Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

吾亦紅(われもこう)とおおまつ宵草

2015-09-12 17:38:34 | 日記
最近は野生の”われもこう”を見る機会が少なくなったが、今朝ウォーキングの途中裏山で見つけ一輪頂いて来た。近くに月見草が…と思ったがおおまつ宵草で、本来月見草は白い花でしぼんだ後ピンクになり、黄色い花は”おおまつ宵草”で多くの人が混同していると広辞苑にあった。遺伝学的にみると別種だそうです。夏の最後の姿の富士山がくっきりと眺められた今朝です。”富士には月見草がよく似合う”と言った太宰治も混同していたらしい。ですから私の摘んできた”黄金色の月見草”(富嶽百景で彼はこう書いている)はおおまつ宵草。折りしも太宰治が芥川賞を熱望して選考委員の佐藤春夫に懇願した手紙が出て来た。太宰の受賞はかなわずそれが後の作品につながったと研究者は言っています。又吉直樹はそれも学んでいたと思われる。
野草はその素朴さが美しい。