地球温暖化の影響なのだろう、昆虫たちも何だか変だ。
公園の蝉はまだ鳴いているし、玄関の前にひっくり返っていた蝉を足でツンツンしたら、ジジジィ〜ッと狂ったように鳴いて家の中に飛び込んでしまった。
何とか追い出そうと、ジジジィ〜ッと鳴き狂う蝉をジジイが追いかけ回した。
しばらく追い回していたら力尽きたのか、フラフラしながら家の外へ飛び出ていったが、すると今度は目の前をアゲハ蝶が横切った。
おいおい、台風一過の9月も半ば過ぎだというのに⁇
雨上がりの日曜日、土手を4.6㎞歩いて家に帰って来たら、自転車に乗ろうとしていたかあちゃんが車輪を見つめて固まっている。
どうした?と指差す方を見れば、ななんと⁉️
自転車の後輪に蝶(たぶん)がサナギを作っているではないか👀
♫ どうしたんだHey Hey Baby そこは木じゃない 車輪だぜ ♪
なにが悲しくてこんな所にくっついたのか?
車輪がクルクル回ると羽化が早くなる、なんてことはないだろうに・・・。
しかもこの車輪にくっついたのはコイツが初めてではなく、ちょっと前にくっついたヤツはもう羽化寸前の状態だったのだ。
しかし非情なかあちゃんはそのまま自転車を漕いで行ってしまい、買い物を終えて帰る時には羽化したアゲハ蝶が飛び立つのを目の当たりにしたという。
なんという自然の驚異😳
今朝、蛹がどうなったかと外へ出てみたら、車輪にはもう何もくっついていなかった。
昨日の蛹はまだ羽化しそうにもなかったから、回転する車輪から取れてしまったのか、それとも野良猫に喰われてしまったのか?
儚いのう・・・。
儚すぎてモスラの歌が脳裏に浮かび、東京タワーに繭を作って羽化したモスラの勇姿が思い浮かぶのであった。