明治乙女物語 滝沢士郎(文藝春秋) 2017-09-13 16:24:07 | 日記 芥川龍之介の”舞踏会”を読んだ後で全くがっかりした。まるで芥川の”舞踏会”を下敷きにして森有礼や伊藤博文を登場させ今様のテロ事件を加えエンターテインメントに仕上げたと思う。下田のお吉まで出てきてね。またウイリアム・A・ボーンナムの「菊と扇子」まで絡め、全く芥川のものとは比べ物にならないが、芥川の「舞踏会」もどきの話は疑問です。会話も文章も軽軽でこれが2017年度の松本清張賞とは…?。時間がもったいなかったとつくづく思う。(途中で止めればいいんだけれど…下らない所を追求したくなって)