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本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 明治撃剣 ー1874ー >

2024年05月31日 | ドラマ。
1話を見て、元会津藩士と元庄内藩士の話なんて珍しいから見てみようと思った。
絵柄は古めかしいし、話もあんまり面白くないけど、でもそんなに不満は持たずに
5話くらいまで見たのよ。
そしたら、6話?かな。それ以降がものすごくつまらない。
なんなんですかね?

よく考えたら、全10話くらいの話で、4話あたりで天下一武道会が始まった時点で
ぐだぐだになることはわかりきっていたのだった。
でもまあ気づかなかったんだから、そこまでは何とかなってたんだよね。

薩摩隼人の何とか巡査が殺されたのが終わりの始まりかなあ。
そこで我に返ったというか。鼻白んだ。まあそれまでも無意味に血なまぐさいといえば
血なまぐさかったんですけどね。

振り返って思うに。
会津の因縁話をしたいんなら、どう考えてもヤクザの要素が余計だね。
おっさんばっかりの出入りを見てても面白くないんや。
どっちがどっちの組かなんて覚えられないしどうでもいい。
全10話で、会津の因縁話を描くだけでも尺が足りなさそうなのに、
なんでそこにヤクザを絡めて話になると思ったのか。
半分は面白くもないヤクザの話だったじゃん。

まあ絵柄が古かったことは許容しよう。
今どきの萌え絵で描かれるよりはマシかもしれん。
でもおっさんたちは魅力がない。こんなキャラを10人も
(そんなにいなかったかもしれないが)見せられてるうちに心底どうでも良くなる。

グダグダな話が修正されないうちに10話まで来てしまった。
せっかく平松武兵衛のことを描くんなら、もうちょっと描きようがあったんじゃないか。
わたしは平松武兵衛は初耳だったけど、あれでは悪人なんだか善人なんだか、
悪人でもあり善人であってもいいんだけど、なんか全然表現出来てないじゃん。

わけのわからないヤクザ話をとっぱらって、平松武兵衛の話を描けば良かったのに。
もっと深く掘り下げて。
であれば、むしろ主人公は狂四郎の方が良かったと思いますね。
まあ作りようで、今のままの主人公でもいけたと思うけど。


制作はわざわざ秋田に移転してくれたスタジオらしいので、
もう少しいいことも言ってあげたいが、しかし出来は残念ながら不満足。
ちょっと絵の背景がおかしいところもあった。それは中国外注のゆえじゃないかなあ。
いろいろ残念だ。いろいろと。
小さい制作会社がオリジナルを作るのは大変だろうね。今後に期待する。
絵柄も話も。もっともっとレベルを上げて欲しい。


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