ジェイクとエルウッドの大人模型部

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GWデビューは 『素モデリング』 でガソダムなどを (ヒュッケバインMK‐Ⅱ 1/144 壽屋)

2008年04月29日 22時21分59秒 | 部活動
前回の記事からどれくらい過ぎたか何ぞは全く興味ありませんが、気が付けばもう黄金週間はすぐソコでないの?

お父さんは今年のGWはもう予定などは立てましたか? 模型造りなんぞであたら大事な時間を無駄になぞせず、ご家族揃って遊びに出ることをオススメしますがね。

自宅警備員連中は親の金で模型作る間あったら近場でバイトでも探しやがれ、ってか就職しやがれってんだよっ、バカったれ(笑)!

つうわけで、どぅも!、社会人として成人ニートだけは好きになれないのがボクです!

生活保護まで受けてるバカ野郎は取りあえず趣味なぞ楽しんでちゃダメでしょ?

まぁ、そんな話はどうでも良いんですが。

さて、仕事柄、平日はテレビをあまり見れないだけに、ほぼ唯一楽しみにしていた金曜夜の 『未来講師めぐる』 が予定回数をクリアーして、終わっちまったよ、トッホッホッ。

フカキョン可愛いわ、周りのメンツは濃いィわで、毎回毎回楽しみだったのによ。

でも、後番組の 『キミ犯人じゃないよね』 もかなり面白い!
要潤良い! 素晴らしい(笑)!!

『亀は意外と速く泳ぐ』 という意味不明なタイトルのスラップスティック映画にも、実に重要且つおいしい役で出てましたわ。
この映画はかなり面白いんで、特に 『時効警察』 ファンは是非観て頂きたいもんですな。

要潤ファンも必見! 今やってるドラマを見るにつけ、 『亀は…』 の要(ヅラ)潤を思い出しては笑えちゃいます。

さて本題。

前回やりましたのは壽屋謹製ビルトビルガー高機動型、1/144であります。

コイツと来たら 『素モデリング』 で十分見栄えが良いんですが、なんか 『手』 だけはちょっと気になったんで、メタルカラーのアイアンで塗りました。このくらいの部分塗装は 『素モデリング』 の許容範囲内っす。

軽く磨いたら後はトップコート吹いて終わりですかな。

まあ後は野となれ山となれ。

長男に弄くり回された上で成仏して頂きたいもんです(笑)。

  

そんな訳で、事前に(つまりは仕事中に)トップコートつや消しを購入。

ついでに、心斎橋に移転した 『まんだらけ』 を思い出し、仕事帰りに立ち寄りました。

ここはキャラクター模型も結構売られていて、モノによってはまあまあ安かったりするんでね。

閉店間際なんで、テキパキ模型が積まれたコーナーに直行。

あるわあるわ、意味不明に高いのから、なるほど安くして当たり前なヤツまで(笑)。

多少箱は傷んじゃいるけど組み立てさえやっちゃえば、箱とかは捨てるしね。要は中身さえちゃんとあれば良いんですよボカァ。

おお、スーパーロボット大戦OGのキットも複数発見!
安いのは無いかと探してたら、 『ヒュッケバインMKⅡ』 という、確か壽屋のHPには無かった珍しい奴を発見!
パッと見はまさしくガン○ムMKⅡみたいな顔と色味のロボットで、何でか知らんがお値段もちょい安め。

素モデリングでパパっとやれそうな、と、考えた瞬間気を失った俺。

ふと正気に戻ったときにはまんだらけの紙袋を下げて、自宅の玄関に立ってましたわ(笑)。

持ち帰ったのはこんな箱→ 

しかしアナタ、こりゃどう見てもガンダ○でしょう? 良いの? 許されるの?

天下の壽屋が、こんなアニマージ以上にバッタチックなの出しちゃって?

良く良く箱を見たら、シリーズのナンバリングが前回購入のビルトビルガー高機動型と大して変わらないくらい近い。

なのに何でHPには載ってないの?

疑問に疑問が上書き保存され、謎が謎を呼ぶ怪しい奴、 『ヒュッケバインMKⅡ』 。

色々事情があるのかしらん。しかしまたしても作るのには無関係なんで気にせずやります、 『素モデリング』 。

切り出したパーツはヤスったり鉋掛けたり、スミ入れしたりも同時にチマチマやっていきましたよ。

因みに鉋は結構マメに掛けといた方が良いですよ。エッジを立たせたほうが良い箇所多いし、あとあと施す縁取り処理の具合は、組み立て時の鉋掛け如何に因りますんで。

色味が紺なんで、ところどころのスミ入れに、また赤の極細ポスカを選びました。

まったく設定無視っすけど、なかなか面白い感じ出てるっしょ?



金色のガンダムマーカーも結構面白いアクセントに使えたりしますんで、お試しください(笑)。

組み立ては、フンドシ辺りのパーツ(K30、31 )だけはやたら脆くて困りましたが、他は特に問題もなく『素モデリング』は恙無く完了。

しかしこのままだと如何にもプラスチックな光沢感で超ガッカリ。

ビルトビルガーのように色使いが派手じゃない分、この光沢感がモッサリ感を上塗りしまくり。

  

かと言って汚しを大袈裟にやらかすようなアイテムやないんで、先ずは適当に手足やらをバラしてつや消しコートを掛けました。

いつもならこれで終わるんですが、艶は消えたがモッサリ感はまだ残ってるっぽい。

どうしたもんかね、このモッサリ感。これではパチモン臭も消せやしないかも?

と、思ったその時ふと、田宮のウェザリングマスターセットにある 『スノー』 が脳みそのその辺あたりにパパっと。

トップコートの乾燥した表面は軽くざらついているから、パステルも乗りやすかったです。

『スノー(NO.Bのセットにあります)』 を付属の専用ブラシに付け、立てたエッジ周りに向けて軽く擦らせると、みるみる縁取りが出てきます。

これ、なかなか様になるんですよ。

スノーっちゅうたら言わゆる 『白』 な訳ですが、ベースが暗色だと、こういう使い方もあるんですな。雪の情景にしか使っちゃイカンとゆう決まりは無いんで、オススメします。

  

今後の模型造りで、また一つ表現の幅を3㍉くらいは安易に広げることができました(笑)。

このテの、スケールが在るんだか無いんだか分からない、どんな場所で使われているのかも不明瞭な 『スーパーロボット』 には、変にリアルな汚しをするよりは、グロスに仕上げたり、こんな感じで仕上げる方が案外良いかも知れませんぞ。

其処彼処にちょっと目立つ合わせ目も在りますが、そこは 『素モデリング』 故の限界という事で、勘弁してください。

多分、ラッカーパテに、成形色に近い色を混ぜたものを使えば合わせ目消しはできそうですが。

今回はその色が無いんで、わざわざ買ってまではやりませんのよ、コストパフォーマンス悪いから。

ボクも大人ですから潔さが大事(笑)。

従ってこれで出来上がりましたよ、ガソダムMKⅡ!
以後は大人模型ヤーは、このヒュッケバインをガソダムと呼ぶように。


ほぼ無塗装で組んで、スミ入れしてつや消しコートすると完成するという 『素モデリング』 っちゅうやり方は、
完成後の見栄えを考えるとアイテムも選ぶもんなんですが、幸いこのスーパーロボット大戦シリーズはどれも色プラの徹底感がかなり良く、
またたとえ素であっても完成度はそれなりに高いので非常に適していると思います。

下手に全塗装を選んだりするとパーツのはめ込みがキツく、いちいち塗膜剥いだりしないと組み上げ出来んし、
マスキングも大変でたまったもんじゃねえや~と言う本音は、腹に収めて口は噤んでおくように。

大人模型ヤーのマナーですんで。

因みに、 『素モデリング』 における必要工具はニッパー、アートナイフ、紙ヤスリ、瞬間接着剤くらいで、スミ入れや小さい箇所の塗装にはマーカー類と、タッチペンマーカー、ポスカの極細くらいですか。後はつや消しコーティングに水性トップコートスプレー缶の 『つや消し』 を使う位なんです。

この缶スプレーは、1アイテムに1本は必要になると思いますが、その他の工具やマーカー類は一度揃えたら、当分は使えますよ。

因みにつや消しコートは、写真ではあまり伝わらんかもしれませんが、実はぶったまげるくらい似非プロ作例の効果絶大です。

試しに少し大きめの画像で見てみましょうか。

左が「Before」、右が「After」です。

 

トップコートは 『素モデリング』 の要潤、と覚えていただきたいもんです。
実際これは自分で実践して確かめんと分からんしね。

スプレー使うには特に技術は要りませんよ。

風通しの良い場所でよく振ったスプレー缶を、近すぎず遠すぎずの位置に構えて(全体に均等に)吹き付け、後はひたすら乾くのを待つだけです(地べたには新聞を敷くとかしといてくださいよ。こんなん常識レベルやからね)。

こうして一度コートしたなら、是非とも追加で挑戦されることをオススメしたいのが、今回試した 『スノー』 によるエッジのクッキリ縁取りです。

これは成形色が暗色でなくても、

例えば赤青黄色などの原色でも効果があると思いますんで(もちろん成形色が白なら全く意味ないぞ、多分。クリーム色なら良いかも)

彼方此方に縁取りをする必要はありませんが、メリハリを付けたい箇所を適当に選んで、お試しください。

上手くやれたら、なかなか良い感じになるもんです。

子供さんも渋々空気を読んでカッコ良いと言っちゃうかもよォ?

まぁこんなことで父の威厳復権には何の役にも立ちませんがな(笑)。

そんなわけでGWにプラデビューを、たとえ気の迷いからでも考えている方々には、まずは 『素モデリング』 デビューからお考えになられることをオススメします。

お子様と一緒にやれたりなんかしたら、ガンプラ一家やないけど、なかなか良い家族サービスの1日になるんじゃないでしょうか?

奥さんにはのんびり横になってもらうかしてね。

チマチマやっても2日もあれば、よほど分を弁えないアイテムを選ばない限りは、完成するはずです。

バンダイのMGなら、ナンバリングが100番辺りのキットはどれも色塗り皆無のアイテムで、おまけにスミ入れできる部位も多々用意されてますしね。

カッコ良く仕上がったら、大人らしく、惜しまずプレゼントしてあげたらいいでしょう。 『こどもの日』 でもあるんだし。

因みにプレゼントした以上は、そのあとそのキットがどんな末路を辿ろうとも、無関心を装える度量は維持しておかれることをオススメします。

所詮はプラ素材(笑)。ロボットごっこ的な扱いで容易に原型を留めない姿に成り下がりますんで。
 
それもまた好し。だって新しいのがまた買えるじゃんか?!


※ スーパーロボット大戦のシリーズをデビュー作にお考えの方に注意事項っす。

アイテムにも因りますが、やたらアチコチ尖ってる所が多いんですよ。

もうピンピンですから!

ズバリ指に普通に刺さりますから。
あまつさえ切れますから、ガキの皮くらいなら。

苦労の末完成した逸品を子供さんに贈るつもりなら、怪我の無きようくれぐれも気をつけてください。

渡す前に尖ったところを丸くするくらいの覚悟をしていただきたいもんです(台無しになるけどな!)。

他人様のお子様まで責任取れないからね。

次回もこのシリーズで『素モデリング』を楽しみたいすなぁ。楽だし。

じゃ、そういうことで。

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3 コメント

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はじめまして。 (コスオルモス)
2008-05-02 01:49:32
はじめまして。コスオルモスと申します。
小さなプラモ製作日記を綴っております。

コトブキヤつながりを辿っていたところ、こちらにたどり着きました。
ビルトビルガー、もといコトブキヤキットの出来は素組みの時点で素晴らしいですよね。私もスパロボキットはあまり作らないのですが、「アーマードコア」や「リアルメカニックシリーズ」を買ったりしています。バンダイ製プラモにはない魅力を感じますし、プラモデルの魅力をさらに広げてくれた企業だと思いました。

もしよろしければ、丙ブログにもいらしてください。お恥ずかしい製作物ばかりですが、どうか少しでもお楽しみいただければ幸いかと存じます。
これからも時を見てこちらに伺わせていただきますね。
それでは宜しくお願いいたします。
返信する
あざーす! (ボク)
2008-05-07 00:21:28
おお、ご丁寧なご挨拶、痛み入ります。

さっそくそちら様にも伺わせていただく次第にございます。
そうですか、壽屋からココに。壽屋も迷惑千万でしょうな(笑)。
アーマードコアがお好きとか! 
私もゲームはしたこと無いけど、壽屋模型はアーマードコアから始まりましたね。

値段は高いかもしれないけど、その分、素モデリングでも時間かかるし、そこそこ手がかかるところが満足感を煽りますな。

今後ともよろしくお願いいたします。
更新はたまにしかやらんのですが(笑)。
返信する
お初にお目にかかります (とある凶鳥の版権問題)
2011-02-16 11:21:09
ビルトビルガーで検索していたらたどり着きましたので。

ヒュッケバインMk-Ⅱってのはもともと「スーパーロボット大戦α」が初出のカトキデザインメカで、「ヒュッケバイン系列」に属する一連の機体郡のうちのひとつなんですよ。

ただ、デザイナーがデザイナーなだけあって「ヒュッケバイン系」の機体は総じて頭中心に某機動戦士そっくりなデザインになってしまったんですね。

それが原因で版権問題に広がったのかは不明としてもかれこれ2007年前後あたりから次々とゲーム・アニメ・プラモデルなどから「ヒュッケバイン」系列の機体が次々に姿を消す異常事態が発生。期待の設定に「バニシングトルーパー」と言う通り名があるとおり設定だけでなく現実にもバニシングしてしまったと言う…。

コトブキヤのサイトから消えてしまったのもそれが原因かと。

ちなみに、現在放送中の「スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター」には事実上現存している唯一のヒュッケバイン系列機「ヒュッケバインEX」が「エクスバイン」と名前を変え顔のツインアイにゴーグルをかぶせて顔つきを変えるなどして登場しているバンプレストの綱渡り。

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