プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< ポテチ >(Hulu視聴)

2016年02月17日 | テレビで見た映画。
伊坂幸太郎の小説はあまり好きではなく、映画もいくつか見た分はそれほど好きでないのだが、
どうも地元ロケにつられて見てしまう。
これはけっこう好きだったかなあ。ひねりすぎてなくて。

時間も68分と短い。
震災後に復旧支援のために急遽撮ることになった映画のようだ。
半年の準備期間でよく撮れたよね。役者のスケジュールなんかもけっこう大変だったのではないか。
“東北のために”と撮ってくれた映画なのだと思う。
まあそれと映画としての面白さは別な話ですけどね。わたしはでも他の原作伊坂映画作品より、
あっさりしていて好きだった。

濱田岳も基本好きですしね。彼はきっと、けっこう仙台滞在時間が長くなってるよね。
空き巣なのにそんな簡単に本名名乗られてもとか、お母さんに対する罪悪感はないのかとか、
納得出来ない部分はあるにせよ。
まさかそういう話の流れで木村文乃が恋人になって同棲しているとは思ってもみなかった。
まあいいけども。

大森南朋は評価が高い俳優らしいんだけど、わたしはそんなに……。今回の役はちょっといいかな。
まあこれぞという作品は見てない。「西の魔女が死んだ」のパパ役とか、それほど美味しいと言える役ではなかった。
そして今初めて知る、麿赤児の息子だという事実。全然似てませんやんか。
石田えりが……だいぶ年配に。
「釣りバカ日誌」のイメージだったので、けっこうびっくりした。

ロケ地がだいたいわかって楽しかった。
住宅地だと実際にはわかる筈はないのだが、どこを映してても見覚えがある風景に見えていた。
野球場のシーンは、金もないだろうしシーズン中に撮影でコボスタ(当時はKスタ?)を使うことも無理だろうし、
わたしは余裕で見逃せます。ここは目くじらを立てなくてもいい。

わたしの好みからは、むしろ一番大事な取り違えの話はなくてもいいくらいなんだけどね。
まあでも絶対無理!とまでいう設定じゃないからいいけど。
これがないと伊坂作品らしい味が全くない、ほのぼのなだけの映画になるからね。

ほのぼのなだけの映画も好きですが。
これは後味良しだが、あんまり印象にも残らないという映画かなあ。
印象は良くないけど強い、というのは「アヒルと鴨のコインロッカー」とかですね。
多分伊坂ワールドに親近することは今後もないと思われる。


Huluにて視聴。
(配信番組は随時変更があります)

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