ナッツ類がたくさんマーケットで売られています。カシューナッツやアーモンドでは能がないと思いピスタチオを買ってみた。一級品ではないけれど塩味も丁度よく美味しかった。訳の解らない豆類はよく油がまわって嫌な味のするものが多いと思う。ましてや外国物…ところが豆は小さかったがコリコリッとして味にはずれはなかった。
以前から家庭画報の通販でバブーシュを買いファンでした。履くほどに足になじんで軟らかく気持ちがいいスリッパです。日本は皮製品には高い関税をかけていますから結構高い。ツアーの皆さんに好奇な眼で見られながら、この時とばかり思い切って買ってきました。なめしから染め縫製まで彼等の誇る伝統です。モロッコの人々の生活を思う時、謂れのないお金はあげたくないけれど、こうして観光で落としてあげるのも一助になるかなあと思っています。
フラットな席で横になりうとうとしていたら(楽チンこの上ない)もう成田着の2時間前、フランスのガレットの朝食です。普通ならぺろりのところ、半分しか食べられない。写真を見ながらああもったいなかった…と後悔しきりです。ビジネスは本当に天国ですね。もう一度ぐらいビジネス・クラスで旅行したいと思う貧乏人の今日この頃。好奇心をいっぱい満たしてくれたモロッコ、本当に楽しかった。誘ってくださったOさんに深く感謝申し上げます。
マラケシュの最低のホテル プリンス・デ・パリを早朝4時30分に出発しモロッコを離れた。シャルル・ド・ゴールのラウンジで1時間弱休むことが出来る。まあ素晴らしくて飲み物やたくさんの料理が用意され利用者は多い。焼きそば風をいただいたがアルコールまで手が出ない。この大きなシブスト(直径15cmはある)デザートではなく軽食かも知れません。ゆっくり観察もしたかったし味わいたかったなあ。ラウンジに2時間もいられたらなあ。
海岸沿いを散歩しました。避暑のためや自宅としての大邸宅が並んでいます。田舎の土砂漠の土壁の家に住む人達との大きな格差がここにもある。土壁の家は最初は崩壊し始めているのかと思ったら建設途中で完成させると税金がかかるので出来上がらないうちに住み始め、継ぎ足して建てていき永久に完成させない…と言うことです。大邸宅を持てる人はスペインやフランス、ドイツへ出稼ぎに行っていると言う。
開通したばかりの路面電車に乗ってカサブランカの街見物です。48駅もあり何処まで乗っても7DH(100円くらい)均一だそうです。庶民の便利な足ですね。大卒の初任給が500ドルから600ドルだそうです。庶民の楽しみのミントティーが30DH(450円ぐらい)ですから生活は大変だと思う。