＜ ラヂオの時間 ＞（テレビ視聴）

三谷幸喜監督作品はこれと「みんなのいえ」をまだ見てなかった。
「ラヂオの時間」も、テレビで再放送は何度もしていると思うが、いざとなるとなんか録画する根性がなくて。
ようやく見た。



相変わらずの群像劇。ここまでこちゃこちゃ作るのは、やっぱりこの人くらいだろうな。
面白かった。映画は一般的に、ドラマよりも重いといえば重くて、録画を見るのに若干の億劫さを
いつも感じているのだが、これはいい意味で軽め。するっとしている。

しかし毎回そうだが、三谷幸喜はほんとに人数を書くねえ……。
今回一番印象に残ったのはアナウンサー役の人。すごくハマってたから。
三谷作品にあまり出てこないタイプのキャラクターだと思ったし、
冷徹な顔を１シーンだけ崩して狼狽しているところとか、
最後にぞんざいに胸に突っ込んでいた名刺を取り出して、旦那の名前をナレーションするのがニクかった。

布施明が役柄ぴったり。憎めない。
渡辺謙、似てるけどまさか渡辺謙じゃないだろうと思っていた。今となっては大変ぜいたくな使い方。
市川染五郎も……なんで出てくる？と思うほど意味不明な使い方。「ステキな金縛り」の大泉洋ほどじゃないけど。
井上順本人のキャラクターが活きてたなー。


あとは残りは「みんなのいえ」だけ。そのうちがんばって見よう。でも多分来年の大河は見ない。

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