予定日より2週間も早く、腹を掻っさばいて赤子を取り出さないといけないのだという。
お腹の中の「豪羽」(雨女の「akkoちゃん」の息子なので、ごううと勝手に命名)にへその緒が絡みついて、しかも逆子になっているため、やむを得ずその処置がとられるのだそうだ。
それにしても、大石内蔵助でさえ横一文字の切腹なのに、彼女は縦にも刃を入れ十文字の壮絶な切腹をされるという、まことにあっぱれなというか、神をも恐れぬ所業というべきか、母になるというのはじつに大変なことでござる。
その切腹前に最後の晩餐がしたいというご希望で、亀有の「かめかめせんにん」に集合した。
しかし単に飲み食いするだけでなく、天の摂理に従って、今月のオヤジの誕生日に予定通り「豪羽」が生まれるよう、最後の「ブブゼラ治療」を施すのも目的の一つだった。
それで人間ブブゼラ男の「ハマちゃん」にご登場願ったのである。
そも「ブブゼラ治療」とはなんぞや
妊婦の横にブブゼラ男を座らせ、フツーにやかましく話しをさせる。
するとあまりのやかましさに、お腹の逆子が
「るせーなー !! 」
と、ひっくり返って正常に戻るという、南アフリカで古くからおこなわれている治療法だとかなんとか・・・・・
まあ、最後の晩餐に最後の望みをたくしたのである。
一同「akkoちゃん」のお腹に向かって手のひらを向け、曲がれ曲がれと、まるでパチンコのハンドルを握るような手つきで念を送る。
はたで見ていれば、じつに怪しい集団であったろうと思う。
明日か明後日か、最後の診断のときに「あら、いつの間にか正常にもどっている」という、嬉しい報告があればいいのだが・・・・・。
もし、切腹ということになれば、今度の土曜日は突然の集中豪雨に見舞われところもあるでしょう。
みなさん雨具のご用意を
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