プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 薬屋のひとりごと シーズン1&2 >

2024年06月12日 | ドラマ。
面白かったよー。素直に面白かった。
1回につき4話分見るのがデフォだったというところからも伺える。
引きが強くてまんまと続けて見ていた。

話が素直。そんなにオカシイところがなかった。近年のアニメでは珍しく。
絵がきれいだった。「後宮の烏」も美しかったが、あれはデザイン的な美しさ。
今回のこれは、けっこう考証をした上での実直なきれいさ。
実際の植物をしっかり描いてくれていたのに好感を持った。

それにしても日本人は歴史中国がほんとに好きだよねー。わたしも好き。
歴史中国ファンタジーは世に途切れなく存在する。まああくまでファンタジーですが。
なんでだろうね。わたしはヨーロッパも好きだけれど、それとはまた別な
情動が発動するんだよなあ。キャラクターじゃなくて背景につい目が留まりがちだった。

そして「葬送のフリーレン」でも言ったことだけど、萌え声じゃないのがありがたかった。
萌え絵、萌え声のアニメを見ていると(見ないけど)、ふと「なぜわたしはこんな
萌え声のアニメを見ているのだろう」と我に返ってしまう時がある。

悠木碧の作品をがっつり見たのは多分今回が初だが、耳馴染みのいい声。
ただ、脚本的にはもう少し台詞量が少なくてもいいくらいだったと思う。
タイトルが「薬屋のひとりごと」だったんだから、独り言の多用もまあ仕方ないが、
何から何まで説明してしまって若干うるさい、という感触もあった。

そして、告白します。大塚剛央の声が好みだった!
好みだったというより、下手に甘くしすぎてないところが大金星。
このキャラクターだったら、通常もう少しわざと色気を出すでしょう。
色気マシマシなシーンも多いんだから。

でも基本的に甘い声でありつつも、やりすぎてないところが好感触。
引く演技の勝利かと思う。わたしの声優関連は基本的に「ハイキュー!!」を中心に
回っているが、全然関係ない人でちょっと注目したのはこの人が初。

……と思ったが、この人「風が強く吹いている」の主役だった人ですか!
「ハイキュー!!」と「風が~」は同時期に見ていたアニメで、最初期の頃は
どっちも同じくらい好きだった。(結局「ハイキュー!!」熱が上回ったけど)
そして「ハイキュー!!」と全然関係ないわけではなくて、ほんとにチョイ役だけど
「ハイキュー!!to the top」にも出ているそうだ。ほおお。


今回シーズン1、2を連続で見せてくれたのも良かった。
わたしは24話放映後にまとめて見たけど、これが1シーズンごとに
ぶった切られてたら全然面白みが違っただろう。

正直いうと、21話、22話はなんだか急につまらなかったように感じたが。
ここは24話に向けて盛り上げが必要なところなんだから、
途中の場繋ぎ回はもう少し前に持ってくるべきだったと思う。

あ!それから、あんな薄いそばかすがあるのとないのとで、美女かそうでないかは
変わらんと思ったぜ。化粧の有無ならまだしも。
そこはもう少し上手く処理してほしかった。
それこそ眼鏡をとると実は美人、パターンでも良かったかも。
前髪で目を隠すとか。

原作もそこそこ面白いんじゃないかな。読む気はないけど。
アニメはシーズン3も決まってるらしいし、楽しみにしておく。
ただ来年らしいんだよね。ちょっと遠い。

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