浦幌神社・乳神神社の宮司一筆  

神社や日本の伝統文化で培われてきた教えやヒーリング(癒し)をお伝えしております。浦幌神社・乳神神社宮司の一筆。

トイレ の神様

2010年04月26日 | 宮司一筆

北海道 十勝 浦幌町 子宝祈願 安産祈願 縁結びの神社 浦幌神社・乳神神社より一筆啓上。

以前、YouTube を見ておりまして、植村花菜さんの「トイレ の神様」という歌を見つけました。

私も職業上とても気になって最後まで聴いてみますと、すてきな歌で感動致しました。

最近、この歌が流行っているようです。

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トイレには、実際に神様がいらっしゃいます。

ご存知でしたか?

厠神(かはやのかみ)です。

「日本神名辞典」(神社新報社発行)には、

「厠の守護神である埴山毘売命・水波能売神。二神は伊弉册尊の御屎御尿により生った神で土神と水神である。厠の守護神であるとともに眼病や婦人病のなどの平癒の神とされる。」

とあります。

 

解りやすく説明致しますと・・・

トイレの神様は、二柱(二人)いらっしゃいます。

埴山毘売命(はにやまびめのみこと)という土の神様と、水波能売神(みずはのめのかみ)という水の神様です。

伊弉册尊(いざなみのみこと)は、国生みのあと次々に神様をお生みになりますが、火の神様を生んだ時、陰部を焼かれてお亡くなりになります。

そのときに伊弉册尊の排泄物から埴山毘売命と水波能売神がお生まれたことから、厠の守護神となりました

二柱とも女性の神様です。

歌の中でも「それはそれは綺麗な女神様」とおばあちゃんが称えております。

おばあちゃんが言われるように、トイレにも神様がちゃんといらっしゃるのですから、トイレをきれいにする事、トイレをきれいに使う事、これは昔からの大事な教えですよね。

きたないところをきれいにするように心がけることは、不浄を嫌い、清浄を保つことを常に大事にしてきた日本人の美徳であります。

日本に古くから伝わる教えは、心があたたまりますね。

小さい頃、おじいちゃん、おばあちゃんが教えてくれたことを思い出しますと、そこにはとても大事な教えが詰まっているように感じます。

おじいちゃんおばあちゃんと孫との関係も絶妙にピッタリですしね。

これかの教育は、自虐史観を捨て、日本に古くから伝わる美徳を見直す時期にきていると思います。

 

宮司一筆

 

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