超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

人間の建設 小林秀雄・岡潔(新潮社)

2020-09-10 15:31:15 | 超音波システム研究所2011


数学は知性の世界だけに存在しうるものではない、
何を入れなければ成り立たぬかというと、
感情を入れなけれは成り立たぬ。

数学の体系に矛盾がないというためには、
 まず知的に矛盾がないということを証明し、
 しかしそれだけでは足りない、
 銘々の数学者がみなその結果に満足できるという
 感情的な同意を表示しなければ、
 数学たとはいえないということがはじめてわかったのてす。

じっさい考えてみれば、
 矛盾がないというのは感情の満足ですね。

矛盾がないというのは、矛盾がないと感ずることですね。

感情なのです。
 そしてその感情に満足を与えるためには、
 知性がどんなにこの二つの仮定には矛盾がないのだと
 説いて聞かしたって無力なんです。

ともかく知性や意志は、感情を説得させる力がない。

ところが、人間というものは感情が納得しなければ、
 ほんとうには納得しないという存在らしいのてす(注:一部省略)」

 
 

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複数の超音波振動子を制御するシステム技術

2020-09-10 15:29:28 | 超音波システム研究所2011

複数の超音波振動子を制御するシステム技術



目的に合わせた超音波の効果を
効率よく安定した状態で利用できる
(複数の異なる周波数の振動子を
  同時に出力して使用する)
「超音波システム」


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超音波洗浄

2020-09-10 15:29:11 | 超音波システム研究所2011
超音波洗浄<具体的検討事項について>

1) 洗浄物が樹脂の場合は超音波によるダメージが発生する

2) 洗浄物がガラスの場合は超音波によるパーティクルの表面集積がある

3) 洗浄物が金属の場合は表面処理に対応した超音波の影響がある

4) 超音波洗浄における洗浄槽内の音圧は、溶存空気濃度により大きく変化する

5) 溶存空気濃度は洗浄槽の形状(大気と接触する面積)・洗浄液の循環状態・液温・

   大気圧 等により幅広い範囲に分布した状態になる

6) 超音波洗浄における洗浄槽内の音圧は、液温により大きく変化する

7) 洗浄液の温度を高くすることにより洗浄効果を上げる事ができる

 (水の場合、最適値は50~60℃)



8) 大切なのは洗浄液の選定。

 使用する洗浄液の「表面張力の状態」・「界面活性剤の濃度」・「膜と泡の状態」の

 最適な使用条件が必要

 (超音波エネルギーを高率よく伝達するために、

  洗剤などの界面活性剤は間接水槽の利用等で使用される場合もある

  一般的には2から3%の界面活性剤は音圧を強くする)

9) 各種条件が時系列に変化する中で安定した状態にする必要がある

 (超音波の「屈折・反射・透過」は音響インピーダンスの変化により変わる)

10) 洗浄システムを検討するためには現状のデータ採取が必要である 

11) 超音波による音圧は洗浄物の材質・レンズ効果により大きく変わる

12) 超音波による音圧は洗浄液の不均一(温度分布、流速分布)により大きく変わる

13) 超音波による音圧は洗浄液の

   循環効率(Do濃度、界面活性剤分布)により大きく変わる


14) Do濃度の変化は自己回帰傾向(自己回帰構造の動的特性)がある

15) 水面の波立ちによりDo濃度が変化する

16) 水槽の底面にはDo濃度の低い循環しにくい水があつまる





 

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現実の問題処理・経験の蓄積

2020-09-10 15:27:31 | 超音波システム研究所2011

現実の問題処理・経験の蓄積

第22 回京都賞記念ワークショップ 基礎科学部門
 「統計的推論とモデリング」 赤池弘次 より抜粋


・・・・
 この式は、情報量I(Q:P)が真の分布QとモデルPの平均対数尤度の差であることを示し、
 ある人が、観測値x に関するモデルP の対数尤度logP(x)をP のQ への近さの測定値と
 して繰り返し利用すれば、その平均が情報量を定義する量に収斂することを示す。この
 ことは、真の分布がその人だけに固有のものであっても、logP(x)はP の良さを判断する
 量として彼にとっては合理的な選択であることを示す。
 更に、真の分布が社会的にただ一つに決まるという場合には、多くの人に繰り返し利用
 される場合の平均は同じ量に素早く収斂するであろう。
 これは対数尤度の間主観性(注:補足)を説
 明するものであり、これが対数尤度に基づく統計的推論に一種の客観性を与えるとみな
 される(2)。この見方から、情報量I(Q:P)を、モデルP の質を評価する規準、すなわち情
 報量規準とみなすことができる。

注:補足
「相手の立場になって考えてみる」=「間主観性」
 それは、「間主観性」と呼ばれているものです。
 英語では「インター・サブジェクティヴ」です。
 国と国のあいだの関係、つまり国際は、英語で「インター・ナショナル」ですよね?
 それと同じで、間主観性は、まさに主観と主観のあいだの関係を意味します。
 (中略)
 間主観性というのは、ようするに、「相手の立場になって考えてみる」というだけのことなのです。

 統計的推論は何らかのモデルを利用して実行される。モデリングの仕事は心身の働きに
 よって遂行される知的な活動であり、対象のイメージを心に抱くことから始まる。この
 ようなイメージは、関連する客観的知識、経験的知識、および観測データの蓄積と適切
 な使用がなくては得られない。
 この場合には、必ずしも数学的表現で記述されない、あるいは計算機で取り扱えない状
 況でのイメージやモデルの構築を効果的に指導する原理の展開が必要である。

 筆者の見方によれば、
 このような研究の素材は
  現実の問題処理の経験の蓄積によってのみ獲得される

<イメージとモデルの関係>
 ロダンは別の話で、これを
 裏付けるかのように、時間的動きのイメージを生み出す要領として、体の各部の刻々の
 形の接続によって動きを表現することを説明している。これを動きのモデリングの立場
 から見ると、イメージ構成の基本要素が、対象の各部の「安定な静止状態からの逐次的
 変位の系列」によって与えられることを示すものと見ることができる。一瞬の姿をこの
 基本的要素の繋がりに分解して捉えることにより、初めて動きの解読が実現し、動きの
 内容の把握と伝達が可能になる。これは優れた芸術的活動に見られる、高度に知的な情
 報処理の実態である。



 

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非線形振動現象をコントロールする超音波発振制御技術

2020-09-10 14:12:51 | 超音波システム研究所2011

非線形振動現象をコントロールする超音波発振制御技術

超音波システム研究所は、
メガヘルツの超音波発振制御プローブの開発製造技術を応用して、
「非線形振動現象をコントロールする超音波制御技術」を開発しました。

超音波伝搬状態の測定・解析・評価技術に基づいた、
 オリジナル非線形共振現象(注1)の制御技術です。

精密洗浄・加工・攪拌・検査・表面処理・・・への新しい応用技術です。

注1:オリジナル非線形共振現象
 オリジナル発振制御により発生する高調波の発生を
 共振現象により高い振幅に実現させたことで起こる
 超音波振動の共振現象

各種材料の音響特性(表面弾性波)を効率よく利用するため、
 表面の残留応力分布の緩和処理が簡単に実現できます。

弾性波動に関する工学的(実験・技術)な視点と
 抽象代数学の超音波モデルにより
 非線形現象の応用方法として
 オリジナル発振制御方法(注2)を応用発展しました。

注2:オリジナル発振制御方法
 2種類の超音波発振を行います
 一つは、スイープ発振制御を行います
 もう一つは、パルス発振制御を行います
 詳細な設定は、目的・対象物・治工具・・
 システムとしての振動系から論理モデルに基づいて設定します
 (動作確認により微調整を行い、使用経過の中で
  より良い状態に発展させていきます
  詳細な制御設定は、使用者によるノウハウとなります)

ポイントは
 超音波素子表面の表面弾性波利用技術です、
 対象物の条件・・・により
 超音波の伝搬特性を確認(注3)することで、
 オリジナル非線形共振現象として
 過渡超音応力波(注4)に対処することが重要です

注3:超音波の伝搬特性
 非線形特性
 応答特性
 ゆらぎの特性
 相互作用による影響


注4:過渡超音応力波
 変化する系における、ダイナミック加振と応答特性の確認
 時間経過による、減衰特性、相互作用の変化を確認
 上記に基づいた、過渡超音応力波の解析評価


様々な分野への利用が可能になると考え
 各種コンサルティングにおいて提案しています。

コンサルティング内容
1)超音波の非線形現象をコントロールする技術の説明
2)超音波の非線形現象をコントロールする方法の説明
3)超音波の非線形現象をコントロールする技術の応用方法の説明
4)その他(具体的な超音波装置への適用)
5)デモンストレーションによる説明
 ・・・・・

詳細に興味のある方は
 超音波システム研究所にメールでお問い合わせください。


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超音波とマイクロバブルによる表面残留応力緩和技術 (超音波システム研究所 ultrasonic-labo)

2020-09-10 12:40:44 | 超音波システム研究所2011

超音波とマイクロバブルによる表面残留応力緩和技術

 (超音波システム研究所 ultrasonic-labo)

 


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<超音波照射技術・液循環ノウハウ>NO.26

2020-09-10 12:40:23 | 超音波システム研究所2011

<超音波照射技術・液循環ノウハウ>NO.26

液循環による、超音波の制御例です。
各種容器と循環液と空気の
境界の関係性に関する設定がノウハウです。
<<超音波システム研究所>>

 

 

 


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超音波(定在波)の制御 no.17

2020-09-10 12:40:07 | 超音波システム研究所2011

超音波(定在波)の制御 no.17





超音波(キャビテーション)を
 適正に設定することで、
 目的に合わせた超音波(定在波)の状態が実現できます
<<超音波システム研究所>>


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小型超音波振動子による「超音波システム」

2020-09-10 12:39:53 | 超音波システム研究所2011

小型超音波振動子による「超音波システム」

新しい小型超音波振動子を使用した
 超音波<実験・研究・開発>に適した
 超音波システムを開発しました。

 超音波振動子:40kHz  50W


-今回開発したシステムの応用事例-
 ガラス製の水槽を利用した化学反応実験
 調理用機器を利用した表面改質実験
 「揺動ユニット」と組み合わせて利用した洗浄実験
 各種の攪拌実験
 ・・・・・・・

 小型超音波振動子は
  各種の実験容器に直接入れることが可能になります。
  現在利用している超音波装置に対しても
   場合によっては追加投入することができます。

 これらの組み合わせによる効果は
  伝搬状態の計測・解析により確認しています。


 様々な応用事例が発展しています。

The ultrasonic system suitable for the ultrasonic wave
 <an experiment, research, and development>
   which uses a new small ultrasonic transducer was developed.
Ultrasonic transducer: 40 kHz    50W

Ultrasonic Cavitation Control.
Ultrasonic Sound Flow water effect.
Ultrasonic measurement and analysis techniques.

Vibration Analysis with Ultrasonic.

ポイント
 100W以上の超音波振動子では実現が難しい事項があります
 この点を有効に利用することで
 50Wの超音波振動子の効果は大きく発展しています

超音波システム研究所
ホームページ  http://ultrasonic-labo.com/

 

 


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2種類(40kHz、72kHz)の超音波による同時照射

2020-09-10 12:39:39 | 超音波システム研究所2011

2種類(40kHz、72kHz)の超音波による同時照射


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