お好み夜話-Ver2

未来へのキオク

2008年の11月に、「auちゃん」ファミリーと「ユイたん」ファミリーと一緒に、仙台へ帰って所帯をもった「バーバーくん」に会いに行った。

店が終わってから、北千住の駅前から出ていた夜行バスに乗って、我が家だけ先行して、早朝の仙台駅に着いた。

それから仙石線に乗って、塩釜の水産物仲卸市場へ朝ごはんを食べに行ったのだった。

そこの新浜食堂で、仲卸の店で買った新鮮な魚貝にご飯と味噌汁を付けてもらい、ちょっと贅沢な朝ごはんを味わった。


3月11日の地震と津波で、かつて自分たちが歩いた道も、マリンゲート塩釜の辺りの惨状も映像で見て声もなく、水産物仲卸市場がどうなったのかも気がかりだった・・・・。



そのあとさらに仙石線に揺られ、「マンガッタンライナー」の写真など撮りながら、石巻で下車してマンガロードを歩き、「石ノ森萬画館」を見学した。






























こちらも津波の被害にあい、キャラクター像が流されたという話も聞いたし、UFOのような建物に避難した方もいたという。


いま、どうなっているのだろうか?

みんなで乗った松島の遊覧船で、カモメにエサをあげた夕暮れ。



遊覧船は再開したというが、あの風景は変わってしまったろうか ?



Googleで「未来へのキオク」というサイトを見て、3年前の仙台の写真を見返し、この写真を投稿した。

しかしその直後に、塩釜の水産物仲卸市場は奇跡的に無事で営業しているということを知り、石巻の仮面ライダー像も無事だと知った。

まだ「マンガッタンライナー」は運転しておらず、「石ノ森萬画館」も再開していないが、近い将来必ず復活するだろう。


そして、仙台の街は、懐かしい国分町は、いや何よりも、あの調子コキは、「バーバーくん」とご家族と再会しないことには、この夏は終わらんぜよ。

まもなく震災から4ヶ月。

キオクを風化させてはいけない。

喉元過ぎたら忘れてはいけない。

金も力も将来性も、何の取り柄もない色男のオヤジができることは、微々たるもんだ。

だけど、座して喰らっているだけのヤカラよりは、マシなことはしているつもり。


最近、東北のお酒が出ない。

そういうお客さんが来ないのも事実だが、4月、5月と比べて極端に募金額が減った。

飲めない酒を飲めとは言えないし、あくまで皆さんの善意をお預かりしているわけだから、これは仕方が無いことだ。

だから先月の義援金は、今月の分と合算してから、しかるべき機関へ送金したいと思う。

続けることに意義がある。

あの大惨事から、わずか4ヶ月しか経っていないし、復興への道のりはまだ遠いのだから。



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