浦幌神社・乳神神社の宮司一筆  

神社や日本の伝統文化で培われてきた教えやヒーリング(癒し)をお伝えしております。浦幌神社・乳神神社宮司の一筆。

祝日 1

2009年04月30日 | 宮司一筆

早いもので4月も今日で終わります。

新年度、環境も変わり、何かと大変な1ヶ月間だったのではないでしょうか。

明日から5月です。

何といっても楽しみはGW!

皆さん、それぞれ連休の計画を立てていることでしょう。

せっかくの連休ですから、有意義に過ごしたいものです。

 

ここで、「国民の祝日」について考えて見ましょう。

祝日には、それぞれ意味があります。

しかし、近年、祝日の意義が薄れているように思えます。

祝日は、わが国の伝統、文化、歴史に由来する大切な日です。

国民皆でお祝し感謝する日でもあります。

次世代に日本の伝統、文化、歴史を伝えるためにも祝日の意義を知っておくことも大事です。

次回は、祝日について、わかり易くまとめてみますのでご覧ください。

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら


第2回浦幌神社氏子会役員会

2009年04月30日 | 宮司一筆

昨日、第2回浦幌神社氏子会役員会が開催されました。

5月の春季祭典についての打ち合わせです。

行事内容を詳しく審議致しました。

日程については

宵宮祭  5月19日(火)  

 式典 午後6時より

 余興 午後6時30分~7時00分 演武奉納

 浦幌町空手道連盟・浦幌町空手道少年団・浦幌剣道連盟

 
本 祭  5月20日(水)

 式典 午後3時より

 余興 午後4時~4時30分 子供ジャンケン大会

  

乳神神社春季祭  5月21日(木) 

 式典 午前11時

 

本年も例年どおり斎行致します。

 

当番区は、本町・栄町1区・栄町2区・住吉2区です。

大変お世話になりますが、宜しくお願い申し上げます。

皆様のご協力をお願い致します。

 

尚、新総代・副総代の顔合わせ会は5月18日です。

後ほどご案内致します。

 

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら


冬から春へ

2009年04月29日 | 宮司一筆

日本列島は、温暖な気候で四季がはっきりしているため、四季折々の景色が我々を楽しませてくれます。

また,南北に長いため,地域によって気候の差が大きく見られるのもおもしろいところです。

本州の方は、桜の開花も終わっている頃と思いますが、

ここ北海道は、先日雪が降りました。

境内の日陰には、まだ少し雪が残っております。

 この時期、春だな~と思いきや・・突然雪が降ったりもします。

でも、春はもうそこまで来てます。

境内をみわたすと日向に「たんぽぽ」を見つけました。

見落としがちですが、ちゃんと咲いてました。

日陰に雪 日向にたんぽぽ

境内の景色を見て、冬から春へ変わり行く季節を感じました。

境内の花の様子は?

エゾリスくるみがリポートしてます。→ ここ

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら


北海道 十勝 乳神神社 発祥の地

2009年04月28日 | 宮司一筆

数回に亘り、乳様の記事を書かせて頂きました。

最後に、乳様の発祥の地をご紹介致します。

場所は、北海道十勝郡浦幌町瀬多来の山中です。

現在、この場所は日立建機㈱浦幌試験場様が所有しております。

 ※(注)普段は、試験場内のため許可なく入れません。


この道をしばらく進みますと、乳様の発祥地がございます。

 

乳様の発祥地は、日立建機㈱浦幌試験場様により、竹垣で囲って立派にお祀りして頂いております。

平成7年に先代の宮司が地元住民とともに「乳様の発祥地を残して欲しい」と願い出てたところ、当時の所長さんも「地元の信仰を大事に守りたい」と立派な竹垣を奉製してくださいました。

 

 平成7年10月竹垣の落成式の様子

当日、奉賛会員や地元関係者が参列致しました。

 

そして、10年後の平成17年5月7日

日立建機㈱土浦工場様より300本の竹が贈られ、厳選した竹を使用し新に改修工事をして頂きました。。

これは、平成17年の改修落成式の時の写真です。

つやの良い竹垣が完成致しました。

左の木が2代目のナラの木です。元気に育ております。


改修落成式は、私がご奉仕させて頂きましたが、写真でわかりますかね。

白いものがポツポツ、5月なのに珍しく雪が降ったんです。

山に薄っすらと積もる雪がとても綺麗でした。

参列者は、「乳様は女性の様だから、雪化粧をしたんだね」と言っておりました。

 

このように、乳様の発祥地は、日立建機㈱浦幌試験場様のご協力により守られております。

ありがたいですね。


乳信仰は、この地から始まり、今もたくさんの方々の心の拠りどころとして信仰されております。

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら


北海道十勝 子宝安産の乳神神社 伝説 7

2009年04月27日 | 宮司一筆

乳様のお話の続きです。

乳様のナラの大木は災害で倒れてしまいましたが、乳房のコブの部分がきれいに残っていたため、昭和30年ごろから地元の瀬多来神社でお祀りするようになりました。

現在の水子神社のお社が、当時、乳様のコブを納めたお社です。

水子神社について→こちら

 

その後、浦幌町内で乳様の御神徳を広く世に広めようという声が高まりました。

そして、昭和57年9月12日、浦幌町の婦人14名が発起人となり、浦幌神社の境内に社殿を設け、御神体のコブをお移し、お祀りするようになりました。

    乳神神社

 

浦幌町瀬多来発祥の乳様の信仰は、今も変わりなく続いております。

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら


北海道十勝 子宝安産の乳神神社 伝説 6

2009年04月27日 | 宮司一筆

乳様の子宝・安産の信仰のはじまり。

 

その後、乳様のナラの大木の前で盛大にお祭りが行われるようになりました。

ところが、

突然、大変な事態になりました。

乳様のナラの大木が災害で倒れてしまったのです。

樹齢もかなりたっており、幹に大きな穴があいていたのが原因だそうです。

右側の乳の部分のコブがかろうじて残りましたが、地元の方は、大変ショックを受けたといわれております。

ところが、数日後・・・

倒れたナラの大木の根元あたりから、新しいナラの芽がでてきたのです。

「乳様の子どもだ~」と地元の方は大喜び、乳様の不思議な力に感動したそうです。

新しいナラの木は、乳様の子ども(2代様)として信仰されるようになりました。

 

乳様の子に受け継がれた命、不思議なお力にあやかろうと子宝・安産の信仰がはじまったと伝えられています。

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら


北海道十勝 子宝安産の乳神神社 伝説 5

2009年04月27日 | 宮司一筆

乳様の話の続きです。

乳様は大正の中ごろ発見され、その信仰が次第に広まりました。

当時は、特に母乳授け、病気平癒の様として信仰されておりました。

地元の方の話では、北海道内はもとより、遠くは九州からもお参りに来たそうです。

また、本州の方の代理で参拝に来られた方も数多くいたそうです。

そんな中、地元瀬多来で乳様のお祭りを立ち上げようという声が高まりました。

その先頭に立たれたのが、菅原鶴次郎さんという方です。

前回ご紹介しました菅原敏枝さん、飯田アヤ子さん等の父親にあたります。

瀬多来神社には、乳様のお祭りで使用した太鼓が残っております。

 

太鼓には、昭和9年とありますして、お祭りを立ち上げたとみられる方々の名が刻まれております。

 

当時は、乳様のナラの大木の周りで踊りをやったり相撲をやったり、盛大にお祭りが行われたそうです。

飯田さんのおばちゃんのお話によると、

露店がずらりと並び地元の瀬多来神社のお祭りより、人が集まったそうです。

当時から、乳様がたくさんの方々に厚く信仰されていたこたが伺われます。

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら


北海道十勝 子宝安産の乳神神社 伝説 4

2009年04月26日 | 宮司一筆

乳様のお話の続きです。

こちらが、乳様発祥の地の一番近くでお住まいになられてた

飯田アヤ子さんです。

大正9年生まれで現在かぞえ90歳になります。

 

このおばあちゃんも若いの時に大病をして乳様に助けられたそうです。

当時、農家仕事の無理がたたって、肺が苦しくなり、食事もまともに取れない状態になったそうです。

家の近くの乳様にお供物をして、病気平癒をひたすら祈願しました。

そして、一升びんに入れえてお供えした水を持ち帰り、それを飲むようにしたところ、不思議なことに病気が次第に回復し、再び元気に働けるようになったそうです。

「今も元気に暮らせるのは、乳様のお蔭なんだよ。」といつも私に話してくれます。


乳様は今も変わらず、みなさんの願いを叶えてくれております。

私もご奉仕させて頂くなかで、乳様に祈願し、子が授かった方のお話をよくきております。

そんな話をおばあちゃんに致しますと自分のことのようにいつも喜んでくれます。

飯田のおばあちゃん いつまでもお元気で。

ご健勝をお祈りしております。

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら


北海道十勝 子宝安産の乳神神社 伝説 3

2009年04月24日 | 宮司一筆

乳様のお話の続きです。

その後、乳房に似たコブの付いたナラの大木は、

乳授大(ちちさずけおおかみ)

乳授大明(ちちさずけだいみょうじん)

などと呼ばれ、信仰されるようになりました。

次第に、乳様に祈願をして、願いが叶ったという方が増えるようになり、その信仰は、遠くは本州まで広がりました。


当時、願いが叶いますと、

そのお礼参りに「のぼり」を立てるという信仰が広まったそうです。

浦幌神社に残る乳様ののぼり

 

乳様発祥地の一番近くでお住まいになっていた飯田アヤ子さん(90歳)によりますと、

乳様のナラの大木のまわりには、たくさんの吹流しの「のぼり」が立てられ、とても賑やかだったそうです。

次回は、飯田さんのおばあちゃんのお話をご紹介致します。

前回、お話しましたが、乳様の油絵を奉納くださった菅原敏枝さんの妹さんにあたります。

お楽しみに

 

宮司一筆


北海道十勝 子宝安産の乳神神社 伝説 2

2009年04月23日 | 宮司一筆

前回の続きということで乳神神社のお話を致します。

そもそも乳神様は、乳房に似たコブを持つナラの大木です。

伝承によると、

大正時代の中頃、吉田というおばあちゃんが、この木を見つけたそうです。

このおばあさん、ちょうどその頃、かわいい孫が生まれたばかりで大変喜んでおりました。

ところが、母親の乳の出が悪かったそうでとても心配されていたそうです。

当時は、粉ミルクなんてものが無いから、子どもの命にかかわる問題です。

そんな時、乳房に似たコブを持つナラの大木を見つけまして、

「これは、乳の様だ」と直感し、

「どうか、この子の母親に乳を授けて下さい。」と一心に祈願したところ、

母乳が、たちまち出るようになったというのが乳信仰のはじまりです。

 

ここで、私が大事だな~と思うのは、

乳信仰が、「子どもへの切なる祈り」から始まっているということです。

今も乳神神社には、道内各地から子どもに関する祈りが捧げられています。

子どもへの無限の愛情は、全世界共通ですし、今も昔も変わりませんよね。

どんな方でも子どもへの愛情を必ずお持ちです。

私は、その原点が 母性愛にあるのではないかと思うのです。

それは、生命を宿すところが、母親の子宮だからです。

子宮とは、「子ども」の「お宮」と書きます。

お宮とは、「初宮参り」「お宮さん」とか言うように、様のいらっしゃる神社の事をいいます。

誰もが、母親の子宮(子どもの為のお宮)で、母性の神秘の力と愛情を感じながら生まれてきます。

子ども(胎児)のときに受けた母性愛が、一生記憶に残っていて、自分が大人になった時、また、親になった時に子どもへの愛情が自然にわいてくるのではないでしょうか。

母性愛のお蔭で、子どもへの愛情が育まれると思います。

もちろん、父親の愛情も大事ですが・・・

 

乳様は母性の様ですから、こどもの守りとう信仰が自然と集まります。

乳様が、母性のやさしさで守ってくれるという信仰が昔から今に伝えられています。

 宮司一筆

 

 

そういえば、境内のつつじが少し咲いたようです。

エゾリス くるみより広告です。→こちら

 

 

 

浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら

 


北海道十勝 子宝安産の乳神神社 伝説 1

2009年04月21日 | 宮司一筆

浦幌町に古くから伝わる乳様。

母乳授け・子宝・安産・病気平癒の様として信仰されております。

 

この乳様とは、一体何なんでしょうか。

おっぱいの様・・・?

詳しくは、おっぱいの形をしたコブをもつナラの大木です。

このナラの大木を乳様と称えお祀りして参りました。

このナラの木が発見されたのが浦幌町瀬多来なんです。

 

「記憶の乳様の木」昭和57年浦幌神社奉納

 

これは、ナラの大木の一番近くでお住まいになっていた菅原敏枝さんが、

乳様のお姿を後世に伝えようとお書き下さった油絵の写しです。

菅原敏枝さんは、すでに他界されておりますが、この方の妹さんが浦幌町瀬多来にご健在です。

大正9年生まれ、現在かぞえ90歳 とても元気で明るいおばあちゃんです。

今回も春祭りに宅祭にお伺いしたところ、乳様にまつわる貴重なお話をしてくれました。

私も時間を忘れて聞き入ってしまいました。

おばあちゃん

「乳様の信仰を後世にしっかりと伝えして欲しい」と終始おっしゃっておりました。

 このブログの場をお借りし、皆さんにもおばあちゃんのお話も交えながら、数回に分けて乳様伝承を記したいと思います。

お楽しみに!

 

 

追伸

エゾリスのくるみが浦幌神社の境内社である

「水子神社」をリポートしております。

ご覧下さい。→どうぞこちらへ

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社詳しくは→こちら

 


北海道十勝 乳神神社のふるさと瀬多来神社春祭り 

2009年04月20日 | 宮司一筆

4月18日は

北海道 十勝の乳神神社の発祥の地である瀬多来神社の春祭り出向致しまた。

 

 

この瀬多来神社のはじまりは、大正6、7年頃といわれております。

富田伍作氏が成田不動明王を大阪から勧請して、

大沢入り口の泉の傍にお祭りしたのがはじまりと伝えられています。

その後、地域の方によって現在地に移されました。

 

今年も地域のみなさまと共に感謝と祈りを捧げました。


物置解体

2009年04月20日 | 宮司一筆

4月19日 午前8時より

浦幌神社・乳神神社の境内整備奉仕団体である「やすらぎ会」のご協力を賜りまして、社務所物置の解体工事を行いました。

 

 

 この「やすらぎ会」には、年間通して大変お世話になっております

おかげさまで工事無事に終了致しました。

 

 

 朝からのご奉仕心より感謝申し上げます。

 

宮司一筆


開花まち

2009年04月19日 | 宮司一筆

北海道十勝の浦幌神社・乳神神社の境内もだんだん春らしくなってきました。

「ふきのとう」も領土を拡大! 増えてきました。

影が映って撮影失敗ですが・・・

 

「つつじ」もつぼみをつけて、開花を待つばかりです。

境内の様子は、エゾリス「くるみ」がリポートしてくれています。

どうどご覧ください。こちら

宮司一筆

子宝祈願・安産祈願の浦幌神社・乳神神社 詳しくは→こちら


 


心と身体のバランス

2009年04月17日 | 宮司一筆

4月は年度はじめということで、なにかと、忙しい毎日を送られているのではないでしょうか。

新しい環境には、慣れましたか?

はじめから、気張ると長続きしませんので、自分自身と向き合いながらコツコツ前向きに頑張りましょう。

3歩すすんで、2歩さがる♪ 

ってな具合に、紆余曲折あっても 歩みが遅くても

とにかく前に進むことが大事です。

少しずつ  少しずつ

あせらずに頑張りましょう。

それと

頑張ったら、其の分 自分の身体を労ることも大事です。

身体が健康に働いてくれる事に感謝しましょう。

身体は、文句一つ言わずに働いてくれます。

文句を言っているのは、心です。

心と身体が仲良くバランスがとれれば本当に健康ですよね。

 

私も最近、身体を労ろうと思いまして、

テレビでよく見る あの青汁を飲んでみました。

抹茶に似た味で飲みやすく続けております。

それと、

トマトジュースにもはまっておりまして、続けて飲んでおります。

 

 心と身体の健康を保つことは、とても難しいですが、健康があっての幸せですよね。

 

宮司一筆

 

浦幌神社・乳神神社詳しくは→ここをクリック