蕾がいっぱいついています。他の一角には紫陽花も見かけた。
初めての寄港、北スペインの太西洋に面するスペイン最大の漁港ヴィーゴです。この地方の商業、工業の中心地でもあり人口30万人。特に冷凍魚の出荷が盛んで世界へ輸出しているそうですから、日本でも食べているかも知れません。街の高台から見たヴィーゴ湾に浮かぶわれらが船、インディペンデンス・オブ・ザ・シーズ。