プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

☆< くるみ割り人形と秘密の王国 >

2018年12月08日 | ☆映画館で見た映画。

そもそも家に籠っている予定の日に急遽外出したため、テンションがとても低かった。
それで見たので評価は公平ではないかも。まあでも、最初から期待は薄めだったんだ。
ハードルがだいぶ下がっていたということでプラマイゼロな感じ。


予想通り……話が薄い。ありきたり。
テレビの録画だったら途中で止めるね。
でも最初から映像期待で見てたから、こんなもんでしょうという感じ。
きれいな画を見せてもらえばいい。

で、期待通りのきれいな画でした。
衣装もヴィクトリア朝?のセットも目に優しい。
……以上かな。感想は。うん。

主役の子、マッケンジー・フォイというそうだが、
……マッケンジーって女の子のファーストネームになり得るの?びっくりした。
典型的な美少女ってほどじゃないけど、個性的な魅力があると思う。
少し変わったところのある女の子にうまくハマっていた。

キーラ・ナイトレイも悪役の魔女をやるようになりましたか。
大物女優の道を順調に歩んでますな。
声の出し方がキーキーしていて、しかし化粧があんなんだから、最初はナイトレイだとわからなかった。
まあちょっと損な役。こういう典型的な魔女役が出て来る映画って中身薄いですよね……

ヘレン・ミレンは名前しか知らない人だが、ちょっとお得な役。
でもあんまり登場時間は長くない。

マトリョーシカタイプの道化たちはイメージが目新しくて面白かったかな。
ネズミの複合体は完全にもののけ姫でした。ちょっとあれはイヤかも。

今回のモチーフはロシアってことでいいですかね?
お城のイメージは、まるっきり聖ヴァシリー教会ですもんね。

あ、バレエ部分は(エンディングロール含めて)良かったと思うので、
むしろバレエをメインにしてオリジナルストーリーを添える程度にしたらむしろ良かったかもね。
でもその作りはもっと難しいか。

プリンシパルの肩から腕の筋肉がムキムキなのが若干気になった。
女性だったら、もう少しなだらかな筋肉の方が好み。

ブリキの兵隊の弱いこと弱いこと。
この弱さが盛り上がりに欠けるストーリーの全てを表してますな。

せっかく「くるみ割り人形」なら、もうちょっとチャイコフスキーの「くるみ割り人形」を
フィーチャーするもんだと思っていた。
もちろん出ては来るけど、印象はだいぶ薄い。

こんなもんだろうと思った割には文句が多い。


※※※※※※※※※※※※


近年気になってるんだけど、アフリカンじゃない方がいい役でもアフリカンが演じている
ということが増えてませんか?

モーガン・フリーマンはぎりぎり可として……
しかし字幕では「おじさま」なので(実際はゴッドファーザー)、おじさまといえば
素直に母の兄弟を想像するじゃないですか?
年齢も人種も、お母さんの兄弟には見えないが……と思っていた。
わたしは「バットマン」のモーガン・フリーマンを「技術者には見えない」と
思った過去があるので、今回の発明家も微妙。

問題はくるみ割り人形ですよ。
なんでタイトルロールにあれほどオーラがないか。オーラ云々より、話的にほぼ純粋な脇役ですよ。
なんだったらいなくてもいいくらい。
原作的には王子様位置の役柄なのに、最後も単にいいお友達にしかなってない。
なんであんなことになってるかね?
台本自体にも魅力がないが、キャスティングにも無理がないだろうか……。

わたしはコスチューム物を見ることが多いので、昨今とても気になる。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« < サバイバル・ウェディング... | トップ | ☆< 旅するダンボール > »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

☆映画館で見た映画。」カテゴリの最新記事