ジェイクとエルウッドの大人模型部

仕事もするけど趣味もやる! 充実した大人ライフを送る、数多の大人模型ヤーの掃き溜め「大人模型部」へ、いらっさい!!

無臭だ (HMM コマンドウルフ Re:パッケージ版)

2020年06月14日 21時33分14秒 | 部活動

あ、さて、


コロナも少し落ち着いてきましたが、かつての生活には戻れない感もある、令和2年の梅雨入り前。


如何お過ごしでしょうか。


随分とお久しぶりの、どうもボクです。


取り立ててご報告するような部活動はしてなかったかと言えば、人知らせずコツコツ部活はやっておりましたが、面倒くさいので御報告はしておりませんでした。


まぁそれはさて置き、久しぶりのご報告はHMMゾイドと言うジャンルでございます。


コマンドウルフ Re:パッケージバージョン


知らぬ間に上場までしたコトブキヤの、上場以前のこのキット、コマンドウルフに武装オプションをてんこ盛りしてパッケージも変更した、なかなかの逸品です。

男子たるもの、こんな形で再販してもらえると、お値段は高い気はするけど、それでも買うぞと言う意気に燃え、胸踊る己を頼もしく感じる限りでございます、というと些か大げさにございます。


とは言えそこは上場前。可動の拡張やら何やらアレコレやる毎に、購入価格に見合う時間潰しができた気持ちになるってもんで、それがコトブキヤ模型への正しい接し方のようにも思える今日この頃。


バンダイ製のガンプラより敷居は高い気もするが、作り始める大体どうにかなるものです。


口はもう少し開いたほうが獣っぽいだろうし、遠吠えするときの姿勢はもっとググッと身体を反らせてほしいと思う。

四肢を開いた時なんかは、しっかり地に足を付けて踏ん張ってるほうがカッコいいじゃない。

細かなモールドもいっぱい入っているから、そこは塗り分けたほうが、やっぱし見栄えも良いじゃない。


なんていろいろ浮かんだあーじゃない、こーじゃないを、あーもこーもしてみました。


似たような事は先達の方々が予め思いついていろいろ手を加えてそれをHPでレクチャーしてくれたりするもんだから、バッチリ勝手に教えを乞うた、とゆーか真似した次第。






コトブキヤと言うと、上場前も後も細かなパーツ分割が売りな気がするボクなんですが、コマンドウルフはそれほど大きなモデルではないので、パーツ数もそこそこ、ただ組み上げるだけならじっくりやっても週末2日もあれば出来たりします。


週末限定部活動にこれ程見合うモチーフもなかなか無いかも。


組み上げるだけならそれで終わるんですが、今回はそこから塗装をしようと。


ただ我が家もシンナー臭には非常に敏感な同居人がいる為、Mrカラーとか使えないし、エアブラシなど以ての外と。

如何にすれば臭と言う臭を排除して快適な塗装タイムをエンジョイ出来るのかと、いろいろ考えてみました。


で、初めての試みですが、ファレホ、使うことにしました。






カラーとしては国産物よりお高かったりするのですが、多用する溶剤とかまで考えると、実は掛かるトータルコストにさほど差がない。

ボークスまで買いに行くのは面倒ですが、一度買ったらこれがなかなか減らないの。

一滴の濃度がググッと濃いし、良く延びるもんだから、一滴あたりで塗れる面積も結構広い。

色によるけど、まぁまぁ隠蔽力もあると。

おまけに臭いも全くしないし、薄めたり筆を洗うのも、薬局で売ってる150円ほどの精製水だけ。

要は、筆と精製水と塗料皿と後はカラーを用意すればそれで終わりな気がしたわけ。

カラーを出すためのパレットはダンボールの切れ端を白い養生テープで覆って自作。

その上にカラーを一滴二滴落として、調色スティックで混ぜて、精製水を少し含めた筆で掬って塗るだけ。

薄く広く面を塗る。これを何度も繰り返すだけ。

基本つや消しで、ムラも目立たないし、乾きもなかなか早い、と個人的にドストライクな塗料を見出してしまいました。

エアブラシを使って塗るのも楽しいっちゃ楽しいんだけど、筆塗りが醸し出す色味とムラは面白過ぎる。

先ずは組み上げたキットを持ってベランダに出て、ラッカー系の黒サフを全身にスプレーする事で下地を作ったら、その上から白だの青だのを、リビングでテレビ見ながら塗ると。


下地に黒サフを吹くのは、本体色が白だとなかなか良い感じに深くなるから。








多分白が大方を占めるガンダムなどにもこのやり方は合う気がいたします。


塗膜が弱いと言う話もあるけど、黒サフが下地だからか、そう簡単には剥がれない。


ファレホは要はアクリル絵の具なので、絵画っぽく塗るもよし、普通に塗りつぶして行くも良し。精製水を上手く使ったり、専用シンナーで薄めたりして、水彩画っぽく塗るもよし、とかなり好きにやれる。

ラッカー塗料より自由な気がするところが個人的にハマりました。


ああ、色塗りってこれだよな、なんて思えてくるもんです。


平筆と細めの面相筆とかあれば、後はちまちま心ゆくまで塗って重ねてまた塗ってが楽しめます。

多分いっぱい塗って行けば、いろいろ新しい発見も出来そうなこの塗料。臭いだなんだのクレームも言われません。

ちまちま塗っては目を凝らし、客観視する為写真を取り、塗り残しや気づきを発見しては、また塗ってみる。


至福のウィークエンドを何度か味わえたのでした。










部分塗装とつや消しスプレーで終わらせていたかつての部活が一回戦の予選敗退レベルなら、ファレホを使った全塗装は一回戦の予選通過レベル。


ボークスさんからは何もいただけやしませんし、あまつさえポイントカードも作っちゃおりませんが、でも推薦。どこの馬の骨とも知れぬボク、推薦。


やるべしファレホ、買うべし精製水。先に塗るべしブラックサフェーサー。


韻を踏んだような、そうでもないような、でも大人模型ヤーな方にはマジオススメのキットとファレホ。


変わった塗り方や調色など編み出したらば即、ボクにも教えてください。


いやいや、数年ぶりの生存報告でした。


まぁ、相も変わらず、という事で。