北海道十勝 子宝祈願 安産祈願 縁結びの神社 浦幌神社・乳神神社より一筆啓上。
6月30日は、大祓式(おおはらいしき)が行われました。
大祓式は、6月30日と12月31日の年に2回ございます。
6月30日を「夏越(なごし)の祓い」、12月31日を「年越(としこし)の祓い」とも呼んでいます。
1年間の半年、年末の節目にお祓い(おはらい)をする儀式です。
神社でよく聞く、この「お祓い」とは、一体何んでしょうか?
「悪しきもの」を取り除く行為、儀式です。
「悪しきもの」とは?
知らず知らずに犯した罪(つみ)・穢(けがれ)のことをいいます。
目に見えない罪・穢を様にお祓いして頂き、清浄(正常)な心にかえるように祈願します。
(罪・穢れのお話は今度にします)
日本人は、古来より清浄を保つをことを大事にしてきました。
ところが、清浄(正常)を求めて暮らしても罪・穢は、この世から消え去ることはありません。
清浄(正常)を保つには、常に罪・穢を祓い続けなければならないのです。
その解りやすい例が、洗顔、手洗い、お風呂などがあります。
汚れ(悪しきもの)は、水に流してきれいにします。
しかし、時間が経つとまた汚れます。
また、水に流してきれいにします。
これの繰り返しです。
これは、外見の話ですが、心も同じことが言えます。
人は、生き詰まると清浄(正常)な道を歩みたいものだと考えます。(軌道修正)
そこで、神社で「お祓いを受けよう」と気が働いてお参りに来るのです。
軌道修正ができれば、清浄(正常)にもどります。
しかし、我が出たり、周りの人や大切な人への感謝を忘れるとまた生き詰まります。
これの繰り返しです。
ついつい失敗を繰り返してしまうのが人間ですよね。
未熟な私もその一人ですが・・・
しかし、
汚れは、洗えばきれいになります。
罪・穢は、お祓いし軌道修正すれば清浄に戻ります。
お祓いは、「繰り返し」「繰り返し」行うことで一層きれいな心が生まれるのです。
年に2回行われる大祓式は、ふと立ち止って、半年、1年を振り返りながら軌道修正する大事な年中行事といえます。
浦幌神社でも本日、夏越の大祓式がおこなわれました。
大祓詞を宣り、人形、切麻という祓具で罪・穢をお祓致しました。
その後、神前に進み氏子崇敬者の健康を祈願致しました。
残り半年間「無事」過せますようにお祈り申し上げます。
「無事」がなりよりです。
宮司一筆
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