＜ 臨床犯罪学者 火村英生の推理 ＞（Ｈｕｌｕ視聴）

初回見て、見続けようかどうしようか迷った。あんまり……と思ったんだよね。
結局ながら見で見ることにして最後まで見た。

ながら見ながら、ラス前まではまあまあと思ってたんだ。
まあもうちょっとミステリとして背骨が通ってて欲しい気はしたけどね。
学生有栖シリーズは新本格の名に恥じない名作だが（「孤島パズル」以降）、
作家有栖シリーズは元々原作でも情緒的……というより直截的に言えば、キャラ萌えの傾向が強かった。

だが最終話がちょっと。
最終話というか、シャングリラ関連の話は中二病すぎて……。イタイ。ちょっとオトナが見るのにはツライ。
そして諸星って、わたしは実は奥貫薫だと思いこんでたんだよねー。
「やっぱり役柄がコレだとユキ姉でも力及ばずか……」と思っていたので、実は長谷川京子だと知って
びっくりした。顔がかなり変わりましたかね。

あとラストもボーイズラブ臭がありすぎて少々辟易。
シリーズ半ばで「新婚家庭みたいやな」と言い出した時はうげっと思ったが、それだけで終わってくれれば
まだ良かったんだ。そのシーンの好評に気を良くして、最終回はそっちが前面に出されたからなあ。
夏木マリが「あとは若い二人に任せて……」とか言い出すのはイヤだった。
これは全世界的傾向。カンバーバッチの「シャーロック」でもハドソン夫人が同様の発言をしている。
ヤなんですけど。こういうの。

まあ斎藤工は色っぽく演じましたよ。あのもじゃもじゃの髪型に関わらず。目と唇に色気がある。
役柄的に旨味があったよね。「高台家の人々」見ようかどうかしようか……
ドラマ並の映画になりそうな感が満載なので、始まってから口コミを参考にして決めよう。
綾瀬はるかはいまいち好きではない。
間宮祥太朗は見たいんだけどね。

窪田正孝。この間の「ラスト・コップ」で久々に見て好印象。
今回も良かったけど、役柄的にそんなにオイシイ感じではなかったかも。「ラスト・コップ」と立ち位置かぶるし。
今後活躍しそうな役者です。主役は少ないかもしれないけど、色々な役が出来そうだね。

主役二人の前髪がうっとうしくて、どっちか切らんかい！と思っていた。

夏木マリの下宿は、「鹿男あをによし」の下宿の雰囲気と酷似。
セットだろうけど、ロケだったら同じ場所だろうと思うところだ。
若干、白洲正子の「武相荘」の居間というか土間の雰囲気もある。

今作では優香はいまいち。「ちかえもん」を見てなかったら、けっこう残念感があったかも。
こういう生真面目な女刑事は、なんかもう定型すぎて飽きてる。
生瀬が今回マジメな刑事役だったのは、いつもやってるキャラとは違うというだけで新しい感じがしたんだから
得だったかも。徹頭徹尾マジメ。それも珍しいかもね。まあわたしが見てないだけかもしれないが。

大学生の女の子は可愛かったですね。でも名前を覚えるまでには至らず。


イケメンを揃えて視聴率を取ろうとしたかな？と思うほど、ゲストも若いキレイな男の子が多かった。
んー。最終的にはキライじゃないけど、ドラマとしてよくやった！と言えるほどではなかったなあ。
とかいいつつ、シーズン２があったら見ます。



Ｈｕｌｕにて視聴。
（配信番組は随時変更があります）

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臨床犯罪学者 火村英生の推理【DVD-BOX】 [ (ドラマ) ]価格：13,932円（税込、送料込）

短めの番外編をＨｕｌｕで３話、放映中なんだよね。
Ｈｕｌｕは最近テレビ業界にも上手く取り入って、コズルイ商売をしているようです(~_~)。
でもそれでＨｕｌｕオリジナルの面白い番組を作ってくれたらそれは大変アリガタイことなので、
（「ザ・ラスト・コップ」と「ニーチェ先生」はけっこう気に入ってる）
Ｈｕｌｕにはそういう意味でも期待する。
そういう意味で期待出来るようになったということは、Ｈｕｌｕもコンテンツとして
着々と地力をつけてきたということなんだろうなあ……。
まあわたしは使い始めて１年も経たない新参者だが。感慨深い。