浦幌神社・乳神神社の宮司一筆  

神社や日本の伝統文化で培われてきた教えやヒーリング(癒し)をお伝えしております。浦幌神社・乳神神社宮司の一筆。

北海道十勝 子宝安産の乳神神社 伝説 3

2009年04月24日 | 宮司一筆

乳様のお話の続きです。

その後、乳房に似たコブの付いたナラの大木は、

乳授大(ちちさずけおおかみ)

乳授大明(ちちさずけだいみょうじん)

などと呼ばれ、信仰されるようになりました。

次第に、乳様に祈願をして、願いが叶ったという方が増えるようになり、その信仰は、遠くは本州まで広がりました。


当時、願いが叶いますと、

そのお礼参りに「のぼり」を立てるという信仰が広まったそうです。

浦幌神社に残る乳様ののぼり

 

乳様発祥地の一番近くでお住まいになっていた飯田アヤ子さん(90歳)によりますと、

乳様のナラの大木のまわりには、たくさんの吹流しの「のぼり」が立てられ、とても賑やかだったそうです。

次回は、飯田さんのおばあちゃんのお話をご紹介致します。

前回、お話しましたが、乳様の油絵を奉納くださった菅原敏枝さんの妹さんにあたります。

お楽しみに

 

宮司一筆


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