いやー、面白く見てますよ。いつものように重箱の隅をつつくような見方をせず、
素直に見られる。わたしにしてはすごく珍しいことです。
なんかさあ。いい意味で昭和的なテイストを感じませんか?
すごく素直に話が進んでいく。喜怒哀楽がわかりやすい。
ある意味淡々と話は進むし、笑いとホロリがうまく混在していて、無理のない話運び。
2話から4話までは細かい記憶がないんだけど、5話の服部半蔵の話も面白かった。
服部半蔵は山田孝之。この時代、服部家は不遇で、本人も忍びであることに
劣等感を抱いているという設定。
が、松山ケンイチ演じる本多正信にまんまと仕事を押し付けられ、
配下を呼び集める、そのシーンが笑える。
家じゅうの仕掛けに、球を落としたり紐を引いたりするとあちこちに散らばった配下に
それが分かる仕組みで。招集を受けた配下が犬の遠吠えでさらに招集の輪を広げる。
しつこく続くその遠吠えが良かったね。絵柄がテンポよく移り変わって、
でも音は続いて、そういうバランスが行き届いていると感じるな。
しかし服部半蔵が指揮を執った瀬名奪還作戦は失敗してしまうの。
配下が皆殺しになって……一緒に死のうとした半蔵に生意気な配下が言う台詞がいい。
「おめえが死んだら、誰が俺たちの妻や子にたんまり金を渡してくれるんだ。
伊賀者はまだまだいる。俺たちの息子や孫があとに続く」
だいたいこのような内容。たった2行で大事なことを2つも言わせているとは、
脚本家、やるな。
その前に、本多正信の登場の時の演出も面白かった。
本多正信、と名前が出た途端にそこにいた家臣が全員一斉に「あれはダメだ」という
リアクション。お約束すぎて、ザ・ドリフターズのコントを思い出したくらい。
こういう素直な流れのドラマは久々に見た気がする。
こういうのでいいんだよ、と言いたくなった。
まあわかりやすく面白く作っている分、史実に対してはどうなのかという部分もあり。
瀬名とその家族の夜逃げを阻止したのは鵜殿長照になっていたけど、
城一つ任される人がそういう任務に出張ってくるかどうか。
まあわたしは野間口徹の見せ場が増えて嬉しいけど。
今回、野間口徹がかっこよく撮られてて、演出、わかってるねーとご満悦。
というわけで、近年の大河としては一番楽しみに見ている。
通常5話くらいまで見たら最初のわくわくはなくなっていることが多いけど、
まだ続いています。これがずっと続くといいな。
話の最初のわりに、主役がわりと引っ込んで地味な印象で話が成立しているのが
勝因かもしれない。序盤で服部半蔵の話とか、そんなに入れてこれないでしょ、普通。
この辺、松潤が演じてるのがプラスかもなー。元々有名な人で顔立ちが派手だから、
ちらちらっとしか出て来なくても印象が薄くならないんだよね。
そこが周りを描けている所以だと考えれば。
期待は続く。がんばれ、古沢良太。
素直に見られる。わたしにしてはすごく珍しいことです。
なんかさあ。いい意味で昭和的なテイストを感じませんか?
すごく素直に話が進んでいく。喜怒哀楽がわかりやすい。
ある意味淡々と話は進むし、笑いとホロリがうまく混在していて、無理のない話運び。
2話から4話までは細かい記憶がないんだけど、5話の服部半蔵の話も面白かった。
服部半蔵は山田孝之。この時代、服部家は不遇で、本人も忍びであることに
劣等感を抱いているという設定。
が、松山ケンイチ演じる本多正信にまんまと仕事を押し付けられ、
配下を呼び集める、そのシーンが笑える。
家じゅうの仕掛けに、球を落としたり紐を引いたりするとあちこちに散らばった配下に
それが分かる仕組みで。招集を受けた配下が犬の遠吠えでさらに招集の輪を広げる。
しつこく続くその遠吠えが良かったね。絵柄がテンポよく移り変わって、
でも音は続いて、そういうバランスが行き届いていると感じるな。
しかし服部半蔵が指揮を執った瀬名奪還作戦は失敗してしまうの。
配下が皆殺しになって……一緒に死のうとした半蔵に生意気な配下が言う台詞がいい。
「おめえが死んだら、誰が俺たちの妻や子にたんまり金を渡してくれるんだ。
伊賀者はまだまだいる。俺たちの息子や孫があとに続く」
だいたいこのような内容。たった2行で大事なことを2つも言わせているとは、
脚本家、やるな。
その前に、本多正信の登場の時の演出も面白かった。
本多正信、と名前が出た途端にそこにいた家臣が全員一斉に「あれはダメだ」という
リアクション。お約束すぎて、ザ・ドリフターズのコントを思い出したくらい。
こういう素直な流れのドラマは久々に見た気がする。
こういうのでいいんだよ、と言いたくなった。
まあわかりやすく面白く作っている分、史実に対してはどうなのかという部分もあり。
瀬名とその家族の夜逃げを阻止したのは鵜殿長照になっていたけど、
城一つ任される人がそういう任務に出張ってくるかどうか。
まあわたしは野間口徹の見せ場が増えて嬉しいけど。
今回、野間口徹がかっこよく撮られてて、演出、わかってるねーとご満悦。
というわけで、近年の大河としては一番楽しみに見ている。
通常5話くらいまで見たら最初のわくわくはなくなっていることが多いけど、
まだ続いています。これがずっと続くといいな。
話の最初のわりに、主役がわりと引っ込んで地味な印象で話が成立しているのが
勝因かもしれない。序盤で服部半蔵の話とか、そんなに入れてこれないでしょ、普通。
この辺、松潤が演じてるのがプラスかもなー。元々有名な人で顔立ちが派手だから、
ちらちらっとしか出て来なくても印象が薄くならないんだよね。
そこが周りを描けている所以だと考えれば。
期待は続く。がんばれ、古沢良太。
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