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< おいち 不思議がたり (全8話) >

2024年12月12日 | ドラマ。
1話2話は面白く見たんだけど、3話以降は面白くなかった。
話を詰め込みすぎ、暗すぎ。

これは脚本に文句をいいたいなー。
全8話で45分ずつ。2話で完結する4つの話。――それ以外においちの出生の話を
入れるのは無理があったんじゃないかねえ。

おいちの話は、せめて1から6話で匂わせ、7、8話でちゃんと書けば良かったのに。
現行の扱われ方では、おいちの出生は完全に脇筋じゃないですか。
重みが足りないよなあ。兄も2話だか3話で登場して、6話くらいで長崎に旅立っちゃうし。
これはこれでしっかり描くべき話だったと思うけど。
8話で旅立ちならきれい。

あと、妙齢の女性のあの世率が高いせいか、どれも似たような話に見えてしまって。
あの世の人は1話に1人にとどめておいた方が良かったんじゃないかねえ。
殺した人も殺された人もあの世で手を取り合ってにっこり、というのは
まああの話は「実は仲良かったんです」って話ではあったけど、安易に感じた。

話が変なところもたくさんあったしね。
どうでも良くてもうほとんど覚えてないけど、7、8話の出産話では
「内緒にしなきゃいけないのに、どうしてうかうかと話を広げるわけ?」っていいたかった。
せめてそこは偽名だろう。別な名前で呼ばなきゃダメだろう。
近所のお店に預けてすぐ居場所がばれてるなんて、何をやっているのか。

ゲストもねえ……。いうたらなんだが、知らない人ばかりで。
その部分も盛り上がれなかったんだよね。
そもそもわたしは今どきの人はほとんど知らないが。

葵わかなという人はがんばってたとは思うのよ。
ただ、しかめっ面ばかりが印象に残ってしまって……
まあやっぱり脚本だよね。

財前直見も好きな方だけれども、そこまで面白い役柄ではなかった。
面白くないわけではなかったが。
この顔ぶれでのアイキャッチは思った以上に玉木宏だった。声がいいね。
玉木宏も「のだめ」以外はそんなに見た作品、好きな作品もないんだけど、
今回の顔ぶれで目が喜んだのは玉木宏だった。意外なくらい。

高嶋政宏もすっかり癖者の役者になっちゃったねえ。
わたしは癖が強すぎて少々苦手。若いころのような、もっと端正な、
ストレートな演技も出来る余地を残しておいた方が良かった。癖者は弟もいるしね。

だから、親分の奥さんにそこまで重い設定をつけなくていいんだってば。多すぎるよ。

工藤阿須加はしばらくぶりで見て、だいぶおっさんになったなーと思った。
33歳。うーん。もう少し痩せた方が役柄が広がるかもなあ。
好きな方だけども、やっぱりこの脚本ではあまり旨味のある役柄ではなかったよね。
この人とおいちの恋愛パートも活きてなかったよなー。ほのぼのはしていたが。
工藤阿須加じゃなくて、もっと若い役者で良かったんだけどな。


視聴率が高ければ――高くなくても続編があるかもしれないが、次は見ません。
今回も8回じゃなかったら全部は見なかったな。面白くなかった。それだけ。


2か月前に終わったドラマの感想を今頃あげる……。謎。


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