お好み夜話-Ver2

芋掘りに行って来た

十二節気の「大雪」の日だから、用心して寒さ対策をして出かけたのだが、関越道から上信越道に入ると陽が照ってきた。

佐久平PAに寄って車の外へ出るとさすがに空気が冷たく、浅間山は雪を頂き吐く息は白くなった。

「ナビ子」の案内では現地までの到着時間は3時間半というところだが、佐久平から更埴ジャンクションで高速を下り千曲市の「アオキさん」の自宅に着くのはほぼ予定通り。

去年は予約が入って行けなかったので、2年ぶりの芋掘りだ。

もう店で使う長芋はお好みの生地に擦って使う分だけの小さなものしかなくなり、今日がんばって掘らないとしばらく長芋は買ってこないといけないが、普通に売られている長芋はゆるくてホクホク感がないので肉巻きには向いていない。

昨夜問いあわせたら雪が降っていたということで、非力な我が家の車では行けなくなったら送ってもらうしかないと覚悟をしていたのだが・・・。

案ずるより産むが易し、晴れ男と急きょ参加することになった晴れ女の「むっちゃん」のW晴れパワーで、現地はダウンいらずの度ピーカンで暖かい。

寒いと大変だからと前日から焚き火の用意を「アオキさん」がしてくれていたが全くその必要もなく、それどころか例年にない暖かさに首をかしげるほど。


ご自宅でお茶や林檎をご馳走になり、作業着に着替えて千曲川の脇にある畑へ向かう。

先に「アオキさん」やお婆ちゃんが段取りを整えてくれていたので、勝手知ったるなんとかですぐに芋掘り開始。

毎年掘りかえしている土は柔らかく、スコップがサクサク入っていくが油断は禁物、大物が出てきても焦らず急がば回れでまわりの土を慎重に掘り出さないと、スコップでザクッと切ってしまったり折れたりしてしまう。

かあちゃんと「むっちゃん」とオヤジの3レーンに分かれ、時おり失敗して「アッ😱」という声を漏らしながら掘り進む。

前回張り切りすぎてギックリ腰になった小僧はあっちへ行ったりこっちへ来たり、掘り出した芋をカゴに入れたり、「アオキさん」と別の畑へ大根や白菜を採りに行ったりしてプラプラしてる。


大物発見‼

腰の高さよりも深く掘ったのにまだビクともしない長芋・推定1m20㎝、一息いれて慎重にまわりの土をすくい上げ、無傷でGET👍

この達成感は掘ったことのある人じゃないとわからないだろう、さらにもう1本、もう1本とやめられなくなってしまう。

途中休憩にお焼きをいただき約3時間、ひたすら掘った結果がこれだ😄


日帰りだからキリのいいところでヤメざるを得なかったものの、これ以上やったら足腰立たずの筋肉痛に襲われることは必至。


「アオキさん」のご自宅で長靴と手を洗い着替えて、用意してくださった蕎麦と天ぷらに舌鼓を打ち、折れたり傷つけてしまったものと素晴らしいサイズの長芋や採れたての野菜を詰めるだけ車に満載して辞去したのが午後3時過ぎ。

伯母の墓地に分骨したばあさんの墓参りをして更埴インターから上信越道に乗ったのが午後4時、陽が落ちる前に横川まで行っていたいとぶっ飛ばし、横川で小休止しているうちに夜になった高速をひたすら走り7時半に千住到着。

「ムスメ」を長芋とともに家まで送って、家に帰って風呂上がりにビールをプシュとやったのは9時。

久しぶりの長距離の運転に首と肩はバリバリ、明日は腰も痛くなるだろう予感はあるが、もう1本ビールをプシュとやって採れたての芋をトロロにしてズルズルッと。

やっぱ旨いわぁ😄

明日から肉巻きも再開です👌

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