プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 新十郎探偵帳 >

2021年02月23日 | ドラマ。
道具立てはいいと思うんだけどなあ……。
事件も一見、ちょっと凝ってて良さそうなんだけど……。
なんで話がつまらないんだろう。

1話目からながら見に移行し、しかし腹も立たなかったので最終話まで見たが、
冷静に考えれば時間の無駄というべきにやあらむ。
まあそんなことをいえば、わたしの見ているほとんどテレビ番組はそうかもしれんが。

何が悪かったんだろう、と考える、そのとっつきさえわからないほど話が薄かった。
薄い?薄くもないんだけどね?けっこういろいろ詰めてるんだけどね?
詰めてるわりに、なぜこんなにひっかからないのか……

キャスティングはおおむね良かったよねー。
お嬢さんと主人公の恋はあまりにもお安くて、ヤレヤレでしたけどね。

しかし矢本悠馬という役者は見せ場がないというか、いっぱい出ているわりには地味。
最近こういうポジションで便利に使われちゃってるなー。
便利という立ち位置の役者が一概に悪いとはいえないけど、
真骨頂を見せる作品にも出ないとなあ。
わたしが見てないだけという可能性も高いが。
まあいっぱい出ているのはいいことだ。応援している。

この顔ぶれなら面白くなるんじゃないかと思っていたが、
ちょっと無理のある設定の主人公が、無理のある演技をさせられて、
そこがやっぱりひっかかったかなー。
設定は考えられているんだけど、そこからの肉付けが薄い。


文句なく良かったのは稲森いずみ。美しくて着物が似合って、演技も好きだ。
心がすーっとする。薄いドラマの中で彼女が清涼剤でした。



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