ジェイクとエルウッドの大人模型部

仕事もするけど趣味もやる! 充実した大人ライフを送る、数多の大人模型ヤーの掃き溜め「大人模型部」へ、いらっさい!!

2021/09/26 君も乗ろう、私も乗るわ!(バンダイHGUC​ 量産型ゲルググその1)

2021年09月26日 23時29分19秒 | 部活動

戦争も末期となると、国力の薄いところは得てしてこうなるのか。例えそれが本来エースが乗るべき高性能な機体でも、乗るべきエースは既になく、シミュレータのみで実戦経験のない若者に手渡される。それがMS-14Aゲルググ。扱いづらいザクとは違って、きっと高性能で且つ操縦系も洗練された最新型だけに、パイロットが未成年の若者でもそこそこやれるし、生存率も高かったのではあるまいか。本編では大して活躍する事もなく、連邦の白い奴にあっさりやられてはいたけれど、本来乗るべき者が操れば、相当な戦果も期待できたはずではないか。そんなことを思うと実に不幸な、大戦も末期のこの機体。

最初は寸詰まりな腹をちょちょっと延長し、頭ももう少し高さを出せばいいかなくらいに思っていたのに、モデルグラフィックスのゲルググ特集と表紙にもなった哀原善行(仮)さんの超絶技巧のMGゲルググをたまたま見てしまう。




表現された脚の造形が腑に落ちすぎる。ああ! やっぱこうだよな! と。やたら意味不明に外装にベタベタパネル貼ったり、なんかやり過ぎ感のあるスジ彫りした作品を、流行りかというほど良く見る。それはそれで作り手の好みなんだろうけど。好きか嫌いかで言うと個人的には好きではないのだ。好みで言えばあの作例のようなゲルググが良いのだ。まぁあそこまで凄いのは技術的に到底望むべくもないが、脚はこう思うんだよね、と言う問いかけには、激しく同意したいし、初ゲルググだから、やってみようと。


そんな風に思えた、どうもボクです。


ザクだのグフだのなら作った事もあるのだが、いわゆる『重』なモビルスーツはボクの制作履歴には無かった。素組のモデルが醸し出す貧弱さが、これを普通に『重』にする手間を想像するたびに意識的に避けたのだった。そんなボクが何かの拍子に買ってしまったのが1/144、HGUCのゲルググであった。キャノン搭載仕様にも、学徒動員仕様にもなるお得感はあるのだが、頭も寸詰まりっぽいし、胴も短いし、装甲も薄っぺらいし。

もっとこう、『重』なんだから、重苦しくてすいません的な、ゴツくて厳つい奴でいてほしいのだ。

なのでこのHGUCゲルググを、『重』な感じの厳つさを出しつつ、脚は哀原善行(仮)さんの解釈を支持しまくろう(要はダウングレードでパクろう)と。


この8割方無計画な思いつきの記録が以下の通り。

先ずは腹を延ばす。大体5mmくらい(腰はくり抜いた方が、何となくそれっぽくなる)。

胸も少し大きく。前垂れも3mmくらい延長して、太ももも延長してみる。

身長が伸びたので、合わせて腕も延ばす。

太もも、もう少し太ましく厳つさを。



膝ももう少し厳つさ出すため、ぐぐっと厚盛。




ふくらはぎの装甲形状を変更。足は踵を一旦切り離し。これは単にバーニアを強調したいと思っての事。




頭も少し高くしてます。ゲルググは大体どのキットも頭が寸詰まりっぽくて嫌いだったので。

ところどころの装甲は厚みがあるっぽい詐欺装甲に。

足の装甲ももう少し何とかしたくて、なんとかしてみました。

足裏はこんな感じ。バーニアモリモリ。宇宙空間仕様だからやっぱこうでないと。

自然、大きくなりました。

腰と足は、バンダイから出ているディテールアップのバーニアつけたりコトブキヤのアレやコレを付けました。


で、今朝はやっとこんなところまで。

最初の頃と比べると、のっぺり感が薄れ、あちこち弄ってきたせいか、何かカッコよくなってきたような。

ザクと比較すると『重』だけに、結構デカくなりました。ああ、『重』っぽいなと。


今夕はこんな感じに。肩アーマーをちょいと弄って、胸にも追加の板を。


ちなみにこの白いプラ板はタミヤではなく、エヴァーグリーン製。タミヤより柔らかくて、曲面にも良く馴染むし、いろんな形状あるし。


ディテールアップとかにはピッタリな奴。高いけど、適度に柔らかいこのプラ板を知ると、もう戻れんくなる。


それくらい使いやすいのでオススメ。


サフをそろそろ吹きたいかなぁ、というところで悪天候に見舞われ中。


なのでまだ未完成。


そもそも今はこの平々凡々なキットもレア級に手に入りにくくなってるみたい。

MGの量産型ゲルググver2.0とか欲しい気がするけど。再生産も期待できそうにないようで。


色々世知辛いけど、まぁ、次はサフして塗ってからお会いしましょうか。













君も乗ろう、私も乗るわ!(バンダイHGUC​ 量産型ゲルググその1)





ロボ感【スーパーミニプラ GEAR戦士 電童&データウェポンセット】

2021年02月02日 00時49分58秒 | 部活動
どうも、HMMゾイドの初期シリーズにすっかりハマってる2021年のボクです。
コトブキヤの情熱が暴走しまくっている。
そんなパーツ分割にはなかなか抗えませんな。

さて、ブレードライガーも少し落ち着いて、ここからどうするかを思案中の時に、あるロボットのプラモを知りました。



スーパーミニプラと言う、全身ABSの食玩プラモとでも言うカテゴリー。

別に何をもってプラモなのかとかはどうでも良くて、組み立てて完成させるなら、これもプラモデルなんでしょう。

GEAR戦士電童と言う、既に20年前にやっていたオリジナルアニメの主人公メカが、20年記念?とかで、スーパーミニプラに新設計でリリースされましたよ、と。

昔、誰かのインタビュー記事で読んだんですが、玩具がリリースされる事を前提にデザインされた主役ロボットのカラーリングには、赤、青、白、黄色辺りが必須だったらしいですな。
設定年齢6歳以上の小さなお友達の手に取ってもらうために必要な色味、必須なカラーリングとしてメーカーサイド(スポンサーサイド)が求める色味はその辺りだったとか。

有名なガンダム以前でも、主役のロボットの色味って確かに大体そんな感じかもしれない。
逆に奇抜な色味になると、実際あまりセールス的には振るわなかったらしく、ジンクス的なものなのかもしれない。玩具系での話なんですが。
赤とか青とか白とか黄色が使われていると、子供心にも、ああこれが主人公のロボットなんだと分かってしまうもの。逆に単色に近い奴は、大体敵だと思ってしまう。昭和辺りに小さなお友達だった人は大体こんな刷り込みがされていると思う。

並べられた一連の主役ロボットを前に良く言われる『どれも一緒じゃないの』の感想は、フォルムは違えど同じ色味から来る印象なんだろうなとも思えてくる。

そんな20年前の主役に必須な色味を託された『GEAR戦士電童』。
変わっているのは左右の腕とか脚にタイヤと言うかでっかいベアリングと言うか、ローラーと言うか、そんなのがついている点とか、単3とか単4のデザインに酷似した電池型のエネルギーカートリッジ(しかも2本)で動く点。電池が切れたらもちろん動かなくなる。
アニメは最後まで見てないので何とも言えないんですが、お約束のように地球の、しかも何故かたまたま小さな島国に侵略者がお越しになられて、地元小学生2人が何故か起動した(この時に備えていたらしい)電童に無理くり乗せられて戦う羽目になると言う、ロボットアニメの定番とも王道とも言える、思考停止の流れ。
脚のローラーや腕のローラー以外には電童単体での武装が無いのだが、(どこかに隠れている)サポートメカを使うことで武装がグレードアップする仕組み。
これらの要素は対象年齢層に受けるべくして取り入れられた要素の筈で、アニメ自体も綺麗で完成度も高い気がするんですが、2000年のこの頃って、対象年齢層の興味はほぼTVゲーム。PS2だのゲームボーイだのがガッチリハートを鷲掴みな時代。ちょうど千代田生命やそごうの倒産とかネガティブな話もあって、子供たちのスポンサーたる親にしてみれば費用対効果の高い物に極力出資するだろうとも思われ、要はメーカーサイドが期待するほどに商品は売れなかったんだろうなと、勝手な妄想をしております。

電童のデザインは、パッと見はマッシブだけど何か地味な感じで、動くところを見ると急にカッコ良くなる。外連味たっぷりの動きや、必殺技のテロップが厳つい漢字フォントで北斗の拳っぽいところも、お友達が興味ありそうなものなら何でもかんでもとにかくパクりまくっちまえという開き直り感があって素敵。
元々原作があるものではなく、メーカーオリジナルキャラクターのPR動画だから、それこそ懐は広い。
20周年記念的な扱いで新たに商品がリリースされるほどのものかどうかはさておいて、スーパーミニプラと言うカテゴリーに既に一定数の固定ファン、購買力がある層がついていたからこそ踏み切れた商品化なんだろうなと思います。

今回発売された電童も、対になる敵役の同型ロボットや、サポートメカを含め、アニメ基準で設計された感じ。商品基準で作られた当時のアニメデザインを基準に新たに設計されたと言う点がとても面白い。
アニメで出来た動きはほぼクリアーしてやるぜ的な情熱が噴き出す設計やマニアックなラインナップは、このスーパーミニプラと言うカテゴリーならではと言う感じ。当時子供で今は大人と言う層がメインターゲットだからこそ、ここまで出来てしまうんだろうなと思えますな。
プラモデルのホビー事業部とメインターゲットが被っているような気がしないでもないが、その辺大丈夫なのかと心配になりますが。

さてさて、ボクが購入したのは電童&サポートメカのセット。5500円(税別)は費用対効果を考えると正直微妙なんだけど、やはりこの主役メカの地味カッコいいデザインが妙に気になってしまい、購入。

スーパーミニプラはほぼ全身ABSなんですな。今までのようにラッカーだのエナメルだので塗る人だったら、ちょっと躊躇もあったろうけど、今やファレホ使いなもんで、全く気にしません。
ただパーツがヌルテカ過ぎる。これはまず中性洗剤漬けして油を剥がしておく必要がありますな。
ヌルテカが緩和されてから早速組み立て。
普通にプラモデル作るのと同じように、スティックヤスリ等でパーティングラインや切り口を整えます。仮組みするときは後で分解する箇所もあるので、ピンは斜めに切り欠いて置くと。
組み上がったら、動かしたときどのあたりが擦れるのかも見ときます。ファレホは塗膜が弱いようですから、塗ってから動かすと剥がれたりするので。確認してから擦れるところは予めヤスリがけ。太腿辺りは合わせ目が目立つので、関節を予め塗ってからマスキングテープ貼り付けて、パテうめ。加工が完了したらば黒のサフェーサースプレーで各所塗りつぶして放置。





これで準備は整ったので、早速色塗り開始。
ブレードライガーのこれからやろうと思っている塗装を、この電童で試してみようと思います。ちょうど角ばった太腿等があるので、イメトレにはぴったり。
とりあえず適当にバラして青いパーツを普通に塗りました。下地が黒いので何度か重ねて塗らないとあかんのですが、ファレホだと乾燥時間も早いからその辺はかなりラクちん。
塗れた青には水色、赤にはピンクといった具合で、乾いてからドライブラシ。
今回はキットの大きさが12、3センチと小さめなのでこれで止めとくけど、ブレードライガーくらいの大きさなら、さらに上から水色に白を混ぜて明るくした色をエッジだけにブラッシングしてもええかも。
ツイッターを見ると、大体みんな組んで動かして楽しんでいるようで、俺もやっとけば良かったと少し後悔したものの、マッシブなフォルムがなかなか良い感じで強調されたような、まぁやらんでも良かったような(笑)。
我が愛機ギャラクシーノート9(残債あり)のカメラでは今一はっきりしませんが、肉眼ではまぁまぁ良く仕上がった感じ。














ブレードライガーの仕上げイメージも出来てきたので、まぁ良しとしよう。そんじゃま、そういうことで。

機械獣っていいよねっ! 【コトブキヤ 1/72 HMM ブレードライガーAB】

2021年02月02日 00時31分38秒 | 部活動
2021年も始まってはや数日が過ぎましたが、COVID-19感染はと言えば何せ拡大するばかり。マスクをしてから出勤する生活にも慣れてきた今日この頃ですが、飲み屋はさっぱりご無沙汰の、どうもボクです。

不要不急の外出は避けるようにとか言われてますが、言われようが言われまいが、休みはもっぱら我が家で部活でございます。

昨年コトブキヤのHMMシリーズ、コマンドウルフのリパッケージモデルをファレホで全塗装して得た満足感から、このシリーズに妙にハマってしまいました。ファレホも無臭と言うのがとにかく素晴らしい。リビングでテレビ見ながらちまちま部活を楽しめると言う理想的な生活です。
なので今度は主人公機、ブレードライガーABに挑戦しよう、そうしよう。早速密林で検索、捕獲に至ったのは昨年末でございました。
鬼のようなパーツ数や、ポロポロ取れまくるし、合いも悪い、みたいなネガティブなレビューが密林で散見されましたが、変態的に細かく分割されたアホ程多いパーツとランナーは、組み立てにも時間掛かるんだけど、これらの分割は実は全塗装向きに設計されたのではないかなと個人的には思える内容です。時間を掛けてのんびり楽しむにはベストアンサーだと。
再販の際に合いの悪さが調整されたのか、仮組みにはそれほど難儀はしませんでしたね。
ところどころヒケはあるようだけど、100均のヤスリスティックをほぼ10本、1セット使って修正。
組み上がるとなかなかボリュームがあるし、ディテールの密度も高いし、何よりまぁまぁよく動くし関節は硬いしで十分満足です。
これが10年ほど前に作られたキットなのかと感心しきり。
とにかく落ち着いて時間を掛ければ、誰でもこのカッコいい機械獣は完成すると思いますよ、マジメで。
如何にコトブキヤが気合を入れて作った製品なのかが、組み上げるとヒシヒシと伝わってきます。
何でもHMMシリーズ1作目のシールドライガーをベースにされたキットとのこと。1作目だけに気合の入れ方も半端やなかったんでしょうな。組めば組むほど、形が出来上がってくるほどに、コトブキヤの意気のようなものを感じます。
やっぱ模型は組んでナンボやな、と己の部活の正当性を改めて認識しつつも、これが当時でも6800円とかの値を付けてるのに売れてたそうですからね。B社のMGとはちょっと比較にならない密度感の拘りは、異常に分割されたパーツだからこそ表現できるのかも。息子に買ってあげたHMMシリーズ最新作のワイルドライガーは非常に簡単に組めたようで、それはそれでまぁ良いんだけど、コトブキヤのキットとしてはちょっと残念。やはりジワジワとパーツを切り出し、ヤスリをかけ、接続用のピンは斜め切りしてから組み立てる、そんな面倒くさい事をチマチマやらされる方が個人的にはもう楽しい。
暫くは充実感と共に接着剤なぞは一切使わずに、仮りで組み上がったキットを見ていたのですが、これの全塗装(おまけに筆塗り)はなかなかに大変そう。ここも塗ってみたい、ここはこうしよう、なんて感じで気持ちは暴走するんだけど、正直色塗りの途中で心が折れそう、挫けそう。でも、これは全塗装すると相当ヤバいくらい良くなる予感がする。やり出したら後には引けない。けど、やるべし。








先ずはグンゼの黒いサフェーサースプレーを勢い2本購入し、天気の良い日に真っ黒にするぞ! 、と意気込んだのですが、その前にちょいと事前に気になる箇所のディテールアップ。

① コクピットに乗り込む時の滑り止めプレートを追加(写真の銀色の辺り)。
② 背中のブースターを隠す?フードの、ネットのディテールを取っ払い本物の金属製ネットに変更。
③ 頭の裏側がスカスカすぎるのでちょいディテール追加(スジ彫り入りのプラ板をただ貼り付け。写真の白いプラ版がそれ)。
④ 前脚の露出したシリンダー、銀色部分が妙に細いもんだから脚全体を貧弱に見せているような気がするので、上から被せるようにランナーパーツを加えて見た目を太くする。
⑤ お尻のウイングはプラの厚みがやや目立つので、ヤスリがけで薄くしとく。
⑥ 首の後ろから背中のブースターフード?に伸びるプラ製パイプは固くて頭の可動の邪魔にしかならないのでWAVEの鉄製パイプスプリングに変更。胴体を繋ぐフードの基部に2ミリ程の穴のモールドがあって中は塞がれてるんだけど、パイプスプリングが突き抜けるように開口しとく。
⑦ 多分塗る人ならみんなやってるだろうけど、たてがみのパーツの白い部分は後ハメ出来るように切り欠いてます。特に難しくないので、塗る人はやったほうが良さげ。

ちなみにこの中でも④の工作はこれからこのキットを作る人にはちょいとオススメ。これだけで前脚の何となく貧弱っぽい見た目が変わるんで。同じ色の太めのランナーを、ピンバイスで中身をくり抜いて被せるだけで特別いるものもないもんで。

あと可動に重きを置く人は⑥の工作なんかも簡単なのでやっておいていいかも。

こんな感じで気になる部分をやったったので、もうこの勢いで覚悟を決めて全部黒く塗り潰す。





これでもう戻れない。決して悪くは無かった成型色の青もグレーも金も白も、ドス黒く塗りつぶしました。
サフェーサーとはいえ黒だし、幸いブレードライガーはフレームが大体黒なもんだから、少なくとも1/3くらいは塗装完了。
後は青や金や白を、それっぽい色で調色しつつ、透ける黒と戦いながら塗りました。

黒一色の脚や胴体は、せっかくディテールも凝っていたりするから、ところどころを塗り替え。
そこそこ大きい出来上がりなので、単色で済ませるより、色味を細かく加える手間は、塗るならやるべき。っつうても大した手間では無いけど。

そんなこんなで出来ました。




















かなりチマチマ気になるところは塗り分け、スミ入れの色も青い部分は紫色にするとか、いろいろ細かくやってます。

ウエザリングとかもやるべきなのかなと思ったのですが、クドくなると見た目がありがちな作品(やり過ぎて失敗した自己満足だけの完成品みたいな)で嫌になるかもと思って、ちょっと思案した結果、下地の色に対して薄めで明るめの色を使って縁取りっぽい事だけやりました。

そんな事はあまりやった事がないんだけど、やってみるとなかなか面白かったです。

それと、付け足されていたデカールは貼るかやめるか迷ったけど、暫くはこのままにしておこうと。

いやぁ、大きさといい重さといい、何より作りごたえの点で、非常に良いキットでした。完成品で年末辺りにブレードライガーがグッドスマイルカンパニーから発売されて、ヨドバシ梅田に飾ってあったのを見ました。爪の色味の美しさと造形には確かに見惚れたけれど、やはりキットのほうがお値段もアレよりは安いし、何より気に入らない箇所は直せるし好きに塗り分けられもするから、個人的には良い選択をしたなと。

HMMシリーズはデカール付きの再販がこのところ精力的に行われていて、意外と売れてるのかもと思うと、非常に嬉しい限り。
作るのにも塗るのにも結構な時間が掛るけど、その分、他のキットに浮気しなくて良いし(笑)。
ガンプラばっかりも飽きてきたかな、と思う方にはオススメしときます。ぜひその機会にはファレホとかシタデルカラーとかで全塗装してみてください。
まぁ、さすがに再販品を全部買うと言う訳には行かないけど、店頭在庫を見つけたグレートサーベル辺りは欲しいかも。

次はそんな訳でグレートサーベルにチャレンジしようと思っているボクです。もちろん、その時は全塗装で

お茶の間のファレホ

2020年09月21日 21時19分53秒 | 部活動
2020年9月の4連休だ。
良いよね、週末含むの4連休って。
たとえそれがコロナ蔓延中の世界であっても、マスクさえしてりゃ普通に外出て遊べるじゃん、とか、半歩下がってりゃソーシャルディスタンスも保てるじゃん、とか。
ボクもワタシもそんな感じで、楽しく過ごそう2020年9月の週末含むの4連休。

あ、どうもボクです。
楽しんでますか連休。退屈ですか連休。
ボクはこのところ週末のお休みは結構楽しみ。
なんとなればお茶の間で、さらに言えば無臭で、色塗りまで出来るようになったのだ。
超臭えんだよシンナークソ野郎、とか言われたり思われたりしなくて良い、そんな模型の色塗りが可能になったんですよ奥さん。

要はアレです。洋物の水性塗料です。スペインだかポルトガルだか、とにかく日本以外のお国で作られている塗料です。関税上乗せの洋物塗料、その名はファレホとゆうやつです。

これええんよ。ホンマに匂いませんねん。ラッカー薄め液もいりまへん。代わりに精製水と言う不純物がまぁまぁ少ない水を使うだけ。筆洗いも、ボカシ塗装も、全部これとファレホはんで済みまんねん。

個人的におすすめ。とは言え塗料1本が300円ほどなので、アホやん高いやん、とか思うアナタは過去のワタシ。驚くほど塗料は長持ちする。
最低限の色さえ買っておけば後は混色も全然可能なスグレモノ。








こんな感じでアレコレ簡単に、しかもお茶の間でやれるこの悦び。

因みにコマンドウルフは全塗装。
ちっこい組み立てフィギュアは全身ABS野郎だが構わず全塗装。
MGのV2ガンダムは赤とか青とか黄色とか、白以外は塗装。





で、連休中はこの騎士ガンダムを塗りました。
写真だとメタリック感が薄れはするが。
ただの灰色やんとか言われても、握りしめた拳は振り上げたりはしませんが。

それでも好きになってもエエんよファレホ。
お近くのボークス(VOLKS)で絶賛販売中!

って、遠いねん!
お高い塗料やのに交通費まで掛けるドアホが何処におんねん!!
Amazonでも売ったはります、って色味が分からんねん! オレンジ色だけで3つも4つもあんねん! おまけにワケわからん名前まで付けられた日にゃ通販なんか使えるか!

っと、ちょっとイラッとしたりもしますが、でもまぁ、それでもエエんよ、ファレホ。

お茶の間塗装の誘惑には勝てまへん。

あ、そうそう、ファレホはイマイチ塗膜が弱いという声もあるので、黒のサフェーサーは買った方がよろしいようです。
ランナー状態でちゃちゃっとベランダで吹いてから、後は切ったり貼ったり埋めたり組んだりして、お茶の間塗装を楽しむと。

最近の週末はそんな感じで、個人的にちょっと楽しめてるボクです。

好きになってもエエんよファレホ、と言うことで、どうも。




無臭だ (HMM コマンドウルフ Re:パッケージ版)

2020年06月14日 21時33分14秒 | 部活動

あ、さて、


コロナも少し落ち着いてきましたが、かつての生活には戻れない感もある、令和2年の梅雨入り前。


如何お過ごしでしょうか。


随分とお久しぶりの、どうもボクです。


取り立ててご報告するような部活動はしてなかったかと言えば、人知らせずコツコツ部活はやっておりましたが、面倒くさいので御報告はしておりませんでした。


まぁそれはさて置き、久しぶりのご報告はHMMゾイドと言うジャンルでございます。


コマンドウルフ Re:パッケージバージョン


知らぬ間に上場までしたコトブキヤの、上場以前のこのキット、コマンドウルフに武装オプションをてんこ盛りしてパッケージも変更した、なかなかの逸品です。

男子たるもの、こんな形で再販してもらえると、お値段は高い気はするけど、それでも買うぞと言う意気に燃え、胸踊る己を頼もしく感じる限りでございます、というと些か大げさにございます。


とは言えそこは上場前。可動の拡張やら何やらアレコレやる毎に、購入価格に見合う時間潰しができた気持ちになるってもんで、それがコトブキヤ模型への正しい接し方のようにも思える今日この頃。


バンダイ製のガンプラより敷居は高い気もするが、作り始める大体どうにかなるものです。


口はもう少し開いたほうが獣っぽいだろうし、遠吠えするときの姿勢はもっとググッと身体を反らせてほしいと思う。

四肢を開いた時なんかは、しっかり地に足を付けて踏ん張ってるほうがカッコいいじゃない。

細かなモールドもいっぱい入っているから、そこは塗り分けたほうが、やっぱし見栄えも良いじゃない。


なんていろいろ浮かんだあーじゃない、こーじゃないを、あーもこーもしてみました。


似たような事は先達の方々が予め思いついていろいろ手を加えてそれをHPでレクチャーしてくれたりするもんだから、バッチリ勝手に教えを乞うた、とゆーか真似した次第。






コトブキヤと言うと、上場前も後も細かなパーツ分割が売りな気がするボクなんですが、コマンドウルフはそれほど大きなモデルではないので、パーツ数もそこそこ、ただ組み上げるだけならじっくりやっても週末2日もあれば出来たりします。


週末限定部活動にこれ程見合うモチーフもなかなか無いかも。


組み上げるだけならそれで終わるんですが、今回はそこから塗装をしようと。


ただ我が家もシンナー臭には非常に敏感な同居人がいる為、Mrカラーとか使えないし、エアブラシなど以ての外と。

如何にすれば臭と言う臭を排除して快適な塗装タイムをエンジョイ出来るのかと、いろいろ考えてみました。


で、初めての試みですが、ファレホ、使うことにしました。






カラーとしては国産物よりお高かったりするのですが、多用する溶剤とかまで考えると、実は掛かるトータルコストにさほど差がない。

ボークスまで買いに行くのは面倒ですが、一度買ったらこれがなかなか減らないの。

一滴の濃度がググッと濃いし、良く延びるもんだから、一滴あたりで塗れる面積も結構広い。

色によるけど、まぁまぁ隠蔽力もあると。

おまけに臭いも全くしないし、薄めたり筆を洗うのも、薬局で売ってる150円ほどの精製水だけ。

要は、筆と精製水と塗料皿と後はカラーを用意すればそれで終わりな気がしたわけ。

カラーを出すためのパレットはダンボールの切れ端を白い養生テープで覆って自作。

その上にカラーを一滴二滴落として、調色スティックで混ぜて、精製水を少し含めた筆で掬って塗るだけ。

薄く広く面を塗る。これを何度も繰り返すだけ。

基本つや消しで、ムラも目立たないし、乾きもなかなか早い、と個人的にドストライクな塗料を見出してしまいました。

エアブラシを使って塗るのも楽しいっちゃ楽しいんだけど、筆塗りが醸し出す色味とムラは面白過ぎる。

先ずは組み上げたキットを持ってベランダに出て、ラッカー系の黒サフを全身にスプレーする事で下地を作ったら、その上から白だの青だのを、リビングでテレビ見ながら塗ると。


下地に黒サフを吹くのは、本体色が白だとなかなか良い感じに深くなるから。








多分白が大方を占めるガンダムなどにもこのやり方は合う気がいたします。


塗膜が弱いと言う話もあるけど、黒サフが下地だからか、そう簡単には剥がれない。


ファレホは要はアクリル絵の具なので、絵画っぽく塗るもよし、普通に塗りつぶして行くも良し。精製水を上手く使ったり、専用シンナーで薄めたりして、水彩画っぽく塗るもよし、とかなり好きにやれる。

ラッカー塗料より自由な気がするところが個人的にハマりました。


ああ、色塗りってこれだよな、なんて思えてくるもんです。


平筆と細めの面相筆とかあれば、後はちまちま心ゆくまで塗って重ねてまた塗ってが楽しめます。

多分いっぱい塗って行けば、いろいろ新しい発見も出来そうなこの塗料。臭いだなんだのクレームも言われません。

ちまちま塗っては目を凝らし、客観視する為写真を取り、塗り残しや気づきを発見しては、また塗ってみる。


至福のウィークエンドを何度か味わえたのでした。










部分塗装とつや消しスプレーで終わらせていたかつての部活が一回戦の予選敗退レベルなら、ファレホを使った全塗装は一回戦の予選通過レベル。


ボークスさんからは何もいただけやしませんし、あまつさえポイントカードも作っちゃおりませんが、でも推薦。どこの馬の骨とも知れぬボク、推薦。


やるべしファレホ、買うべし精製水。先に塗るべしブラックサフェーサー。


韻を踏んだような、そうでもないような、でも大人模型ヤーな方にはマジオススメのキットとファレホ。


変わった塗り方や調色など編み出したらば即、ボクにも教えてください。


いやいや、数年ぶりの生存報告でした。


まぁ、相も変わらず、という事で。


ブンドドするセカイ HG カミキバーニングガンダム 作例

2017年01月08日 00時26分21秒 | 部活動
気がつこうがつくまいが、実は数日前に2016年も終わったわけです。

何かをやりきれた充実感を持つ人や、何かをやっちまったと喪失感に打ちひしがれる人、悲喜交々な例年の師走に世間は浸かり、気がつけば早、新年。

充実感も喪失感も共に無いまま、ガキの使いの録画を見ている、どうも新年のボクです。

まぁ、これが言うところの平和ってやつを満喫させていただいております。

さて、どちらかと言うと、ガンダムのアニメって、子供ちゃんはお断りなんだからね、みたいな踏ん反り感がございますよな。
戦争を描いてるんだし、身内もちょいちょい死ぬ事があるんだし、みたいな、ちょっと子供ちゃんを突き放してるっぽい感じでしたよな。
子供ちゃんはお話には付いてこれなくていいので、取り分けかっこいい『もびるすぅつ』がいっぱい出てきて、派手なアクションシーンは準備してるから、見る気ならそこだけ見るようにしなさい、的な。
いや、いっそ見なくて良いからかっこいい『もびるすぅつ』のプラモだけ買いなさい的な?
まぁそれはそれで正解な感じもあるのですが。
ああ、因みに子供ちゃんと言うのは小学生以下のお子様、的な主観でございます。

だけど『ガンダムビルドファイターズ』というアニメは、そんな子供ちゃんにこそ楽しんでもらえるような、作ったガンプラで戦える架空の世界で、日本一だったり世界一だったりを目指す、友情努力勝利なお話だったりしました。
多分、狙いは子供ちゃんだったんだろうけど、大きなお友達と呼ばれるええ歳のおっさん連中の琴線に触れる仕掛けにやたらこだわり過ぎていて、結局子供ちゃんは置いてきぼりっぽい感じもしました。
とは言え、そんなスタッフの悪ノリが功を奏したのかガンプラから離れていたお父さんなどの呼び込みにも成功したようで、売り上げがそこそこ上がった結果、続編にあたるビルドファイターズトライも作られたりしたんだろうなと。
そんな事をちょいと思いつつ、Amazon Prime 会員として、最近Prime VIDEO でガンダムビルドファイターズトライを年末年始に掛けて全話見終わったボクです。
なかなか面白かった。

余計な話ですが、Amazon Prime 良いよ。Primeビデオにはガンダムのアニメシリーズ、多分全部あるよ。あとライダーとか戦隊モノなんかも。ウルトラマンも。個人的にはボトムズ来たからダグラムとか来ないかなぁと。
マジでこれで年間3980円だっけ? ビデオ以外にもいろいろあるし、月々350円くらいでしょ? これは入らなきゃ嘘でしょ、とか思います。NETFLIXにも入ってるけど、こりゃAmazon1本で良いかも、とまで思えます。
なかなかのラインナップなので、ガンプラ好きだけど平日は社畜で土日は空気なの、みたいなお父さんにはお勧め。

で、そんなビルドファイターズトライの楽しかった思い出に、昨年末『カミキバーニングガンダム』をヨドバシカメラのポイントで購入させていただきました。そこはAmazonだろ、とか言われても、ポイントが1500円あったしぃ、あと現金30円出せば買えるしぃ、その金額はAmazonより安いしAmazonは税別だしぃ、という事で個人的には至極当然の選択だったりします。



なんちゃら拳法を嗜む武道家気取りの中学生が、ガンプラバトルにハマり、遂には自分のオリジナルガンプラまで作らはったと。
それは、ぶっちゃけ最終回にて初登場したモデルなのですが、いろいろ検討した結果、出来も良いようなので簡単に作れるだろうと。頻繁にチマチマ更新せんでもきっと宜しかろうと。
そんな軽い感じでやってみました。
子供ちゃんが喜ぶような、派手派手しいデザインがイカしているので、いろいろ楽しんで作れそうな気もいたしました。
百万式(メガ式とかいう)とかも良いなぁと思ったりしたんだけど、ヨドバシの店頭では売り切れだったのでね。

このモデルは本体のそこかしこがクリアーパーツになってて、劇中ではそこがラメっぽい光でチラチラキラキラしてるんですが、もちろん模型はただの青いクリアーパーツ。
ここは劇中みたいにキラキラさせたらきっと面白いなぁと。
ラメ入りの塗料みたいなのは探せばあるんだろうけど、値段がそこそこするだろうしなぁと。ネットで先人の作例を見ていたのですが、100均で買えるモノで、劇中の効果を再現できるモノを発見できました。

ダイソーの『グリッターのり』という奴です。



これで108円。

色も7色も入っているから、ちょっとしたアクセントに最適な感じがしたので、早速購入しました。

これがイメージ通りにキラキラ光ってくれるなら、本体も艶ありにして違和感の無いようにしないとなとか、赤いボディーも成型色のままだと黒がキツい気もするからちょっと明るくしようかなとか、あれこれ考えて盛り上がってました。
まぁ、『好きに作れ』ば良いんだし、と思った時、ああこれがビルドファイターズシリーズのガンプラを通してメーカーが伝えたかった事なのだろうなと。
まんまと乗せられたけど、それもまた良し。
設定通り作るのも良いし、綺麗に色を塗るも良し。素組みでブンドドするもまた良しと。
ガンプラがジャンルにまで成り上がったのは、まさにこの『好きに作れ』る度量の大きさなのだろうなと。
別にMMでそれをやったらあかんわけでは無いんですが。
良い事言ったような、そうでも無いような。
まぁ、諸々置いといて、早速好きにやる事にした次第です。

個人的にはブンドドなるものは特にやる気はないのですが、我がDNAを後の世に繋ぐ息子には、ブンドドもまた良しと思ったりするわけですな。
だもんで、そういった激しいプレイもOKで、ただ飾っとくだけでも様になるよう、プレイ&ディスプレイな形でやろうと。
普通に組んでもなかなかマッチョでイカすので、あまりプロポーションを弄ったりはしないで、むしろペインティングメインでやろうと思っていました。
普段なら筆塗りなので艶消しで作ってしまうのですが、艶ありに近い感じで仕上げてやろうと。
塗膜の厚みを考慮して関節面の処理もやって差し上げちゃおうと。
塗りは普段なら筆でガツガツやるんですがね塗膜の厚みを出さないよう、コツコツ貯めたお小遣いで数カ月前に遂に手に入れたエアブラシを多用する事にしました。カラーは以前にMG のクロスボーンガンダムフルクロス、略して骨十字に使ったガイアノーツのローズブライトレッドの赤みが良いかなと。これにオレンジ色をちょい混ぜして、せっかくなので、艶ありのままで行こうと。

概ね塗装イメージができたところで早速パーツ毎に組んでおきます。
取り扱い説明書を見ながら、パーツを噛み合わせる凸部分は斜めにカットしてテンションを軽減しつつ、どこまで塗って何処からは塗らんで放っとくかを考えつつ。
すると悪い癖で、脚の長さと胴体の寸詰まり感が気になりまして。
胴体はもう少し長めにしてやろうと思い、腹で伸ばしてみる事にしました。これをするだけで案外シュっとするかも。
早速腹切り、プラ板の1.4㎜×2枚と、安易にやったので歪みまくったところをエポパテで埋めました。
エポパテがかわいたら後はナイフと粗めのスポンジやすりで形を整えます。
これで少しは寸詰まり感を払拭出来たと思うのですが。
まぁ、変わった事はこんなもんでやめて、早速色塗り。
少し明灰白色を足してやや主張を抑えた白を全体に塗って、その上からボディーの朱色と胸のダクトとアンテナの橙色を吹いております。橙色に近づけたのは赤いボディーカラーの色味に合わせて負けない感じにしたくて。
関節やバックパックはただのグレーではなく、黒に近い色を。腹の青は赤みの混じった暗めの青でまとめています。どちらもガイアノーツのカラーですが、やたら色の名前が長くて大層なので忘れました。なんたらブルーとなんたらグレイという、バーチャロンカラーです。クリアーパーツを乗せるところだけ、アクリルのフラットシルバーで下の面を塗っておくことで、ラメのキラキラをアピールしてみました。
で、出来上がった直後がこの感じ。



肩と足首の装甲には黒い線が入るのですが、これの塗り分けはダルそうなので、添付されたシールを貼りました。











感想としては、キット自体は良く出来ててかっこいいなと。腹を延ばしたのは正解かも。
これからこのキットを買おうと思う人は、腹を約3ミリ延ばしてみることをお勧めいたします。
あとラメのりは記憶に留めておいた方が良いほど、なかなかキラキラでいい感じになる事もお伝えしておきます。



毎度毎度写真がショボくてすいませんな。でも写真で見るよりはかなり光ってますし、イケてます。

ライティングとかもう少し拘ったほうが良いとは思うが、そこまでやるのも面倒なので、『ほお、写真で見るよりはイケているのだな』と、想像力で補完してもらいまいところです。

しかし何より、エアブラシ良いすなぁ、って感じを得たのが今回の感想。特に白色は筆塗りだとかなり困難なんだけど、こんな簡単でええのん、みたいな。
特に塗膜が薄薄なのは良いね。
初めてのエアブラシだけに突飛な事はしてませんが、エアブラシ良いすよ。
既にお年玉を渡す側になって早十数年の身の上だけに、あまり高い買い物は躊躇するんだけど、これは買ってよかったわ。1万円程なので、君もお前も貴様も買うが良いと思います。
筆塗りは筆塗りで良いんだけど、エアブラシも使えると幅も広がるというものだと、模型を作ってる人なら誰でも語るような話ですが、それってマジでしたよと、お伝えしておきましょう。

人の話は聞いてみるものだ、と言うのが新年早々に得た感想です。

ブンドドするのかどうかは分かりませんが、そこそこ綺麗に出来たので、自信を持って息子に上げようと思います。



そんじゃ、そう言う事で。








ボロは着てても心はどうだ? (バンダイ 1/144 HG ガンダム アスタロト 製作記②

2016年08月15日 00時08分17秒 | 部活動
くっそ暑い日がこれからまだまだ続くそうですが、如何お過ごしですかと聞いても良いですか?
もし自分がそんな事を聞かれたら、何もする気は起きないので、ただひたすら生きてますとしか言いようがない、どうも、ボクです。

さて、HGガンダムアスタロトですが、設定画を見ながら、切った貼ったを繰り返したのが前回まで。

粗方こんなもんかというところまで来たので、下地も兼ねて青い成型色のパーツの上から溶いたホワイトサフェーサーを塗り、鋳造っぽい感じの装甲にしてみました。



格闘時にこの辺は当たるとか、このあたりは強度を上げた方が良いかもという部位にだけ、盛り付けてみた感じです。

まぁあちこちのモビルスーツから引っぺがしたパーツを付けてる機体というのが、このアスタロトモドキのイメージなので。

それを突き詰めると、引っぺがした装甲の中には経年劣化から錆びが浮き出していたり、中にはナノコートの塗装が剥がれて下地の合金が露出したものもあったりするかもしれないと、勝手ながら想像が膨らんで来ました。

当初は設定画通りの色味で良いだろうと、こんな感じで進めていたのですがね。







出自の怪しいパーツをスペアも含めて取っては付けてという形の途中経過がこの状態だとすれば、いろい汚したりするのも妥当であろうということで。

こんな感じで終えることにしましたよ。

何かすンごいボロっちい装甲を着けた、コソ泥っぽい感じの主人公機になりましたわ。











ガンプラを素組みする程度には好きな息子ちゃんへの誕生日プレゼントになんとか間に合いましたわ。

ついで仕事でこんなのも。特に何も変えず、ただ色だけ塗り替えました。









これはこれでスマートでかっこいいんだけど、ちょいと脚が短い気がする。

でも設定画もこんなもんだから、まぁ良いかな。

次はストックにある1/20スコープドッグか1/48イングラム辺りにしたい気もするけど、それがいつなのかはまぁ、そのうちって事で。

ノンスタ田中(バンダイ 1/144 HG ガンダム アスタロト 製作記①)

2016年06月28日 01時50分25秒 | 部活動
局地豪雨とか不安定な空模様が続きますな。

が、雨が降ろうが電車が遅れようが、仕事のノルマは変わらない、そんな皆さんと同じ社畜の、どうもボクです。

それはそうと、皆様はご存知ですか?
例のあのスーパーポジティブなノンスタイル田中さんは『アシンメトリー』だということを。

左右非対称をアシンメトリーと言うのですが、片目がデカいとか、片方の鼻の穴がごっついとか、そういう歪さでは無論なくて、前髪が片側に長くなっている為だとか。
そんな程度ではあるが一応アレはアレで『アシンメトリー』と言うらしいです。

まぁそんな掴みは本当にどうでも良くて、例のガンダムアニメ、『鉄血のオルフェンズ』1st シーズンが終わってしまい、そのタイミングで『外伝』が模型誌などで発表されましてな。

要は、セカンドシーズン放送開始が秋口なもンで、まだ時間があるもンで、その間は『外伝』という形で引き続き新しいガンプラ出すもンで、と。
ま、信者は元より君もお前も忘れず漏らさずきちんと買えよと。
そんな企業の趣旨がビンビン伝わる、『外伝』に登場する主人公機が、信者に非るボクの今回のお題なもンで、と。

バンダイ HG 1/144 ガンダム・アスタロト。

腕と脚の装甲板が右と左で形状が異なるデザインだったりする。
アシンメトリーで歪なガンダムでございます。

未完成な主人公機という設定らしい事はネットで読んだ。
搭乗するパイロットも何故か片腕が義手の人らしく、そんな主人公を模した『未だ完成していない機体』という設定は中々に直球で分かりやすくてよろしい気がする。
それに『鉄血』の本編を珍しく見続け、素組みだが『1/144 グレイズ改』を作った所為もあってか、ガンダムフレームのどれかを作ってみたかったので、この機会に『アスタロト』を部活に選んでみた次第。



10%ポイント還元を密かに期待して、仕事帰りに営業終了直前のヨドバシカメラ梅田に飛び込み購入しましたよ。

せっかくだから、1/144というスケールと販売戦略的な低コスト故にところどころ省かれた箇所などを、そこそこちゃんと工作してみようと。
そんでもって、色塗もちぐはぐ感を出してみようと。
まぁ、大して時間も掛からないわなと、結構軽く考えていた次第。

何せ頂き物のダハックがなかなかしっくり来る色に収まらず、未だにもって放置状態。
気分転換程度にと、このキットを選んで始めた次第です。

まず工作ですが、

フレーム部分で、そこそこきちんとやってみようと思ったのはあちこちに据えられたシリンダーパイプ。

意外と不良品があったらしく、目論見ほどは売れなかったらしいバルバトスの1/100ハイレゾモデルの写真を参考に、一旦該当部分を切り落とし、プラパイプなどで作り直してみました。

あのモデルは、フレーム各所に配置されたシリンダーパイプがどの辺りと繋がり、どう動くのかを実に分かりやすく伝えてくれるので良いすな。

わざわざ買うほどでは無いので、『バルバトス ハイレゾ レビュー』とかで出てきた画像を保存して、制作の参考にしてみたら良いと思います。
だからもちろん買わなくて良いとも思います。

今回はスケールがスケールなだけに、動きと連動してシリンダーパイプも可動しまくります的な事はやってませんし、出来ません。

一応作り直してみたかったのは、有りがちな腹部のシリンダーパイプと、首らへんの追加くらい。

透明の3ミリプラパイプやランナーの切れ端、1ミリの真鍮線などを使って、それっぽくなってりゃ良いやって感じでやってみました。

背骨のパイプや肘、膝あたりのヤツは塗り分けだけでそれっぽくしておきました。どちらもほぼ装甲板や背囊で隠れるんだけどね。
本心では両肩に繋がっているシリンダーパイプも作り変えようかと思っていたけど動かすと違和感出るんで止めてます。
でも腹部だけでも作り変えると意外と雰囲気悪くない。

誰もが3ミリパイプを持ってるわけではないだろうけど、ランナーの切れ端で3ミリ幅があるので、あとはピンバイスさえあれば、パイプを作ろうと思えば作れます。
このシリーズのモビルスーツは大概シリンダーパイプがデザインされてるようなので、作り変えてみることは強くお勧めしておきます。
キットのままだと何か貧弱感があるので意外とイメージ変わるとゆーか、多分悪くはならない。





次に左前腕のシールドに装備されたごっつい手も、指関節の折り曲げ追加をやってみました。ここでも3ミリの丸パイプ(内径2ミリ)とランナーの切れ端を使ってます。

面倒な作業を都合3回やらないといけない箇所ですし、やったからといってどうなの? って感じもしますが、まぁ、1時間もあればやれる作業ですし、特別難しいことは無い事だけはお伝えしておきます。

ついでに左前腕の装甲を約3ミリ程度延長する事で、肘関節の露出過度を調整しておきました。

あとは胸周り、特にダクトが覗くあたりの作りが、随分と設定画のデザインとかなり異なるため、プラ板の切った貼ったで、設定画に近づけてみました。
この辺りはスライド成形とかでも再現は出来ないのかもしれませんな。



後は腰回りの装甲板や背囊、足首あたりの肉抜き穴の裏打ちくらいです。

改修工作は概ねこんなところです。





設定画さえ手に入れば、それとにらめっこでここまでは出来るって感じ?

ぶっちゃけ、ホビージャパンに載っていたどなたかの作例を参照どころか丸パクりもしました。まぁ再現出来てるかどうかは別の話と言うことで。

工作に使った素材は、繰り返しますが田宮模型のプラ板セットと3ミリパイプ、あとは1mm径の真鍮線のみ。
素材を加工するのに使った工具はエッチングノコと丸ヤスリにピンバイスってとこ。あとは瞬間接着剤があれば、上記の改修工作は誰にでもやれますし、とくに難しいわけでもないのでオススメ。

で、最後は塗装に移るわけですが、本体のガンダムフレームは成型色に近づけた焼き鉄色にしています。
無難な色味で良いやと、今のところは納得させてます。







多分ウェザリングとかちょこっとやってみたくなるかもしれないし、そうなると下地の色はあまり残らないかも知れないからね。

さて、装甲板を塗る段になって、ただ塗装ガイド通りに塗るのもなぁと、悪い癖が出てしまいました。

『鉄血の…』で演出されたモビルスーツ同士の対戦って中世の甲冑騎士が戦う様子に似ていて、剣とかメイスで甲冑を壊して中の人をどうかするみたいな、そんな雰囲気に近い。お互いの体をぶつけ合う肉弾戦が主なんですな。
そうなる理由も一応設定してとして用意されているようなんですが、ビーム兵器一発で敵を蒸発させるという描写より、コクピット辺りを外からど突かれて圧死するみたいな。
表面塗装されたコーティング塗料がどうやら特殊で、モビルスーツの動力源にあたるリアクターから出てくる何たら粒子に連動して硬化する塗料が使われているらしいです。

だから間合いを取り過ぎての攻撃は効かず、近接戦闘が主になるんだとかなんとか。

命からがら戦場から帰還できた機体と言うのは、装甲板が一部剥がれていたり削られていたりという状態が当たり前っぽい気がしますな。
剥がされた装甲板は新しい物に変えられるだろうし、削られた部分は金属パテ(?)っぽい材料で応急処置っぽく埋められるみたいな感じになるのであろうと。

小学生辺りだと、ダメージっぽい表現とか、腕もいっそ捥いでしまえ的な、男児らしい清々しい完成品を見たりしますが、そんな方々からは多分支持が得られない、地味で女々しい完成品と相成る予感が満々です。

どうやろうかなぁと考えてる内に随分長くなりました。

かなり漠然とですが、装甲板の処理で思いついた事もあり、その辺りの製作と完成は次の機会までお待ちいただけると有難いです。



そんじゃそういう事で。



オシャレ風なオーさん (バンダイ メカコレクション1 ザ・ビッグオー 製作記)

2016年04月04日 01時38分09秒 | 部活動
せっかく咲き誇る桜の花も、不粋な雨が散らしてしまう。どうも、余りこの季節が好きになれないボクです。

春だからというわけでもないんですが、たまたま部屋の大掃除をしていたら出てきたのが、このビッグオーというロボット。
説明書も無く、ランナー状態で出てまいりました。
ネットから探した組立説明書をみると、どうやら一揃いあるじゃないの、という事で、ランナー数も少ないしチャチャっと作れそうなのでやっちやいました。





何か変わったデザインで、ガンダムっぽいスマートな雰囲気とは違う。スチームパンクっぽい、ちょいレトロな感じ。
これがどういう世界観の下に発想されたものかは存じませんが、鋳造表現とかが似合いそうだったり、メタリックカラーだけでチャチャっと仕上げて自分を許せそうな、そんな奴です。

使った色は全てメタリックカラーのアイアン、ダークアイアン、ブロス、クロームシルバー。
チャチャっと組み上げたら、所々に溶きパテで表面をざらつかせました。
シンナーで軽く溶かしたパテを盛り付けたら、短く切った丸筆の頭で表面を叩いてザラ目な鋳造表現にするわけですな。
特に難しくないっス。
何回かやってたら筆で叩く加減も掴めるんでね。
ただこういう表現が似合うデザインって戦車は別にしてロボットだとなかなか無い。
ザクの肩アーマーとかくらい?









如何でしょうか。ザラ目がなかなか似合うんじゃないでしょうか、オーさん。

設定上は多分100m近くあるっぽい気がするんで、こんなにザラ目なボディはおかしいんだろうけど、まぁ、良しとします。

ただ、このオーさん、可動とかはさっぱりです。ほぼ動きません。意味不明な腕のピストンギミックもよく分かりません。可動指はポロポロ取れます。
正直、オススメできる代物ではございません。
出来上がったオーさんに文句もございませんが、買おうかなとか思う人にはお伝えせねばという事で。

まぁ、ぶっちゃけけっこう昔の模型のようなんで、間違って再販でもされない限り、作る機会もありゃせんだろうけど。

そんじゃまぁ。そういうことで。

※ そういやダハックは放置しっぱなしですな。
大人は色々気まぐれなんで。
まぁ、そのうちやる気になるだろうから。

色塗り ④ (1/144 HG ダハック)

2016年01月17日 02時06分27秒 | 部活動
なかなか進まない色塗りを週一でやってる、どうも僕です。





青いところは、何となくこんな感じで良いのですが、筆塗りだと偶に厚塗りになってしまうところがある為、それを削ってまたやり直すって感じ。
白いところはもう少し明るくしたいんですが、あと何回かはこの位の濃度で重ねる必要があるのかも。

大体、色味の方向が決まってきたところで、乾いて馴染むまではちょいと放置しとこうかと思ってます。





さて、がるぱんとゆー、女子und戦車対戦アニメを今更観ましたよ。
出てくる女子はぶっちゃけどうでもよろしいし、話も話で他愛ない。

要はアニメで戦車を動かしたかったんだろうな、って感じ。いろいろな国のいろいろな戦車を思う存分動かして、人死にのないスポーツ的な感じでドンパチの描写がしたいという、個人的な趣味を成立させるために年端もいかぬ女子が必要になったり、戦車道とか言うなんだかよくわからない物を持ち出して辻褄合わせたような話。
観た人はみんなそんな事ははなから分かった上で、制作側の悪ノリに付き合い楽しむと言う類の話。

日本陸軍の中戦車が世界でも屈指の巨大重戦車マウスとやり合うとか。あり得ないんだけど面白いシチュエーションがいろいろある。

初めて買った戦車模型がⅢ突だったという私だが、こんなに小気味良く動いたりするものなのかと思いつつ、その勇姿は楽しめた。

なにぶんアニメだから、CGで描かれた線は細くて、ディテールはリアルなんだろうけど、与える軽さは否めない。
でも実写にすると排除しなくて良い嘘臭さまで排除して、人死にを出したりする描写もあるかもと思うと、アニメだから他愛ないようにやれた話だし、その軽さが支持される大元なのかとも思いましたね。

ちょいと前にブラッド・ピットの『フューリー』という映画を観た事を思い出させてもらいましたよ。
リアリティーを可能な限り徹底した話っぽく、結末も案の定そうなるんだってぇ暗い話なんだけど。
そんな実写故の限界も、アニメならこんな風に超えちゃえるとゆーのを見せられた気になる。
そんな『ガルパン』でした。

プラモデルも意外と売れたのかもしれない。少なくとも拙者はバレー部女子の載っていた日本陸軍の戦車がちょっと欲しくなったよ。
最近のMMは如何程のお値段なんだろうか。ガンプラみたいに3割引なんだろうか(元値が3割乗せて設定されているとも言えるが)。
露助の戦車も良いね。T34とかね。
作りたくさせるところは、まんまとハメられた感があるけど、それくらい戦車同士の対戦は良く出来ていた。
なんでも映画版まで作ったらしく、もしかして今も人気はあるのかもしれない。
出てきた女子の名前は全く覚えてないんだけど、出てきた戦車は概ね分かりました。

で、今はhuluでプライベートライアンを観てます。

ダハックを塗っていて思うのは、筆塗りでこの手の薄い色を塗るのって結構面倒くさいんだなってことと、エアブラシとかあったらこんな手間も無くなるのかなぁということ。

まぁ、やってやれない事も無さそうだし良いんだけどね。

しばらくは放置しておくので、その間は更新とかもしなくて良いかなと。
ちゅうか、次に更新する時はもう完成しました的な報告で良いのかもな。